3D小説 岡田アユミ

2013-05-02

Scene10 01:50〜 4/4


 私の町。よく遊んだ公園も正確に再現されている。
 私は、このジオラマを見たことがあった。これは公民館の2階にひっそりと飾られていた。彼と2人、並んで見た。
 どうして?
 私の町が、トレインマンに関係しているの?
 そんなはずない。嫌な思い出もあるけれど、でもあそこは、トレインマンなんて非現実的な怪物とは真逆の場所だ。現実的で、のどかな場所だ。
 どうして――
「どうして?」
 背後から、声が聞こえた。
 澄んだ、どこか冷たい、女性の声だった。
「どうして貴女が、パスワードを知っているの?」
 振り返る。
 そこには、背の高い女性が立っていた。
 あの特徴的な制服から、地味なスーツに着替えている。でも、間違いない。
 夜道で銃を構えた女性警官が、そこにいた。


To be continued


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