No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2016年6月13日 和牛焼肉 KIM

焼肉屋さんと一緒に焼肉を食べる。
しかもその焼肉屋さんで。
この日はオーナーの金さんと料理長の吉田さんと一緒に"キム"の全てを堪能する会。
最初の前菜はミスジと肩三角の炙り。
素材そのものの旨さを燻製塩が更に引き立ててくれる。


直火で炙られたザブトンはしっかりと冷やされ、サシの甘みがぐっと押し寄せる。
バルサミコ酢ベースのタレとの相性も良い。


冷製の前菜3品目は頬肉の橙ジュレかけ。

冷えた胃袋を一気に暖めてくれたのが脛肉で出汁を取ったコンソメと頬肉のグラタン。
濃厚な脛肉の旨みが溶け込んだコンソメが一口ごとに幸せを与えてくれる。


カイノミの塊のまま豪快に焼き上げる。

吉田さんの洋食のスキルが詰め込まれたのがハンバーグ。
粗挽きのハラミをメインにして、フィレミニヨンを繋ぎにするという贅沢なもの。
肉々しい食感の中に滑らかさが溶け込む素晴らしさ。
とにかく肉の旨さが際立っている。



内モモと肩三角は厚切りで。
焼き上がり後はハサミで切り分け、卵黄の醤油漬けで食べるとより旨みがはっきりと浮き上がる。




内モモのカブリを使ったシュニッツェルは、ソースとのバランスが完璧。

細かなサシは散りばめられた肩芯は、溶ける食感と同時に上品で滑らかな甘みが舌の上で広がる。


"キム"の楽しみの一つはバンズまで手作りのハンバーガー。
この日は贅沢なヒレハンバーガーでジャンボマッシュルームや玉ねぎが一緒に挟まれている。
小麦の旨さとヒレの香り・旨みがぎっしりと詰まった最高のハンバーガー。


巻きはサシのインパクトが強く、焼肉の王道をいく。


〆はコプチャン鍋。


そして手打ち?手削りの刀削麺も。

なんとデザートまで手作りでパンケーキ。

料理長である吉田さんの経験とセンスが存分に盛り込まれたお任せコース。
吉田さん本人も一緒に食べてご満悦の様子(笑)
唯一無二という言葉が似合うスペシャル。