BigLoveの日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2005-03-18

幸福

ある少年が居たとして。

雪原に、スコップでかまくらを造りました。

彼はとっても幸せを感じた。

「スコップが、僕を幸せにしてくれるんだ!」

スコップに彼は愛着をもつようになりました。


そして少年は、いろんなスコップを集めるようになりました。

集めるだけでは飽き足らず、理想のスコップを思い描くようになり、ついにはそれを形にして世に出したいと、資金を集め、会社を起こし、スコップの創り手になりました。

・・・こんな少年は、幸せかもしれませんね。


そのうち彼は。

スコップ=幸福 とさえ思うようになりました。

「俺はスコップと共に居れば幸せなんだ。スコップこそが俺を幸せにしてくれる。」

スコップに執着し、スコップを集め、造ることにすべてをつぎ込み、ほかの何ものも見えなくなりました。

・・・ここまでいっても、まだ、幸せ、かな。どうでしょうね。


ある日。少年が大切にしていた、あのかまくらを造ったスコップを、お母さんが捨ててしまいました。

「僕はあのスコップに触れているときが最高に幸せなんだ。あのスコップじゃなきゃ、駄目なんだ。なんであれを捨てた!あぁ、俺はなんて不幸なんだろう。こんな母を持つなんて・・・」

もう手に入らないあのスコップ。少年は、母を、運命を、呪い続けました。

・・・こんな人、まぁ、居ないでしょうね(^^;


スコップ=幸福 と思い込む人はごく少ないでしょうけれど、

元気=幸福

金銭=幸福

好評価=幸福

物量=幸福

という取り違えは、結構多いのではないでしょうか。

元気も、金銭も、好評価も、物量も、道具に過ぎない。

スコップと同じように、うまく活かせば、幸せを生むかもしれない。

でも、それがあれば、必ず幸福になるわけではない。

それが無ければ、幸福になれないわけでもない。


そもそも。

客観的に見て、とっても恵まれた環境に居るのに、不幸せな人って居ます。

「不幸せで居たい」人は、どんなに素晴らしい出来事が起きても、どんなに恵まれた環境が与えられても、不幸せで在ります。

逆に。「夜と霧」で描かれているように、ユダヤ人強制収容所の苛酷な環境の下でさえ、誇り高く、幸福に生き・死んだ人々も居ます。


なにか(環境やものや他人)が私を、幸せにしたり、不幸せにしたり、しているのではない。

私が幸せなのは、私が幸せであるから。

私が不幸せなのは、私が不幸せであるから。

それ以上でも、それ以下でもない。


私が「幸せである」ことを選んでいるとき、なんにも無くても幸せ。なにかがあれば、それを活かしてより素敵な次の瞬間を創造する。だから、次の瞬間も幸せ

私が「不幸せである」ことを選んでいるとき、あれさえあれば、あれがこうなれば、幸せになれるはず・・・と、今、ここに無いことを欲する。で、なにもしなければ、そのまま不幸せ。必死に行動しても、満たされない気持ちを抱えたまんま。思い描いた結果が手に入っても・・・「不幸せで居たい」理由に気づいていない限り、「不幸せである」ことを選んでしまう。


相田みつをさんの言葉で言えば

幸せはじぶんのこころが決める

でしたっけ。


それでそれを得ることによってどのくらい自分幸せになったかという度合いを分かりやすくするためにhappyというのはどうだろうか、と。 この曲をダウンロードしてこんないい気分になってこれだけ幸せになったという意味でhappyを使うのです。

お金の単位をhappyにしてみたら-Hiroetteのブログ

So-net Blogのnice!という機能を連想しました。

さて。この「通貨happy」=幸福でしょうか?

happyが貯まれば、幸福になるでしょうか?

どうやら、nice!に関しては、So-netユーザー親友曰く、そうでもない・・・らしい。

nice!が語るのは、nice!の贈り手。

nice!が多く集まるような記事の書き方もわかってしまった。でも、そんなniceは受けても、嬉しくない・・・んだそうです。

沢山のnice!を打たれたい・・・

過去の記事でどんなものがウケタか?・・・

大勢の人に見てもらい、喜んでnice!を打たれたい気持ちはあるけれど

本当に自分らしいブログなんだろうか・・・?

で、結局、見に来てくれる人達に媚びるのはやめた!

So-net blog:自由人は毎日が旅・・・心をつづる日記:ベストnice!

その記事についたコメントから

Nice!は頂ければうれしいし、

コメントも頂ければうれしいし、

トラックバックされればそれもうれしい。

ただそれだけのことだと思っていたのですが、

最近さらにうれしいことは、それぞれの記事(私の場合撮影した写真)を

きちんと「批評」する土壌が出来つつあることです。

So-net blog:自由人は毎日が旅・・・心をつづる日記:ベストnice!

