Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ジャック・レイノーの白

本日のお昼は、年金事務所からの御呼び出しで。何のことは無い内容の確認でしたが、時間が・・・・・。まま、それでも転々と雇われ時代はしておりましたので年金の状況をしっかりと確認出来たことは意味があったかな。それにしても、非常に腰の低い丁寧な対応でしたが。
真夏日の本日は、バイク日和で少しトライアンフを動かしてあげながらも昨日点灯したミニの空気圧不足のランプの対応にガソリン・スタンドにも。前輪の右側だけ異常に抜けていたのですが、何となく理由も解る。
で昨夜の本当にご常連様様の終わりない晩は
・Meursault Charmes’99 Hubert Rougeot
・Chateauneuf du Pape Blanc’97 Chateau Rayas
・Chateau Haut Bages Averous’97 Pauilaac
・Chateau Lynch Bages’73 Pauilac
・Pommard Les Vignots Tastevignage’80 Laphe Pare & Fils
・Chateau Olivier Blanc’88 Graves
・Beaune Le Clos du Roi Tastevignage’74  Coron Pere & Fils
・Pernand Vergelesses’77 Jacques Germain
前半からのご同伴のお二人は、前日の禁酒の折も有り気が付けば今後のグラス・アイテムにもなるルージョのシャルム’99を。やや、ひねた感もあるこのムルソーですがヴォリューム感がシェーブルや巣蜂蜜にも好相性かと。
何時もながら色々と考えていただけていることに気付かされまた感謝の思いです。今宵は、お連れの方がワインは・・・・。で意外な展開もありましたが、白を1本。ジャック・レイノーのシャトーヌフの白。’97は転換の年ではありますが、中々見かけ難くなったマルサンヌ・ルーサンヌ。ローヌの厚い酒質のイメージは無く、洗練された浮遊感のある滑らかさ。何れジャックが仕込んだボトルに出会えることもあるでしょうか?白も赤も流石の味わいで。
何時ものドクターの皆様には、やや遊ばせていただき。カーズの時代は違うもののセカンドとファースト・ラインを。’97はほろ苦さが持ち味で、この’73は儚げな・・・・。それでも、お買い得なノスタルジーでは?ブルゴーニュとは比較にならないけど。
何時ものお二人は、その後の団体さんに楽しまれながらも今宵は1本だけで。’80のブルゴーニュももう希少です。そんなマダムのヴィンテージは、やはり豊満にして洗練され。甘みの凝縮度は今宵ダントツの様子で。
深夜の皆様は、オリヴィエの’88から。ボルドーの白も20年の時が経てばまたシャルドネとは違う世界観ながらも磯のニュアンスにそそられます。
合流されたお姉さんのヴィンテージは’74で、このコロンのタストヴィナージュは相変わらず安定しており。また、意外にこのヴィンテージの悪すぎない出来を感じさせられたのも’77の存在があった為かもしれません。
〆の’77のムッシュには申し訳ないのですが、美味しい味わいではあるのですがやはり’77はこの世代の中でも最も・・・・・。優良なドメーヌのジェルマンでしたが、ペルナンはやや淡さを理解していただきながらのワインの世界でしょうか?
いやはや、素晴らしき長き晩で。有難うございます。

                 Sommelier R.Imamura