2006-06-07 バクテリア・パラダイス
■講談社の発注書が菌まみれになっています
http://b-chief.org/archives/2006/0605-0332.php
最近お気に入りのマンガ、「もやしもん」に出てくる菌まみれの発注書が講談社から来ているというお話。菌が書類をかもしております。
「もやしもん」は最近読んだ中で一番おもしろかったマンガだ。無駄に詳しい知識に裏打ちされた、バクテリアマンガなんて、読まずにおられまい。うっかりその詳しい話がわかってしまうこともあり(専門はanaerobicな方たちだったが)、かつ、その学生生活がうっかり「あるある〜」状態になってしまうこともあるので、無駄に楽しかったりする。そんな人たち(現役含め)はたくさんいることであろう。
もしかすると、「もやしもん」をきっかけに生物を選択する人もいたりするのかな。自分らの頃は、それが動物のお医者さんだった。なんだか、学科内の人間のほとんどが読んでいたマンガ(男女問わず)で、少数の読んでいない人は大学に入ってから回覧(笑)されていたものを読んでいたりした。
まあ、とはいっても大学には漆原教授も菅原教授も、樹教授もいないのだが、ある意味それより強烈な教授(助教授、助手含め)はいたりするからあなどれない。A研究室の教授とB研究室の教授が仲が悪すぎて、似たような分野(両方、植物生理関係)なのに研究室が遠く離れている(今は知らん)とか、C研究室の助教授が酔っ払って4階から1階に向けて吐いた(うちの学部棟の真ん中は吹き抜け)とか……。いい話がない……。
自分のいた研究室は、元々1つの研究室が2つに分かれてできた研究室で、分かれたもう1方の研究室と一緒に飲み会とかやってたりして仲が良かった。そしたら、いつのまにかそのもう1方の研究室に乗っ取られているらしい(教授がそっちの研究室出身の先生になってるわ)。それ自体は、自分のいた頃から時間の問題だろーな、と思っていたが、思ったより早かったな。おもしろい。
まー、自分はそんな大学の小さい世界が受け付けなくて(そして実験は好きだが、研究はあまり好きでないということにも気付いたので)抜け出したんだが、会社も大して変わらんのだよな。その中でどう生きるのか、というのが重要だ、と遅まきながら気付いたことは就職しての一番の収穫かもしれん。
ちなみに、「もやしもん」を読んで一番うらやましかったのは、やはりバクテリアを見る能力だ。それがあれば、自分の研究は一年で終わった上で、論文書けてたよなあ。だって、コアとってきて、それを経時観察すりゃ終わるんだよー。その上で、裏付け用にいくつか測定すりゃおわるぜ。放射線マーカーいらずだ。うっかり新しいバクテリアも見つけておいて、それを発表すりゃそこそこの地位も得られるでないか。ああ、左団扇の人生が送れそうだ。
- 作者: 石川雅之
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/05
- メディア: コミック
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