No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2008年5月20日 焼肉酒家 傳々

しばらく食べないと、無性に食べたくなるMeatがある。
その一つが傳々のホルモン。
傳々は正肉はそこそこだが、ホルモン系が旨いのだ。
しかし前回、店長に正肉の一番のオススメを聞いて注文したサーロインが素晴らしく旨かった。
しかも、『実はもっとオススメがある』と言って出してきたヒレも最高だったのだ。
傳々の正肉に初めて感動したのも束の間。
お会計時にはとんでもない目にあわされた。
それ以来、傳々には行ってなかったのだが、どうしてもポン酢で食べるあのホルモンが食べたくなってしまった。
久しぶりの店内は相変わらずの活気。
久しぶりのメニューを手にとって、正肉から注文していった。
限定厚切タンを注文すると品切れだと言う。
究極ロースとみすじを注文しても品切れ。
究極系は本当に量が少ないので、すぐに品切れになってしまい、今究極系であるのは、究極カルビと究極ハラミとのこと。
さすがに私もやる気が無くなって『なんにもないじゃん』と店員に怒りをぶつけてしまった。
仕方が無いのでその2品は注文したが。
ホルモン系ではコプチャンも品切れだった。
はっきり言って、通常のメニューに載せている品物を揃えられないようなら店舗なんて増やすべきではないのではないか!?
儲けに走りすぎているこのお店に幻滅しつつ頼んだMeatを待った。
ところが、待てど暮らせど何も出てこないのだ。
店員も声が無駄にでかいだけで、腹が立ってしょうがない。
店員に文句を言って最初に出てきたのはレバ刺し。
これはなかなかの旨さ。
やはり傳々のホルモン系は鮮度がいいと感じた。
タンユッケは出てきてビックリ。
以前と比べると量が極端に少ないのだ。
しかも、以前のような甘みもなく肉質が硬い。
タンユッケも好きなメニューだっただけに残念。
今回初めて頼んだのがハチノス刺し。
これはコクがあってなかなかの一品。
究極ハラミは片面焼きでわさび醤油で食べるのだが、相変わらずまあ旨いといったところ。

究極カルビは脂だらけ。
サシが細かく入っているのではなく、脂が多すぎる。
これで究極というのが全く理解できない。
あまりに腹が立ったので、これのどこが究極なのか店員に聞きそうになってしまった。

メニューに載っていないが、勧められて注文したウチモモは、綺麗なサシが入っていて柔らかいのだが、薄過ぎて旨みをあまり感じない。
他の正肉に比べると旨いが、もうちょっと厚くすれば違うのだろう。

並のハラミも頼んでみたが、これは普通。
言うことも特にない。
ここからホルモン系に移ったが、ホルモン系はやはり旨かった。
まずポン酢で食べるホルモン。
片面焼きで食べるのだが、脂の甘みがたまらない。

そしてミノサンドも旨い。
この2品はお代わりをしてしまった。
上ミノも旨かったのだが、1切れ1切れが小さくて、細切れになっていて食べづらい。
ホルモン系はやはり美味しいのだが、量が少ないのが難点だろう。
この時点で、お腹は全く満たされていなかったが、ご飯系を注文する気も起きず、お会計してしまった。
ここまで気分が盛り上がらずに、逆に腹が立った焼肉も初めてだ。
メディアの露出を増やして、店舗を増やして、傳々はいったいどうなってしまったのだろうか!?
店長はこんな焼肉屋さんを目指していたのだろうか!?