KOF・一夜あけて

南港での一次会のあとナンバへ流れていって(正確には心斎橋)、2時ごろまで飲んでました。日航ホテルに泊まるつもりだったこともあって*1、北へ帰る組に合流しなかったのですが、いったらシングルは捌けておりました。ダブル3万円以上しかないといわれて、それはさすがにパス、裏手のビジネスホテル6千円で泥のように寝る。

二次会では一次会以上に醜態をさらしました。ううう。キングズレー・エイミスの『酒について』で「形而上学的二日酔い」というのが出てくるのですが、40になって初めて体験しました。もう消えてしまいたい。いや別に裸踊りとかじゃなくて、酒の席で臆面もなくのろけまくったと、ええまあそういうことにしておいてください。はい。しらふでは出来ない話というのがあるのですね。たぶんきっとそうだ。そういうことにしておこう。

井川さんが彼をかなり古くから知っていたというのは私は知りませんでした。ああでもまあいわれてみればそれはあまり不思議ではなくて。「いつも穏やかで、にこにこして話を聞いてくれた」といわれて、ああそうだったなあ、誰に対してもそうだったなあ、とこれを書いていて再び涙が溢れてくる。

自分がKOFとかかわるのは二回目、その意味では外様もいいところですが、片思いかもしれないけれど、特別な思い入れがあるといえばあるのかもしれない。彼の愛した人、彼を愛してくれた人たちが集っていて、彼が気持ちいいと思うような空間とコミュニティがそこにはある。あるような気がする。それを大事にして、でもそういう秘私的なことはそれとして、geeky でいて cozy な、FLOSS運動にかかわる人たちすべてにとって気持ちのよい場を作るお手伝いがこれからもできればと思っています。彼の供養になるとかじゃなくて、それがわたしにとっても一番心が安らぐ場だろうと思うので。

KOFでは、個人的にはなかなかにつらいこともあります。昨年は、司会をされたある方が UNIX Fair のスタッフジャンパーを着ていて、それは彼がなくなったときに着ていたのと同じ型のもので、なのでいろいろなものがこみ上げてきて、泣きそうになって困りました。表向きは穏やかに挨拶をしただけですけれど、警察から返していただいた切り裂かれ*2血まみれになった彼のスタッフジャンパーのことなどフラッシュバックして、あとでひとりになってから沢山泣きました。ていうか、近しく思われる方が相手だと、たまに、お姿を拝見するだけでフラッシュバックするのでなんかもうだめだめなんですよね*3。その方には自体にはなんの責任もないのですが、そしてお会いするといつもとても嬉しいのですが……その方と二人だけでお会いしたのって、昨年のKOFが始めてなんじゃないかと思います。夫の友人ってそういうものだろうけど、初めてお会いしたとき以来、その方とお会いするときには、いつも彼が一緒でした。なので、その方とお話しするたびに、どうしても、いろいろなことを思い出すのです。

友達だから、いとおしい人だから、一緒にいるとつらい、ということも時にあります。それをよく分かっていて、遠くから見守っていてくれる沢山の友人をもっていることが自分の一番の財産かなと思います。いろいろ心を掛けてもらいながら不義理の連続で、いやこれはほんとに我ながら一般常識では許されないレベルのひどさだよなあと思います。いろいろ心苦しいていうか失礼の上塗りなんだけれども、それも含めて赦してくれる皆様に改めて感謝します。

昨年は自分からは彼の話などとても出来ませんでした。今年のKOFでは自分の感情がもう少し出てきただけ、例のあの人に関する限りは昨年よりは癒えてきているのかなとも思います。昨日は家に帰ってきてやはり泣きどおしだったのですけどね。それでも無意識に感情を押し殺すよりは、制御するともなく溢れてくるほうがまだいいだろうと思います。KOFについても、ほかの事についても、語りたいこと、語るべきことは沢山あるのですが、そんな調子ですから、しばらく反応が遅くなります。もう少し落ち着いてからいろいろ処していければと、思っています。

じゃあ、また。

*1:贅沢だけど、たまには自分にご褒美をあげてもいいと思うの。

*2:たぶん検死のためではないだろうか。上半身には外傷はなかったはずなので。

*3:逆に会うだけでそこまで心の殻が取れる相手ということなのかもしれない。それのどこが嬉しいのかということは別として。ずたぼろになりますもの。もう。