2006年12月号

応病与薬【おうびょうよやく】
(意 味: 病気の種類に応じて最も適した
薬を与えること。人に応じて法を説くたとえ。 )

謹啓 
早いものでもう12月(師走)です。
マスクをされた方を多く見かけますが、皆様お元気で
お過ごしでしょうか?平素は格別のお引き立てを賜り、
厚く御礼申し上げます。

つらい風邪をひいてしまう前に上手に予防して、
今年最後の月を乗り切りましょう!と言うことで今月は
予防の為の「鼻うがい」をご紹介します。
風邪予防というと、外から帰ったらうがいをして、
石鹸で手を洗うというのが一般的ですが、最近は「鼻うがい」
がタレントやスポーツ選手の間ではやっています。
通常の「うがい」では届かない喉の奥の雑菌までがきれい
に洗い流される感覚が実感でき、今までに無いスッキリ
感が味わえます。
プールやお風呂でうっかり鼻から水が入ってしまうと、
すごく痛いものです。でも安心してください。
ここでご紹介させていただく鼻うがいは痛くありません。
ぬるま湯に塩をひとつまみ入れよくかき回します。
この時塩を入れすぎると痛くなりますので、
加減しながら入れてください。舐めてみてちょっと塩が
はいっているかな?位の味が目安です。「片方の鼻を指で
押さえて、もう片方の鼻でコップの水を吸って、最後に口
から出す」というのが、よく紹介されているやり方ですが、
初心者にはちょっと難しいように思います。
慣れるまでは、首や胸元までビショビショになってしまい、
うまくなる前に嫌になって断念してしまいます。
初心者向けには、下を向けたり、側面を押すと水が出てくる
ような容器に移し変えて、顔を上に向けながら容器の先を片方
の鼻穴から流し込むという方法が簡単です。
吸ったりせずに、自然に水が鼻から喉に溜まるまで顔を上に
向けたままで待ちます。最後に溜まった水(かなりドロッっとし
ていますが)を吐き出します。
これを両鼻スッキリするまで繰り返してください。
鼻うがいを毎日やれば、風邪をひく確率がかなり減りますし、
風邪の初期ならすぐに良くなります。
皆さんも是非チャレンジしてみてください。

「冬道は急の付く運転は厳禁です。」
スキーシーズンが近づいてきました。
年末年始を利用して、雪景色見ながら温泉につかると
いうのも風情があります。
 冬道では、乾燥路でのすべりやすさを1とすると、
圧雪路で3.2倍、凍結路で5.4倍、つるつる凍結路面で8.0倍と、
平らな場所でも乾燥路面と比べると、3倍から最大で8倍も滑り
やすくなります。停止するときは「滑りやすい」ことを意識し、
かなり手前かブレーキをかけるようにましょう。タイヤチェーンや
スタッドレスタイヤを装着していても、急な運転操作はスリップ事故
を招きます。ハンドル、ブレーキ、アクセル、全ての操作はゆっくり
と丁寧に行い、前車との車間距離を確実にあけましょう。

楽しいスキーや温泉旅行が楽しいまま無事帰ってこれるよう、冬道
の“急”な運転には特に注意しましょう!