親指モバイル

 親指シフターの心強い味方、アクセスさんから新しい親指シフトモバイルノーFMV-S8360/S6月発売のメールが。前回、久方ぶりに復活して自分も大喜びで飛びついたFMV-830MG/Sが2004年末の発売だから、3年半ぶりの登場だ。
 スペックを見ると、14.1型のWXGA液晶・デュアルコアのCPU・1ギガメモリ・80ギガハードディスクとまあ十分な内容。液晶がワイドになっている分、横幅が前機より少し大きくなっているけれど、重さは1.68キロとほぼ変わらず、ぎりぎりモバイルノートと呼べる函体ではなかろうか。
 けど、3年半とは微妙だなあ。すぱっと買い換えられるほど愛機は古びていないし、自分の使い方では機能にもほとんど不満がない。このブログの更新だって、ほぼこの親指ノートでやっている。FMV-830MGはオーソドックスだけどよく練られたバランスのいいサブノートで、まだまだ手放す気にはなれないのだ。けれどそんな風に考える人が多くて、この新親指モバイルの売れ行きが悪ければ、次も3年後に新型が出るとは保証できない、ということになる心配もある。6〜7年経って買い換えの必要が生じた時に買える親指モバイルがない、という事態は悲惨だなあ。
 富士通とアクセスさんには、親指モバイルノートの定期的な投入と継続的な販売をぜひお願いしたいものだ。デスクトップ・大型ノート・モバイルノート、3タイプ揃ってはじめて親指シフトパソコンのラインアップは一人前。さすれば我々親指族も、いっそう自信をもってこの優れた入力方式を喧伝できるだろう。