3D小説 岡田アユミ

2013-05-05

Scene33 3/3


 走る。
 走る。
 鼓動より速く。
 走る。
 ベレットに手をかけた彼の背中の真ん前で、ハートを握ったまま、拳を振り上げる。
 彼が、振り向いた。
 ――黒崎くん。
 目の前に、彼の顔があった。
 それで、なんにもできなくなった。


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