fabric リアライト FLR30

10月上旬に fabric リアライト FLR30 を購入して、使ってみた感想などを書いてみます。
fabric と言えば Scoop に代表されるサドルが代表製品ですが、ライトやツールなどもなかなか優れものです。今回のfabricのリアライトは、必要十分な明るさで防水性能が高く、シートポスト以外にも装着でき、とにかくみた目がカッコいいという贅沢な要件を満たすものを探した結果です。
明るさは、30ルーメン。私の用途ではこれで十分です。ジテツウのときは、Apidura のサドルパックを付けているためシートポストにはライトは装着できません。私はシートステーにこのライトを付けて、もう1個のリアライトはサドルパックに付けています。
防水性能はIPX5と明記されているので、雨の中を数時間走る程度ではまったく問題ないでしょう。
そして、スイッチもシンプルで本体も極めてシンプル。みた目のカッコよさはなかなかのものです。

このライトのユニークなところは速度に反応するというところ。点滅モードで走って、信号などで減速、停止すると、点灯モードに変わり後続に減速または停止したことを知らせます。この製品の少し後だと思いますが、CATEYEも同じような製品を出しましたね。ただ、ブレーキランプのような機能ではないので、ブレーキと厳密に連動するわけではありません。もっとゆるい感じですね。そういったセンサーが組み込まれている割りには通常のライトと変わらない価格なのは嬉しいですね。
以上、良い点を並べましたが、個人的には致命的(?)と言えなくもない問題点が1つあります。この製品はシリコンのマウント部とライト本体がカチャッと着脱できるようになっています。USB充電式なのでそれはそれで便利なのですが、この着脱が曲者でとっても外れやすいです。カチッとしっかりはめると少し引っ張ったくらいでは確かに外れませんが、割と簡単に外れてしまいます。ですから、キチンと装着されていることを慎重に何度も確認してから乗るようにしていました。ところが、5回目くらいでしょうか。自宅に到着してみるとマウントのみがシートステイに残っており、ライト本体はありませんでした。きっとガタガタしたところを走ったときに外れてしまったのでしょう。MTBではなくロードバイクです。舗装路です。1週間ほどしか使っていないのに紛失してしまいました。泣きそうです...
その点以外はとても気に入っていたので、カッとなって同じものをまた購入(高くついた... orz)。今度は瞬間接着剤で完全にマウントに固定するつもりです。ライト本体の着脱はあきらめて、充電するときはシリコンバンドごと外すことにします。knogもそうやっているので対して苦ではありません。
fabric様、このマウント部分はぜひとも改良してください。ユーザーが注意すれば外れにくくはなっているでしょうが、ユーザーに強いる部分が大き過ぎます。気を付けていてもこれでは外れてしまいます。他の人のレビューでも似たようなことが書かれているので、個体差とか私だけの問題ではなさそうです。