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2016-07-25

Boaz2016-07-25

[]日本会議 戦前回帰への情念

菅野完の「日本会議の研究」が右派から見たものに対して、本書は左派から見た

ものである。

どちらにせよ、日本会議はろくな集団ではない、ということでは意見が一致して

いる。


本書では、日本会議は昭和初期の国家神道体制を復活させたい集団として分析されて

いる。

では、本当に国家神道を復活させたらどうなるのか。

実は日本会議にもその先のビジョンはないのではないか、という気がする。

単に東アジアに北朝鮮がもうひとつできるだけではなかろうか。


また、日本会議が本当に天皇を崇敬しているなら、いまの天皇の発言を素直に

受け止めて、憲法改正など口にすべきではない。

ところが、彼らはそれらを全く無視しているとしか思えず、実は皇室に対する

考えも嘘なのではないか。


日本史のほんの一部をつまみ上げて、大昔からの伝統だったと言い張るインチキを

これ以上許してはならない。



ところで、日本会議は思想面から安倍政権を動かしているが、私にはもうひとつ

経済的な黒幕がいるのではないか、と思う。


いわば経済板の日本会議というべき存在で、米国の新自由主義を信奉している

人々が日本の混乱させていると思うのだが、彼らは日本会議のような団体では

ないので、実態はよく分からない。


新自由主義者は、思想的には天皇制などどうでもいいはずで、そのあたりで

日本会議とぶつかっているのでは、とも推測するのだが、安倍政権ではうまく

調整しているのだろう。


ともかく、安倍政権は国家神道を復活させたいグループと、再配分を拒否して

富を自分に集中させたいグループのハイブリッドだと言えよう。


それはもはや先進国の内閣ではない。

2016-07-13

天皇の生前譲位が発表されて、ここはぜひ原武史先生のお話を伺いたいところ。

明日の新聞を読んでみよう。


あと100年後ぐらいに、このとき誰がどのように暗躍したのか、研究者が明かして

くれるのでしょう。

2016-07-09

口うるさい風紀委員がムカつくので、ヤンキー上がりの学級委員長がいじめており、

担任の先生はヤンキーに脅されているので何も言えない。


クラスの多くの人が風紀委員にきれい事を言われて腹が立っていたので、

一緒になっていじめたり無視していた。


風紀委員や担任の先生を黙らせると、ヤンキー上がりの学級委員長は、今日から

このクラスは俺が仕切るから、とクラス全員をパシリにして、好きな時にカツアゲ

するようになった。


嫌ならいつでも学校から出て行けばいいんだよ、と言われても、他の学校に行ける

人は少ないので、我慢して学校に通っている。


みんなヤンキー上がりの学級委員長の顔色をうかがってビクビクしている。

楽しそうなのはヤンキーの取り巻きだけだ。


次に学級委員長を選ぶときは、別の人にしよう、と思っても、もう学級委員長を

選ぶ仕組みはヤンキーたちがなくしてしまった。


いつからこんなことになってしまったんだろう……

2016-07-07

Boaz2016-07-07

[]「日本人の神」入門

初詣で何となく神社で拝んでいるが、神道について全く知らなかったので

読んでみた。

一回通読しただけでは、ちょっと消化しづらいものがあったけれど、古代

から日本人がどういうものを祀ってきたか、興味深かった。


特に面白かったのは、神道が明治時代から大きく形を変えていくところだった。

江戸時代までは神仏習合で、神社とお寺は大らかに一括りにされていたのに、

明治時代から別々にされ、廃仏毀釈で仏教が迫害されていった。


これらは、つい150年前の出来事で、どうも国家主義的な考え方をする人は、

たいていのことを明治維新を基準に考えているような気がする。

それ以前の歴史については、どう考えているのか。


それから、人を神様として祀る話も面白かった。

菅原道真を北野天満宮で祀ったり、徳川家康を東照大権現として祀ったり

することはあったが、増えたのは明治時代からだった。

平安神宮や明治神宮、東郷神社や乃木神社などである。

もしかしたら神道政治連盟の野望は、安倍神社みたいなものを新しく作る

ことなのかも。



日本人は自然を神様として祀る風習があって、山そのものをご神体として

拝んでいたり、巨岩に注連縄をつけたりしていた。


こういう素朴な信仰は、たぶん現代にも生きているのではないか。

オタク的に脱線すると、以前「艦これ」で軍艦を女性キャラクターで描く

のはなぜか、という話をしたことがあった。


日本的信仰心から導くと、まず軍艦に山や川や自然現象の名前をつける

ことは、神から力を授かる、という考えをもとにしていると思われる。


軍艦は、大いなる自然の力と、それを運用する人間を媒介するものである。

それはすなわち、神と人を媒介する巫女にほかならない。


軍艦=巫女という式が成り立つならば、軍艦を女性キャラクター化することに

何の疑問もないだろう。


一方、一神教の世界では自然そのものを崇拝することはない。

近代の軍艦は人間が運用するものだから、平気で偉人や政治家の名前をつけ

られるのである。

戦争はあくまで合理的に行うもので、神頼みではない。

そういうリアリティがあるのではなかろうか。



「日本人の神」入門を読むと、原武史の「知の訓練」を思い出した。

できれば、島田裕巳と原武史の対談本を読んでみたいのだが、そういう企画は

ないのだろうか。


ググると、2015年11月15日に朝日カルチャーセンター横浜教室で対談している

ようだ。

どんな内容だったのか気になる。

2016-07-06

Boaz2016-07-06

NHKのBSプレミアムで放送された「アナザーストーリー ウルトラセブン伝説」を

見た。


監督の満田かずほ、デザインの池谷仙克、脚本の金城哲夫の3人の視点から

ウルトラセブンに迫る、というものだったが、食い足りないものがあった。


やはりデザインは成田亨に触れなければならず、番組でもあっさりと紹介

されていたが、もっと深めてもよかったはずだ。

円谷プロと折り合いが悪いので、取材ができなかったのかもしれない。


どうせなら、セブンが好きすぎる人しか分からないような内容にしたら

面白かったと思うのだが、番組的にはそうもいかなかったのだろう。

冒頭の新橋のサラリーマンたちのインタビューは、あまりマニアックな

ものではないですよ、というアリバイ作りのような気がした。


あと、ナビゲーター役の真木よう子は、特にウルトラセブンに思い入れが

ないように見えた。

それはそれでいいのだが、彼女は番組に必要だったのか、という疑問も

生まれる。


これまでウルトラセブンについては、いろんな番組が作られてきたけれど、

どれも満足のいくものがなかった気がする。

なんというか、特撮に愛がない人が作っている感じ、というのは言い過ぎか。