初動を誤った舛添東京都知事

私は横浜市に住んでるので、舛添東京都知事の件には傍観者でしかないのですが、ちょっと思い立ったので日記に書いてみます。
そもそもの発端は出張においてファーストクラスに乗ったり、高級ホテルのスイートルームに泊まったりという散財だったと記憶していますが、それを指摘された際に、素直に「前任者からの慣習として、そういうものだと思ってしまってました。今後は改めます」とか言っておけば、矛先は石原慎太郎、すなわち、さんざん新銀行東京で浪費したおっさんに向けられたものを、「トップが二流ホテルに泊まりますか?」とか「重要人物との打ち合わせに応接室が必要だ」とか「楽な座席に座りたい」とか上から目線で応えてしまったがために、国民感情に火をつけてしまって、その結果、矢継ぎ早に腹の中を探られることになったという感が否めません。
追い打ちとして、「第三者による厳しい目」というあくまでも「自己評価」でしかない「第三者」を使って調査をさせての報告会。ヤメ検弁護士が、これまた居丈高に「不適切ではないが、違法ではない」という、これまた有権者を小馬鹿にしたような報告をさせてしまったのも失敗。どう考えても、「正月に泊まった時のことくらい覚えてるだろ!そんな記憶力でよく東大で教鞭取ってたな、ヴォケ!」って思われるのがオチの事柄を、時間と金をかけて「コレですか?」みたいな気持ちにさせてしまいました。
まあ、辞めなきゃならんほどのことか?という疑問符は付きますが、自ら辞めると言ったわけなので、政治家として立ち直れないくらいの汚点を残してしまったことになりました。TVのバラエティで、これをネタに一時的に復活する可能性はありますが、討論番組への声がかりはないでしょうなあ…
ひとえに、なまじっか小頭がいいばかりに、小手先の技に頼りきってしまった結果でしょう。まさしく自業自得。
横浜市長じゃなくて良かったですw