No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2016年6月15日 代官山 焼肉かねこ

最近同席させてもいらうことがちょこちょこある焼肉に精通したメンバーで"かねこ"。
こういったメンバーにこそ食べてもらいたい焼肉があるから。


シンシンを使ったこの日のローストビーフも滋味深い味わい。
舌の上で広がる肉の味が何とも上品。

盛り合わせの塩系は肩バラとリブ芯の2種類。
薄切りの肩バラはサシが一気に溶けるが、そこには肉の味が乗っている。

薄切りの肩バラに対してリブ芯は厚切り。
噛んだ瞬間に中から肉汁が溢れ出す。


"くにもと"で8年修業して独立した"かねこ"の真骨頂はタレ。
このタレで味わえるのはサーロイン、シンシン、ヒレ、クリノミ。
上品で甘みが強いサーロインは、タレとのマッチングが最高。
肉の旨みとタレの旨みが相乗効果をもたらす。


シンシンはしっとりとして、芳醇な香りを伝える。

柔らかいだけでなく、肉の味が強いのがヒレ
タレを吸ったヒレは、肉汁とタレを使って焼肉の極みを教えてくれる。


そしてクリノミ。
肉の味が一番濃かったのがこのクリノミ。
薄切りとは思えないボリュームもある。

追加でオーダーした切り落としはコリアン風の味付けで。

〆は冷麺。

日によって違うが、この日はローストビーフ以外全て田村牛。
最高の素材を更に際立たせる技術によって、最高峰の焼肉が作り上げられている。