札幌市営地下鉄6000系廃止

北海道新聞8月31日朝刊 地下鉄6000形 ラストランに500人 札幌(web魚拓)
セレモニーには、写真を撮る鉄道ファンや親子連れらが詰めかけた。乗務員に花束が贈られた後、車両が最後の乗客を乗せて出発するとホームは拍手に包まれた。

昨日の午後、それと知らずに6000形車両に乗ったら、車掌が次駅のアナウンスに続いて
「長年ご愛用いただいたこの車両は今日が最後の運用となります」
という内容のアナウンスをして、そういえば今日だったと思い出した。

この車掌のアナウンス自体が、新型車両ではプリリコーデッドアナウンスになってしまって聞けない。
今の新型車両が廃車になるときには、このような車掌による紹介もなしに去っていくことになるんだろうか。

そんなことを考えていると、アナウンスが終わったときに同じ車両の一角から突如拍手が起こった。
それは最終運行日を一日中ともに過ごそうと思った鉄道ファンなのかもしれなかった。
地下鉄では滅多に聞けない車掌の粋なアナウンスと、それに呼応した拍手。

それは鉄道ファンの痛さなのかもしれないけれど、今回はそれを暖かく受け止めることができた。