3D小説 岡田アユミ

2013-05-05

Scene33 1/3


「黒崎くん」
 私は、彼に呼びかける。
 そこにいるのは黒崎くんだ。
 何もわからなくても、ハートのペンダントが教えてくれる。
 奇跡が当たり前になって、もう、私は間違えない。
「黒崎くん、だよね」
 決まっていた。
 他にはあり得ない。
 今まで、どうして気がつかなかったのだろう? 鈍くて嫌になる。
 会いたかった。ずっと。何をしていたの? どこにいたの? どうして、銃なんて持ってるの?
 こんな形でさえ、再会は嬉しい。
 純粋に、ただ嬉しい。

 なのに彼は、足元の銃を拾って。
 背を向けて、歩き出した。


back← 全編 →next
back← 岡田 →next



















. 

スパム対策のためのダミーです。もし見えても何も入力しないでください
ゲスト


画像認証