No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2009年7月10日 よろにく

仕事が終わらなくて予定していた焼肉に行けないとは、私はなんと情けない男であろうか。
7月9日は金竜山を欠席するという醜態をさらしてしまった。
この汚名は翌日のよろにくで挽回するしかない。
万全を期して、会社を出たのは17時10分。
開始の19時まで、しっかりと焼きのイメージトレーニングを怠らない。
結果的から言えば、イメージトレーニングを遥かに上回るMeatにノックアウトされてしまうのだが。
刺身系は肩バラの手毬寿司、三角バラの炙りの握り、ユッケ。
三角バラの炙りの握りの甘みは本当に素晴らしい。
私の大好きなタテバラの握りと食べ比べしてみたいものだ。

焼きはハツから。
サクサクとした食感と独特の旨み、ハツ好きになったのは間違いなくよろにくの影響である。

タン元は、サクッと噛み切った断面から綺麗なピンク色が見える。
そして、噛む毎にピンクの肉片から恐ろしくジューシーな旨みが溢れてくる。

大振りなハラミは網の端でじっくりと片面を焼き上げ、肉汁が浮き上がったところでかぶりつく。
この厚さでハラミの片面焼きは初めてだが、いつもの食感と一味違う。
しっかりした肉繊維から最高の旨みが口の中に広がる。
まさにお肉を食べていると言った感じ。


イチボも片面焼きで食べたが、この浮き上がった肉汁の旨いこと!
絶妙な塩ダレの味付けで、更に旨みが際立つ。

肩バラもしっかりとした旨さ。

前回印象な旨さだったカタサンカクが今回もかなり大判。
まさにカタサンカクステーキと呼ぶに相応しい。
素晴らしい食感と旨み。
これほどのカタサンカクはよろにく以外では食べたことがない。

実は今回一番の驚きがランプ。
しっかりと熟成された赤身の旨さを一番味わえるのはくにもとだと思っていたのだが、今回のよろにくのランプはくにもとと同じレベルである。
熟成された風味、深い味わいが素晴らしく、恐ろしく旨い。
くにもと以外で、この旨さを体感できるとは・・・。

シンシンはしっとりとして、上品な赤身の旨さが印象的。

ここからは私の大好きな部位へ突入して、薄切りタレのシャトーブリアンミスジ、薄切りタレのサーロイン。
どれもこれも本当に旨い。
最高のお肉を最高の食べ方で堪能する。



正肉最後は厚切りの肩芯。
ニンニクチップと一緒にパクリとすると、ふぉ〜旨い。
細切り野菜と一緒にポン酢でパクリとしても、はぁ〜幸せ。

最後はコプチャンとミノ。
今回は全体的に新しい食べ方で頂いたものが多かったが、どれも本当に旨く、新鮮な驚きを覚えた。
来る度に思う、よろにくを超えるお店はどこかにあるのだろうか。