ビーケーワンより


岩波書店 『バルトと記号の帝国』 ピーター・P・トリフォナス/志渡岡理恵訳 7/- \1,575 

講談社 『西洋の哲学・東洋の思想』 小坂国継 7/- \1,995 
講談社 『青銅の悲劇 瀕死の王』 笠井潔 7/- \2,100 
講談社 『小説 RD 潜脳調査室』 秋田禎信/士郎正宗原作 7/- \1,575 

:新潮社 『ディスコ探偵水曜日 上』 舞城王太郎 7/- \2,310 
:新潮社 『ディスコ探偵水曜日 下』 舞城王太郎 7/- \1,785 
:新潮社 『われらが歌う時 上』 リチャード・パワーズ/高吉一郎訳 7/- \3,360 
:新潮社 『われらが歌う時 下』 リチャード・パワーズ/高吉一郎訳 7/- \3,465 

水声社 『フロベール伝』 アンリ・トロワイヤ/市川裕見子・他訳 6/- \4,200 

中央公論新社 『必要になったら電話をかけて』 レイモンド・カーヴァー/村上春樹訳 7/- \1,155 

東京創元社 『乱歩の軌跡 父の貼雑帖から』 平井隆太郎 7/- \4,515 
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    ▼ ^∀▼ リチャード・パワーズキタ━━━━━━━━━!
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で、エルモア・レナード『身元不明者89号』を存分に楽しんだので『キャット・チェイサー』『マイアミ欲望海岸』『五万二千ドルの罠』といったあたりを発掘してさあ読もう読もう…というところでふと目に止まった記事が気にかかってしまい、ハインラインの短篇集(未来史3冊+傑作集4冊)と新装版『銀河市民』を読み始めてしまう。偏愛するハインライン像というのは、抜群のアイデアストーリーとしての短篇と傑作ジュヴナイル群を書いたその姿であって、正直それ以外の巷で言われている代表作の数々にはほとんど愛着がないといっても過言ではない。「メジャー是即チ仮想的ナリ」と鼻息の荒かった若造の蒙を啓いてくれた『ラモックス』『ルナ・ゲートの彼方』はまぎれもなくマイ・オールタイム・フェヴァリット。

e-honもうすぐ出る本の予約より


:新潮社 『ふくろう女の美容室』 テス・ギャラガー/橋本博美訳 7/31 \1,995 

中央公論新社 『美人料理』 南條竹則 7/25 \1,890 ((中華料理を味わう楽しみは、食材の多様さと調理法の複雑さ、そして典雅なネーミングにある。美食の喜びを満喫させるエッセイ集))

ハインラインと平行して、このたび文庫化された北上次郎『冒険小説論』も読む。ミステリマガジン連載時に舐めるように読んでいたこれは、まとめて読んでみると「冒険小説」というジャンルをまるでプロファイリングしていくかのような、一種の伝記小説と呼んでもいいんじゃないかと思ってしまうくらい興奮できる。