立杭

 今が盛りの雑木の黄葉を楽しみながら、丹波立杭に出掛けてみました。この辺りの田園を彩るこなら・くぬぎの黄葉は、かえで・もみじの華やかさはありませんが、温かく豊穣な感じがして好きです。それに、茶色といっても黄色に近いものから赤っぽいものまで、樹種・個体によってけっこうバリエーションがあって、眼を楽しませてくれます。

 陶の郷の直売場をのぞいたら、だんだん世代交代してるのか、以前よりモダンで凝った器が増えたように感じました。けど、やっぱり伝統的な丹波焼の肌合いの方がいいなあ。灰かぶりの感じいい花入れの小壺が目を引いたのですが、ちと高過ぎました。