本当に大切なのは、他者からの承認ではなく、もっと素敵なものを創造するための刺激。それは、ポイント化されていたのでは、情報として不十分と言えるかも。

とはいえ、So-netのnice!、コミュニティの深化に大きな役割を果たしていると、はたから観ていて想います。使われ方も、どんどん洗練されていくでしょう。

だから、Hiroetteさん提唱通貨も、きっと面白い役割を果たしていくことでしょう。ただ、happyという呼び名は、少なくともやめたほうがよいと想います。

通貨happy」=幸福

と思い違いをし、「通貨happy」への執着が生まれて、悲喜劇が起きそう(^^)


3/21追記

「君を幸せにする」と男性に言われたら女性は愛されているような感じがして幸せになる。幸せとは自分でなるものであって、他人に幸せにしてもらうものではない」

So-net blog:ひだまり:偽りの愛 真実の愛

愛を欲しがるのか、愛を生きるのか。根底はここでしょうね。


さらに掘り下げると。

「どこかから持ってこないと愛なんて手元に来ない」という不安に基づいて生きるのか、

「愛は自分から懇々と沸き出でる」という確信に基づいて生きるのか。

夫は無意識の部分でなのかもしれないですが、知っているのだと思います。

幸せって人からもらうモノでも、してあげるものでもないということを。

そういえば、夫は『私に幸せにして欲しい。』とか

『おまえがいるから俺は幸じゃない。』とかそういうことも言ったことが無いです。

もっというと、夫の幸せか、幸せじゃないか、に直接的には私の存在は関係ないのだと思います。

そう書いてしまうと、いてもいなくても一緒?とちょっと淋しいような気もしますが...

夫が幸せでも、幸せじゃないと感じていても、私のせいにされないのは結構心地良いです。

以前、私は、「あなたがそんなだから私は幸せになれない。」

なんてよく夫にやってたな?(汗)

多分かなり夫に窮屈な思いをさせていたと思います。

So-net blog:自分らしく...:幸せにする。

自立した個人同士だからこその、豊かな関係。ぽっかぽかさんは、それを手にされたんですね。

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苦が教えてくれる

誰か幸せにしてくれぇ!!!

HiroetteHiroette 2005/03/20 03:26 ご意見ありがとうございました。心して参考にさせていただきます。そして、本当はもっとかっこいいエントリとしては何かを否定する時は代替案を提案するのが私的にはかっこいいと思っているのですが、それができる人はそれほどいないので、そこまではさすがに期待しないことにいたします。

BigLoveBigLove 2005/03/20 23:40 Hiroetteさんに向けて書いた記事ではないんですよ。でも心に留めてくださり、ありがとうございます!HIroetteさんの文章って、透明感があるため、触発されたり連想が発展したりすることが多いんです。
幸福を確実なものにしようという試みは、今後もあれこれ登場することでしょう。たとえばディズニーのテーマーパークは、その壮大な実験場。たくさんの仕組みや試みやコンセプト提示がある。
それでもなお、確実に幸福を手にすることなんてできない。幸福であるための唯一の方法は、「幸福である」ことを選択すること、ただそれだけ。
たくさんのひとびとに、このことを体験的に理解してもらうことが代替策ですね。
エンターテイナーやアーティストは、幸福であることを選択する瞬間を、たくさんのひとびとに体験させる。その尊さと価値への理解が進めば、経済的配分が低い状況も変わるはず。私はそんな風に観ています。(2005/03/20 10:36

BigLoveBigLove 2005/03/20 23:42 あ、書き忘れた。
あくどいことをして、自分の本質的幸福を削ってまでお金儲けに執着する人が出現するのは、「お金=幸福」という思い違いが生じているからです。
幸福ってなんなんだろう、幸福であることを選ぶって、どういう状態なんだろう。これをたくさんの人々が自分自身に問いかけ、観察し、どんどん探求し、こうして表現していったなら。Hiroetteさんが提示された諸問題は、解決するのではないでしょうか。(2005/03/20 10:44)

ちゅーりっぷちゅーりっぷ 2005/03/21 01:02 改めて幸せは自分にあるのだと感じました。
父が私の結婚式に木のキーホルダーに相田みつをさんの「幸せはじぶんのこころがきめる」を掘ってくれたの思い出しました。父も私に言いたかったのかな。

ねこにんねこにん 2005/03/21 08:45 本当に、そうですね。幸せは、自分のなかに・・。

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