3D小説 岡田アユミ

2013-05-07

Chips - no.39「黒いペンダント」


 岡田が大切にしていたペンダント。
 彼女はそれを、10年前の約束をした日から、肌身離さず持っていた。
 学校にも鞄にひそませて、こっそりと持っていった。
 そのペンダントと、あの公園で交わした約束だけが、彼女のすべてだった。

 だがあの夜、トレインマンからの逃走中に、不幸にもどこかで失くしてしまった。
 おそらくあの画家と衝突した時だろう。
 そう思うけれど、彼女一人では、取り戻すことができなかった。。


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