東京女子流 4th JAPAN TOUR Royal Miroorball Discotheque 日比谷公野外音楽堂にあてて

素晴らしいライヴだった。2年越しの日比谷野外音楽堂でのイベント、奇をてらうことを狙わず自分たちのパフォーマンスと成長をシンプルに歌って踊って魅せていくという彼女達の根源的なコンセプトに寄り添った誠実なイベントだったと思う。アンコール前の本編ラストでは満身創痍の状態でグループ史上最大の挫折と思えた3rdツアーへの言及とそのツアータイトルでもあった「約束」を完璧に歌い上げることにより昨年から続いた自身へのもどかしさや雪辱を晴らすようなパフォーマンスを披露した。
個人的な話を起点にこのライヴの感想を語ると4年間通い続け一方的にですが見守り続けた山邊未夢の成長が大変嬉しいものだった。彼女はリーダーという役職を降りた後 自分の立ち位置やグループでの役割を模索していたように見えていた。それが今回のライヴや最近のサイン会でも見せていたズバズバした物言いのキャラクターやMCでのツッコミ兼盛り上げ役として活躍出来ていたことに感動した。パフォーマンスについてもここ数年彼女は他のメンバーと比べどこか欠けたような存在とされていたが彼女が3rdツアー以降、絶えず自分の短所と向き合い続けた結果を出したなと感じた。
今回の4thツアーのファイナルで小西彩乃が歌の小西として復活したことや山邊未夢のスキルアップ新井ひとみの成長やリーダーやMCなどの面で庄司、中江が主体的な姿勢を見せていた様子が今後より大きく広がっていく東京女子流というプロジェクトの成功を予期させるものであった。6月から香港、ロサンゼルス遠征に始まり赤坂ブリッツでコンセプチュアルな定期ライブが始まる。昨年涙を飲んだ分の彼女達にとっての飛躍の年が続くことを切に願う。

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