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弁護士 Barl-Karthによる peace-loving 日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2010-02-25

可視化への疑問(山下幸夫先生へ) 23:49 可視化への疑問(山下幸夫先生へ)を含むブックマーク 可視化への疑問(山下幸夫先生へ)のブックマークコメント

「取調の可視化」「取調の全面的可視化」と言われています。

 山下先生とツイッターで話したとおり,私は,「可視化」「全面的可視化」には,残念ながら,本質的に賛成できないのです。

 現在の捜査構造はどうでしょうか?

 原告(捜査側)が自分の家に被告を閉じ込めているわけです。被告自分の家に監禁した上で,「俺の家にある取調室に来い」と言われたら,行くしかないですよね。たとえ,原告から「俺の家の取調室に来るかどうか,あくまでも君の自由だよ」と言われても,被告は困ってしまうでしょう。

 原告は,「原告の家の中の<留置室>」に閉じ込められ,留置管理官の温情により,ご飯を食べ,時々たばこを吸わせてもらえるのです。そして,取調官から,なだめられたり,教訓を垂れられたり,褒められたりして,「請求原因事実を認めませんか? まぁ,強制ではないですけどね」と慇懃な調子で被告を尋問するわけです。

 これが,「現実の捜査の構造」です。このような捜査の構造を変えない限り,「取調を可視化」しても,余り意味がないことのように思えます。たとえ,「全面的可視化」であってもです。

 <「被告原告の家の狭い一室にに20日間も閉じ込められていること」そのこと自体が拷問です。拷問した上で,金玉を抜かれた被告が,しおらしい顔をして,取調室で任意を自白する。>それが,可視化なのではないでしょうか? 少なくとも,代用監獄を廃止しないで取調を可視化しても百害あって一利なしだろうと思います。

 もちろん私の考え方が,理想的に過ぎることは自覚しています。

 可視化に賛成の方,私の意見を批判してください。

null-po-shogunnull-po-shogun 2010/03/04 22:20 交通事故・取り締まりでも慇懃無礼なオマワリがいます
取り調べ前に「司法警察員か?」「身分証見せて?」確認でというと「渋い顔」するのがほとんど。

それなのに高飛車にくるからたまんない。 それが商売なのかも。

というか、拘置するなら月〜金の9〜17のみ、それ以外は外部の施設に護送し収監するか制限つき保釈を増やすべきだ。
証拠隠滅なんてガサした後にしても無駄、流石に被害者を消すとかしなければ無理でしょう。

それと、取調室は無死角カメラ・天井部隙間つき防弾ガラスで外から半見え・大声出せば外に響くような仕様にしなければ。
取調室に置いてあるものは「凶器」にならない仕様(机は角丸・天板クッション・壁固定、イスは「投げても意味のないチープな」プラ椅子)にする、とがったものは一切置かない・禁煙は当然(灰皿も凶器)。飲み物はペットボトルのみとか規則をガチガチにしないと誘導や脅しのツールは取調室にそろっているから(w

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