『バックラッシュ!』発売記念キャンペーン跡地 このページをアンテナに追加 RSSフィード

本サイトは双風舎から2006年6月に発売された単行本『バックラッシュ!〜なぜジェンダーフリーは叩かれたのか〜』のキャンペーンブログとして設置され、5月24日〜7月31日までのあいだ毎日更新で、さまざまな企画をお届けしました。担当は「荻上式BLOG」(当時は「成城トランスカレッジ!」)の chiki と「macska dot org」の macska です。『バックラッシュ!』のご購入はこちらから。キャンペーンブログは一旦更新終了しましたが、もしかしたら追加コンテンツあるかも。

2006-07-18

[] 『デビューボの泉』第八回 : 正論、僕の世界観を守って!

 あなたに向けられた憎しみを微笑みへと変えてくれる『デビューボの泉』へようこそ。これまで多くの先生方にご登場いただきましたが、その先生方に貴重な紙面を提供しているのが産経新聞社+扶桑社タッグのオピニオン雑誌『正論』です。『正論』ではここ数年間、ほぼ毎月のようにデビューボな記事を掲載し続けてくださっているので、今回は全タイトルをチェックしていきたいと思います。インパクトを強調したいため、あえて「刺身」で味わっていただきましょう。なお、「chikiはこれを全部読んだんだなぁ」と呆れながら読むと、効果も倍増でオススメです。

  • 林道義「構造改革論議に潜む家族破壊の罠 八代尚宏氏の“人間を忘れた経済学”を批判する」02年05月号
  • 高橋史郎「非常事態に陥った日本 自治体と教育現場で進行する文化大革命」02年08月号
  • 林道義「男女平等に隠された革命戦略 家族・道徳解体思想の背後に蠢くもの」02年08月号

 日本で改革=革命が進行している。止めねばならん! 今から『正論』がそれを暴きますぞ! というわけで、この頃から毎月のように、フェミニズム批判が展開されだします。わくわくです。

  • エドワーズ博美「脱・家族崩壊社会への胎動 フェミニズムの害に目覚めたアメリカリポート」02年10月号

 まずは、早くもデビューボという名言が誕生します。クオリティ高いですね。なお、本文については一応macskaが言及しているのでご覧ください。

  • 岡本明子「目指すは全体主義国家!? 内閣府共同参画会議の恐るべき戦略」02年10月号
  • 高市早苗・木村貴志「男らしさ・女らしさは否定されるべきなのか」02年10月号
  • 山口敏昭「快挙!社会良識を守る男女共同参画条例制定 「男・女らしさ」「家族尊重」を望んだ宇部市民の勝利」02年10月号
  • 山谷えり子・八木秀次「反フェミニズム対談 国家・社会規範・家族の解体に税金を使うな!」03年01月号

 既にお気づきのとおり、一連のネガティブキャンペーンは、基本的には「反体制」というスタンスにたっています。若い頃の血がうずくのかなんなのか分かりませんが、「!」がやたらと目立ちます。元気ですね。

  • 中川八洋「両性具有への人間改造 ジェンダー・フリー教育の正体」03年02月号
  • 高橋史郎「理想はフリーセックス・同性愛! 過激な性教育の背景を暴く」03年04月号
  • 小島新一「これは本気だぞ 男女平等教育の真の狙いは革命にあり」03年04月号

 先生方は本気です。

  • 新田均「あの上野千鶴子女史も仰天! 全国一ひどい桑名市のジェンダー条例」03年04月号
  • 山谷えり子・高橋史郎・長田安司「家族が危ない! 国自ら国を滅ぼす子育て支援策の大愚」03年05月号
  • 高橋史郎「相次ぐ過激な男女共同参画条例制定 家族解体伝統破壊へと暴走する自治体」03年07月号

 先生方は政治に熱心です。

  • 粕淵由紀子「フェミナチ(フェミ原理主義者)の再攻勢が始まった」03年08月号
  • 田中英道「日本のメディアを支配する隠れマルクス主義 フランクフルト学派とは」03年08月号

 不都合なものは、とりあえず「原理主義」とか「隠れマルクス主義」とか言っておきましょう。内容を飛ばし読みしても、フレーズだけで身体反応できる瞬発力を磨いてあげるのが大事です。

  • 土屋たかゆき「ここまできた性教育 アダルトグッズが乱舞する教室」03年09月号

 ポルターガイストじゃ。天狗じゃ、天狗の仕業じゃ!

