- 空林閑語 -

2012-01-11

[]赤谷山

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 新年8日は4月に足を痛めて以来、初めての本格登山に。戸倉峠からはノートレースのきついスノーシューラッセルが続きましたが、気がかりだった体力は怪我前と変わらない感じで大いに安心しました。十数年間山に登り続けてきた体は、これくらいのブランクでは弱らないようですね。ただ、最近の腹のだぶつき具合はかなり悲惨です。

 また、骨折に加えて捻挫を被った右足には、できれば正座は避けたいといった程度の鈍痛と不自由が今も残りますが、ふかふかの新雪クッションのおかげでほとんど不具合を感じることもなく、雪山がリハビリに最適のフィールドであることを実感しました。山スキーでもこうだといいのですが。

 去年初めて訪れて気に入ったこのコース、稜線にブナの大木が豊富で、終始楽しく歩くことができます。最高点の赤谷山を通りすぎ、地図で目をつけていたピークまで足を伸ばして、ブナの大木の下で昼食を摂りました。この季節らしい純粋苛烈な風景のなかで過ごす一時は、2年続けて喪に服するという人事のやる方ない不安定感を、少し遠ざけてくれたようです。

 下りは戸倉トンネル手前の駐車スペースに直接下降する尾根を試してみましたが、新雪の下りには傾斜が適度で、意外に自然林も残り、正解のルートだったと思います。ただ、最後の最後でかなりの急斜面に出くわし、念のためにスノーシューを外して、壺足で雪まみれになって駐車地に降り立ち、そり遊びをしていた親子連れを驚かせたのは玉に疵でした。慎重に行けばもっと楽な傾斜が選べたかもしれません。

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朧月夜の槿朧月夜の槿 2012/01/23 00:37 初めまして。朧月夜の槿と申します。宜しくお願いいたします。
崇高な景色ですね。
浦上玉堂の「凍雲篩雪図」に入り込んだようです。彼方に見える淡いオレンジ色は、帰るところの目印のようで妙に穏やかな心地になりますね。

BiokovoBiokovo 2012/01/23 12:24 ありがとうございます。
「凍雲篩雪図」を連想して頂いたとは光栄です。
こういう雲の垂れ込めた光の薄い日にも、雪のブナ林にいると不思議に心は充実します。植林地や雑木の山ではけっして望めない、ブナ林の力だと思います。
でも、おっしゃるように雲が切れて地平に赤みが差すのを見ると、やっぱりホッとした気分になったことでした。