No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2017年9月15日 焼肉 しみず

1週間ちょい前に"しみず"で食べた純但馬血統の田村牛があまりに旨すぎた。
あれを食べてから、日々落ち着かないほどに旨すぎた。
日程調整に奔走して、やっともう一度あれと再会する機会に恵まれた。


リブロースをグル剥きにしてもらい、リブ芯とリブ巻きに分けてもらう。
分厚いリブ芯は噛むずに蕩けるような軟弱さはなく、噛み締めることで蓄え込んだ旨みを放出する。
ぐっとぐっと咀嚼するごとに歯茎を伝わり口の中に広がる旨みの濃さは純但馬の中でも飛び抜けている。





リブ芯よりもサシの入ったリブ巻きだが、脂のインパクトは強くなく、肉そのものの深い味わいが一気に押し寄せる。
プリプリとした極上の巻きだけにある最高の食感。



この日はハラミも文句のつけようがない極上の品質。
野性味もあるのだが、もっと洗練されたフレッシュで研ぎ澄まされた味わいがある。

〆はハヤシライス。
こんな肉を使っているのだから旨くて当然。
反則である。