Baatarismの溜息通信

政治や経済を中心にいろんなことを場当たり的に論じるブログ。

リフレ派は世間で理解されてるのか?

 日本のブログで論壇的に興味深いものとして、経済に対する見方の特定集団である通称のリフレ派・インタゲ派の存在に注目しています。これらの知的な水準は従来の論壇以上であり、また論壇的な人も加わっているのでが、私の見る限り、実質的な経済政策への影響を持ちません。社会に広く関係する問題でありながら、ブログを活用しているのに社会全体への影響すら持っていないかのようです。リフレ派のようなブログで生息する独自な知的な集団・論壇というのが、今後どうなっていくのかはブログと論壇を考える上で指針になるでしょう。結果的に、社会という読み手とルサンチマン化した知的な対立の戯画の類型に終わってしまうかもしれませんが。


ブログと論壇誌メモ - finalventの日記

俺は2002年ぐらいから構造改革主義に疑念を持ち始めてリフレ派に強く肩入れするようになったんだけど、俺の周りの、本を読まない連中が最近リフレ派に転向し始めた。もちろん、小さなサークルに過ぎないが、徐々に、「俺たちの世代に人生を返せ」という動きになりつつある。この辺は功成り名を遂げた老人にはわかりにくい部分だろう。


http://d.hatena.ne.jp/aestacao_do_man/20061012#1160623148

実際のところ、リフレ派の認識って世間一般に理解されつつあるのか、それとも相変わらず構造改革主義が世間では幅をきかせているのか、どっちなんでしょうね?
安倍政権は小泉政権よりもリフレ派に理解を示す人が多そうな感じですが、世間や民衆のレベルだとどっちなのかもう一つよく分からないですね。