さゆともものプリティウェポン

BluePhobos2007-07-07

ラジオ「モーニング娘。道重さゆみの今夜もうさちゃんピース」のゲストとして Berryz工房からナント嗣永桃子が登場。まさかこの対決が再び見られるとは思わなんだ。前回の対決では、重さん側が大好きな Berryz工房の中から桃子ちゃんご指名ぃ〜!な形だったけれど、今回は指名ではなく偶然?計算?な感じで謎なところではありますが、とにかく重さんにとっては「よりによって」だそうな。重さんのラジオに Berryz工房がゲストとして出演するよと聞いて、「私が出ねば誰が出る」的に誰よりも早く桃子側が働きかけていれば面白いんだけど(笑)



冒頭で「ギャグ100回分愛してください」が流れたのだけど、これも重さんの大好きな Berryz工房の中で大好きな曲の一つ。大好きな桃子を横にして、大好きな曲を聴く。その日の重さんは「好き」に囲まれちょろぉがぁ(宇部弁)。好き好き、好きの上。そう言えばいつぞやのハロプロアワーでも歌っていたっけ。この「ギャグ100回分愛してください」は桃子が主人公の曲なので、きっと当時の重さんは桃子になりきって歌っていたに違いない。そして今では桃子の声を聴くと。この曲の声に注目して聴くと、キーがやたらと高いサビの部分で桃子が最初に突っ走り、雅と梨沙子が高いキーに苦労しつつ可愛さアピールにも苦労しながらも何とか歌い、最後に桃子が再度高いキーを歌い上げる。なんとなく、桃子が挑戦的且つ、優越感に浸っているように感じるのは気のせいかなぁ。


重さんと桃子との間には悲しいかな先輩後輩の壁があり、当然桃子が丁寧語で重さんがタメ口なんだけど、このラジオを聞いているとその壁を取っ払いたいなと思った。桃子が使う呼称も「道重さん」ではなくて「さゆ」で。桃子に合わせて 15歳の頃の重さんに戻したい。記憶はそのままで。15歳の頃と言うと、例えば「涙が止まらない放課後」の頃の HEY!×3 で可愛さアピールしていたあの頃。とりあえず、その HEY!×3 の「石川さんは対抗して来ますよ」という台詞の中の「石川さん」を「ももち」に置換して桃子と見つめ合い、浜ちゃんに「ヤバイヤバイ、この二人ヤバイでオイ」と言われるシーンを見てみたい。



放送後のコメントは以下。

みなさぁーん♥今回は初、こんうさピーにゲ♥ス♥トとゆう事で、ベリーズ工房嗣永桃子ちゃんが来てくださいました(>▽<)
収録では、さゆみの方がピンク似合うとか言いはっちゃいましたが、ももちゃんかわいかったぁーー♥
あんなにかわいい親せきの子ほしい
でも、こんな事思ってるの ももちゃんに知られたら調子のっちゃいそうなので、このコメントは見られない様にしなきゃ♥♥
でも、本当♥ももちゃん良い子でかわいかったナァー♥♥
収録中ずーっと小指たってた...(笑)さすがやわー


http://hicbc.com/radio/hyper/michishige/070705/index.htm


「妹にほしい」ではなくて、あくまで「親戚にほしい」というあたり、道重姉妹の絆と仲の良さはそ〜と〜なものなんだろう。姉に甘えたい、自分が妹でいたいという強い想いと拘りがあるような。そこを決して譲らない強さもまた重さんらしい。


あと思ったのは、重さんは桃子の小指がホント大好きだなぁということ。重さんの中では、「小指を立てる = 可愛い仕草」の等式がガチガチに成り立っている気がする。「小指」の「小さい」という要素自体にも可愛さを感じるのかな、自分がデカイ(背が高い)だけに。そんな重さんが常日頃、如何に自分を可愛く見せるかを追求している中で、小指を立てる仕草がパーソナリティでありインディビジュアリティである嗣永桃子に対しては「この娘凄い」という尊敬の念を持っていると思う。可愛さをアピールする超強力な武器を取られたのーみたいな。プリティウェポンを取られたのーみたいな。いや、実はプリティウェポンがあの娘を選んだのーみたいな。あの娘、凄可愛いのーみたいな(笑)



今回のラジオでは、プリティウェポンの効果を打ち消される世界でそれを使った点も重さんにとっては衝撃的。つまり、ラジオという音声オンリーの世界で小指を立てるという、リスナーには不可視のビジュアルにて可愛さを誇示したところがこれまた凄いなと。いや、小指「を立てる」ではなく小指「が立つ」か。他動詞ではなく自動詞。他(道重さゆみ)から見たら「小指を立てる」、自(嗣永桃子)から見たら「小指が立つ」。この「自」と「他」のズレが重さんのリスペクトを止まらなくしているのかも。


ただ、重さんにはラジオのタイトルにもなっている「うさちゃんピース」というラグナロク級のプリティウェポンがある。桃子が抱く重さんのイメージは「うさちゃんピース」と言っていたので、彼女の心の一部は確実に支配済み。情報連結完了。ハロプロ内にはもちろんのこと、日本全国、そして世界にもじわじわと浸透しつつあるようで、部分的ではあるが「指を上に向ける」という抽象度の高い要素では桃子よりも先行的であり、その要素を拡張した桃子自身はそんな重さんを「道重さん凄い」と思っているかどうかはわからんけども、いずれにせよそこは自信を持ってもよいのかなと思う。ただ、うさちゃんピースは上記で言うところの「他」。「自」に憧れるけれど「自」と「他」の差は重さんにとっては大きいのかも知れないなぁ。



このリミックスもお気に入りの一曲。重ぴんく・こはっぴんくの「レインボーピンク」と TAKUI の「RESET」のニコイチだけどホントよく出来てる。