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2011-06-18

大阪百貨店2011年の陣。JR大阪三越伊勢丹&LUCUAのオープンでお買い物事情はどう変わる?

 

 

JR西日本の発表によると

JR大阪三越伊勢丹とLUCUAの開業後1カ月間の売上高と来店客数は、

JR大阪三越伊勢丹が約45億円(初年度売上目標550億円)約480万人、

LUCUAが約41億円(初年度売上目標250億円)540万人となったようです。

LUCUAはJR大阪三越伊勢丹の半分以下の面積ですから、

LUCUAの強さが際立っている印象ですね。

 

両店とも入店客数が予想を大幅に上回っていますが、

売り上げには直結していないようで、

買い物をしないお客様の多いのかもしれません。

来店客数に占める買上率は随分低いとも聞きます。

同じ時期にリニューアルした大丸梅田店の来店数も、

想定数を大きく上回っているようですが、買上率は低いようです。

大阪ステーションシティ全体での話題性による集客は非常に良かったようですが、

なかなか実売は厳しいようで、早くもオーバーストアな状況が危惧されます。

 

ただ、買上率については、開店直後の見物客が多い事と、

それに伴う混雑で落ちていたとも考えられます。

開業景気が一巡し、お客様の滞留時間が延びてくれば買上率は伸びてくるでしょう。

 

特に百貨店の売上の多くを占める高額商品は顧客が安定化するまでに時間を要します。

実際1997年にオープンしたJR京都伊勢丹では、

初年度485億円の売上から14年を経て、

直近では650億円弱(ピークでは700億円弱)にまで達していますし、

JR名古屋タカシマヤでも開店初年度の売上から伸ばしています。

 

しかし、梅田界隈の売り場面積の状況を鑑みると、

JR大阪三越伊勢丹 50,000㎡、LUCUA 20,000㎡、大丸 64,000㎡となっており、

これに阪急改装後 84,000㎡、阪神 54,000㎡、を加えると合計は272,000㎡となります。

この数年間で一気に100,000㎡近くの増床になることを考えると、

やはり楽観視できない状況には変わりがないでしょう。

 

この阪急阪神を抱えるエイチ・ツー・オー・リーテリングは、

阪急メンズ館 16,000㎡をあわせて150,000㎡の「超・本店」構想を打ち出し、

3館で売上高3,000億円の計画を立てています。こちらへの出店が絡んで、

JR大阪三越伊勢丹には一部のラグジュアリーブランドが獲得できていないことは

今後の展開の上で大きな懸念材料になるかもしれません。

 

2013年春には、阪急電鉄、三菱地所などによる「うめきた大阪駅北地区)」での開発が竣工し、

また新たに 80,700㎡の商業施設が完成します。

これにより、集客数や就業人口も大幅に増大すると見込まれていて、

東京新宿池袋に次ぐメガターミナル駅に発展するようです。

 

一方、なんば地区のタカシマヤ大阪店は先行して 78,000㎡に増床、

阿倍野にはSHIBUYA109 あべのがオープンし、

2014年度には近鉄百貨店阿倍野店が 100,000㎡に増床してオープン。

 

大阪百貨店戦争は、引き続き熾烈な争いが続くことになるようですね。

 

 

 

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