  • 林道義・高橋史郎「フェミニズムへの反論決定版 良識の包囲網にボロを出し始めたジェンダーフリー論者たち」03年11月号
  • 野牧雅子「過激性教育の伝道者たちよ、そんなに批判が怖いのか!」03年12月号

 敵は逃げ出したぞ。「良識」と言う名のレッテルで、追い込め追い込め。言い訳なんて、聞くものか。

  • 石井公一郎「ジェンダーフリーの元祖はやっぱりマルクスとエンゲルス」04年02月号

 「やっぱり」がポイントです。

  • 神野吉弘「アダルトグッズ店長を招いた品川区シンポの非常識 男女別トイレは暴力?」04年05月号
  • 山口敏昭「フェミニズム条例を一掃しよう!」04年06月号
  • 山谷えり子・マークス寿子・富田和巳・川島隆太「脳科学が証明した家庭教育と父性・母性の重要性」04年07月号
  • 新田均「レイプや近親相姦は当たり前!? 子供達に過激な性教育を注ぎ込んでいるのは誰か」04年07月号

 想像力が枯渇してきた論点が一通り出尽くした観があるので、色々な小ネタが登場してきました。

  • 増谷満「闘いはこれからだ! ネット言論にみるフェミニズムの横暴」04年09月号

 「フェミナチを監視する掲示板」の管理人さんも寄稿。みんなで連帯じゃ〜。

  • 林道義「フェミ・ファシズムの無法をあばく 魑魅魍魎の世界「東京都荒川区」の真相」04年09月号
  • 山谷えり子・長谷川三千子「少子化・負け犬時代に女の矜持を語る」04年10月号
  • 千葉展正「これは怖い 教科書黒書ジェンダーフリー版」04年12月号 
  • 新田均「やっぱり常識が勝った! 上野千鶴子女史が激賞したジェンダーフリー条例失効の顛末」05年01月号

 敵は魑魅魍魎、こっちは常識。これ王道なり。

  • 八木秀次「嘘から始まったジェンダーフリー 『ブレンダと呼ばれた少年』が物語る“性差”の真実」05年02月号

 「新しい歴史」を作って多くの人の驚きを集めた論文。さすがはヤギ染色体…じゃなかった、Y染色体説の人、視点が違う。

  • 光原正「フェミニズム世界革命を阻止せよ1 過激派操る「国連」に騙された日本の男女共同参画」05年03月号
  • 長谷川三千子「ホントは怖いフェミコード」05年03月号
  • 野牧雅子「日教組のジェンダーフリー隠しと現場の暴走」05年03月号
  • 林道義「ソフト路線に転じたフェミニズムの新たな罠 はっきり言おう! どんなに衣装を替えようともその正体は共産主義の亜種である」05年05月号
  • 光原正「フェミニズム世界革命を阻止せよ2 アメリカ「10年戦争」の教訓は無視された」05年06月号
  • 千葉展正「教科書は国民の手に取り戻せたか ジェンダーフリー隠しに手を貸す文科省」05年06月号
  • 野牧雅子「性教育の伝道者のTVデタラメ発言に反論する」05年07月号
  • 光原正「フェミニズム世界革命を阻止せよ3 「男女共同参画」その欺瞞の系譜とレトリック」05年09月号
  • 山谷えり子・中條高徳「経済界も注目! 男女共同参画の欺瞞と驚愕の性教育」05年10月号
  • 桜井裕子「セックスアニマル育てる性器・性交教育の実態」05年11月号
  • 桜井裕子「猪口さん、ジェンダーフリー推進の旗を降ろして」05年12月号

 論点は出尽くしたし、コネタも出尽くしたけど、もうすぐ男女共同参画基本計画が改定される時期だったので、議論をさらにもう一周させています。さすが『正論』、大人の知恵が働きまくりです。10万部売れる人気度は伊達じゃない。タイトルだけでこれほどの威力、というわけで特別に『正論』自体に92デビューボ差し上げたいと思います。おめでとうございまーす。


 さて、「デビューボの泉」も残すところあと一回となりました。次回はいよいよ、デビューボロボの発進だ!(ウソ)

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