No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2009年6月18日 くにもと 本店

今回、9割は"くにもと"の代名詞である赤身を堪能するため、1割は100年に1度の金融危機の影響(涙)のため、初めて"上出来"を注文した。
赤身刺しはいつも通り赤身自体の甘みがしっかりしていて旨い。
これで500円というのが信じられない。

久しぶりに頼んだのがくにもとユッケ。
他のお店と違って、刺身のようなカットなのだが、これがまた旨いのだ。
タレの味付けも私好み。

"上出来"の内容はこんな感じ。
塩系
 ハラミ
 肩ロース
 バラ
タレ系
 バラ
 モモ
 肩ロース
 ランプ
どれもしっかりとした旨みがある。
目利きと熟成、カット全てが熟練した職人の成せる技であろう。
特に旨かったのはモモとランプ。
この凝縮した旨みが、くにもとの真髄を感じさせてくれる。

追加注文時に、特選にいってしまいそうな気持ちを必死に抑えて注文したのいは切り落とし大盛り。
久しぶりに食べたが、この切り落としは形は悪いが、本当に旨い。
くにもとらしい一皿である。

上肩ロースは、噛み締めると溢れる旨みはあるが、それほど強烈でもない。
値段と比べると少し残念な一皿。

上イチボは今回No.1の旨さ。
何といっても芳醇な香りと甘さが際立っている。
これぞくにもとの赤身である。

上バラは盛合せのバラとは比べ物にならない旨さ。
やはりバラは脂の旨さだなぁ。

上ハラミもまた盛合せのハラミとの違いが歴然。
噛み千切るとほとばしる肉汁に火傷しそうになりながらも、皆笑顔だ。
文句なしに旨い。

〆に冷麺を食べてしまったが、前日の房家とは天と地の差が・・・。
やはり冷麺もくにもとに限る。