No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2009年1月13日 凛

焼き仲間からの急な誘いで凛へ。
月島に行くなら傳々に行きたかったが、前回の怒りが収まらない焼き仲間に却下されてしまった。
私にとって傳々は、頭にくるがたまに行きたくなってしまうお店なのだ。
話は凛に戻るが、久しぶりに会うおばちゃんに挨拶をして店内に。
レバ刺しは、年末にスタミナ苑で食べたレバ刺しには及ばないがなかなか旨い。
いつも頼む鴨つくねはやっぱり旨い。
この1本が凛で焼いている実感を与えてくれる。

上タンは見た目でちょっとがっかり。
綺麗なピンク色は少なく、若干赤みが強い。
タン元じゃないなぁ〜。
気を取り直して焼いてみるも、やはり若干硬めの印象。
ちなみに焼きに失敗はなかった事を付け加えておこう。
凛の代名詞とも言える上タンで満足できなかったことは非常に残念。


上ハラミは、前回と比べると若干見劣りするが、それでも旨みは十分だろう。
やはりタレより塩ダレが旨い。

上カルビは綺麗な網状のサシが入っている。
三角バラを使用しているようだ。
これがかなりの旨さ。
脂の甘みがあり、厚さが若干あるにもかかわらず、程よい蕩け具合である。

ホルモン系は上ミノと塩ホルモンを食べたが、上ミノは若干硬め。
追加注文を考えていると、おばちゃんがサービスしてくれるとのこと。
選んだのは特選ハラミとミスジ
特選ハラミは先日のくにもとの特選ハラミには及ばないが、細かなサシが入った美しい姿。
しっかり焼き上げた特選ハラミはさすがに上ハラミとは違う。
肉繊維から溢れる大量の肉汁に大満足した。

ミスジはかなりの大判で、若干厚め。
このサイズは去勢であろうか。
こちらは若干熟成の足りないような印象を受けたが、それでも十分旨かった。


全体的に肉質のレベルはトップクラスとはいかないし、凛の代名詞とも言える上タンのレベルの低下に若干寂しさを感じるが、おばちゃんのサービスには大きな感謝である。