No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2017年3月21日 炭火焼肉 なかはら

タン、ハラミ、サーロイン、ミスジ等々、他の焼肉屋でもよく見かける部位である。
もう希少部位が食べれるだけで喜ぶ時代は終わった。
これからはより本物が歓迎される時代になってきている。
名前は同じ部位でも、その中身は違う。
当たり前である。
店主・中原さんが拘り抜いて仕入れる牛肉は極上の中の極上。
脂が溶けるだけの和牛ではなく、肉本来の味がぐっと舌を押す牛肉というものを”なかはら”では食べる事が出来る。
牛肉の状態もお店によってマチマチだ。
水っぽかったり、味が抜けていたり、変色していたり、臭みが出ていたり。
しかし”なかはら”では程よく水分が抜け、旨みがピークに達した状態でのみ供される。
カットも全く違う。
余分な筋や脂など食感を妨げる部分は全て削ぎ落とし、部位の良さが存分に発揮されるようなカットが施される。
とにかく同じ名前の部位であっても、”なかはら”のそれは全く別物なのだ。
コンビーフ
当たり前だが缶詰で売られているコンビーフとは別物。

握り
炙りと生の握りにトロタク。




幻のタン
「幻」という冠に恥じない最高のタン。
甘みと香りのバランスが素晴らしい。



サーロイン
一般的に世の中に出回っているサーロインとは全くの別物。


ガリ
ぷりぷりとした弾力とスッキリとした旨みがある。



ハラミ
ガリよりもジューシーで力強い旨み。


シンシン
計算し尽くされた厚さ故感じる見事な甘み。


ミスジ
ツルッとした滑らかな舌触り。

シンタマのカブリ
嫌な硬さがなく、塩ダレが程よく肉の味を引き立てる。

肩三角
厚切りでも食べてみたくなる味わい。

友三角の刺身
肌理が粗くなりがちな友三角だが、驚くほど滑らか。

ヒレカツサンド
〆に出してくれた極上のヒレカツサンド。
肉の旨さは言うまでもなく、全体的なバランスが凄みを感じさせる。