自分のハネムーンはまだだけど。


義妹のハネムーンに付いて行きました。
私自身のハネムーンは…、
ヨーロッパに行きたいのでお金たまるまでもうちょっと待ってるところです。


さて、そもそも人のハネムーンに付いて行くなんて、私の主義に反します。
何度も言ったんです。
ネムーンは、2人のロマンティックな思い出になるべきだから、2人きりで行った方がいいよって。


あんまり色々書くと、誤解されてもいけないので、簡潔に書きたいと思いますが…
できるかな。


これは悪口でも、褒めているわけでもないのですが、
スリランカという国は過保護です。
良くも悪くも過保護です。
日本人からみると、子供はいつまでたっても、
30歳40歳になっても、
赤ちゃん扱いされているように見えます。
日本人からすると、「とっくに親子の立場逆転していい頃だろう」って思っちゃいます。
最初はこの家族だけなのかなって思ったのですが、
どうやらそれが標準のようです。
親は死ぬまで子供を王様かなんかのように扱うんですねー。
すごく愛に満ちていて、いいなって思うこともあれば、若干引くこともあるそんな文化なのですが、
これ以上は上手く説明できそうにないので、今日の所はこの辺で。


今回の新婚さんも2人とも私より年上で立派な大人なんですが、
上記のような事情で育っていることもあり、
彼らだけで旅行にやるのは色々心配だと。
本人達もちょっと不安だと。
そもそも2人だけで行って間が持たなかったらどうしようとか言ってて、そんなの夫婦になるんだから頼むよ〜って感じなんですが、
家族みんな、及び本人達からの強い希望により、
私とだんなちゃんが旅をエスコートすることになったのです。


まあ、行くと決まったからには楽しまなければね。


行き先は!スリランカの南の聖地KATARAGAMA!!


この地に住むカタラガマ神はどんな願いも叶えてくれるとってもパワフルな神様なのです。
それが悪事であってもかなえてくれるとか。
だからこの神様の人気はすごくて、島中の人がこの地に集まってくるらしいです。
しかもこの神様、宗教の壁を越えていて、もともとはヒンドゥーの神らしいんですが、どんな宗教の人も参拝にくると。
ウケるのが、この神様の神殿のすぐ横に大きな仏教のお寺が建てられていて、
仏教徒は大抵最初にこのお寺に参ってから、カタラガマ神のところへ行くそうです。
だんなちゃんが
「自分がカタラガマ神だったら、先に違う神様のところに行って来た人の願いなんか叶えてあげない」
って言ってましたが、確かにちょっと失礼な話ですよね。

数ヶ月前に完成したスリランカ初の高速道路に乗って行きました。
びっくりするくらいすいていて、まるでこの世には私達の車しか存在しないみたいでした。
たぶん、お金を払って道路を利用しようと思う所得階級の人が少ないんだと思います。
日本だったら高速道路のサービスエリアに寄るのが私の楽しみですが、
そんなものは勿論ないので、代わりにとってもきれいな景色を楽しみました。


さて、注目のカタラガマ様、
なんと24時間営業だそうです。
コンビニすらないこのスリランカで24時間営業!!
それは確かに凄そうだ。
ホテルにチェックイン後、日が落ちてから参拝に行きました。

こんなところで、お供物のフルーツを買って、プージャーと呼ばれる礼拝の儀式に参加するのです。
フルーツ盛を神様に捧げるなんて日本でもやるやるーっとはりきって神殿の人に渡そうとしたら、
渡す直前にだんなちゃんがそのフルーツ盛にお札をはさんで、
なるほどこうやっておさい銭付きで渡すのねっと思っていたら、
なんと
なんと
なんと
数秒後にフルーツ盛のお皿を返されたよ。
びっくりしたよ。
見たらお札だけ抜いてあったよ。
なるほど、神様事情も色々違うのねー。
フルーツ盛のお皿は、帰り道で食べたりするらしいんだけど、
だんなちゃんはそのフルーツの衛生状態を疑っていて、
捨ててしまえとおっしゃった。
捨てるのももったいないなーっとためらっていたら、
そこに一人の女性がいて
「捨てないで食べなさいよー」みたいなことを言っていたので、
フルーツ盛は彼女に差し上げることで一件落着した。

ここが神殿への入り口。ここから先は土足厳禁。

↑Kawadiと言われるダンス。
狂ってるように見えるダンスだけど礼拝の一部らしい。
私も踊るようにだんなちゃんに強く勧められて、
勧めるだけ勧めて自分は踊らないところがわかってないなっていつも思うけど、
踊るの好きだから結局踊った私。
おばけのような写真がとれた。

この踊りのあと、
「踊ってるところ見ましたー」的に話しかけられたりするようになり、一躍有名人に。

ココナッツに火をつけて、
祈りながらココナッツを投げつけて破壊する儀式。

一通りやって、楽しかった。

この旅の続きはまだあるので、
またね〜。