Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’77の3本

夏のような暑さでしたが、それ以上に テナントビルの不穏な動きが。5月に変わる頃に ひっそりと 1階の なかう さんが閉店されていた・・・・。最近は、3階の お好み焼き屋さんの 動きも 何か見受けられないのですが・・・・。
何とも 4階のレンタル着物さんの 独り勝ちの雰囲気ですが 閉店時は 僕の先のテナントビルでも 静かなものだったからな・・・・。明日は我が身で 改めて5月も 頑張ります!お次の 1階のテナントさんは どちらさんが入られるのでしょうか?微妙に 牛丼屋さんも 使い勝手は良かったのですが・・・・・。
で 先週末の4月の滑り込みの 極上のヴィンテージ'77は
・Laurent Perrier Extra Dry'77
・Barbaresco'77 Gaja
Musigny'77 Daniel Moine Hudelot
・Beaune Hospices de Beane'86 Guigone de Salins
・Chateau La Louviere Blanc'00 Graves 1,500ml
・Bourgogne Rouge'98 Forey Pere & Fils 1,500ml
・Almaviva'99 Concha y Toro Baron Philippe de Rothschild

福井からの顧客のムッシュのお電話は、4月の滑り込みの神の声でした。ホテルさんの ご予約が取れていなければ お話は流れていたかもしれませんが お稲荷さんにお願いしにいったご利益でもないでしょうが いずれにしても大切な顧客のお越しに 素晴らしき4月の 〆へと。
ヴィンテージ'77でしたか、こんな時の為にも!と やはり買い集めていた ストックの希少さを心より感じます。何せ こんな3本を 急なご予約で 直ぐにお手元へとお渡し出来るワインバーは そうそうないでしょうから。ただただ、特にシャンパーニュの'77の手持ちはこれで あとはお取り置きのものだけですが・・・・。
クリスタルとモエ とこのローラン・ペリエくらいしか この難しいヴィンテージのシャンパーニュは 見たことがないような。ですが、クリスタルの極上さは 経験済みで! そしてこのローラン・ペリエも また 非常に素晴らしい熟成を。極上のシェリーに甘美な蜂蜜を垂らすかの如くの 心行くまで堪能したい衝動ながらも お料理に 追われる 土曜のスタートで。
赤のセレクトが 比較を促させていただいたのですが これ程までに!の やや寂しき機会でもありましたが 致し方ないのブルゴーニュのグラン・クリュの 飲み頃の恐ろしさに やはり 皆様の 追い求めるものの本質が・・・・。
単体で飲み込めば これもまた素晴らしいイタリアのグラン・クリュに匹敵のガヤですが 今宵はひれ伏すしかなく 顧客のムッシュには 2杯目をお注ぎする必要すら なかったことに・・・・。
造り手としては・・・・のダニエル・モアン・ユドロですが 流石のミュジニでした。すれすれの美しい果実の質感の残り方に 華やかな香りが未だに漂う やや難しく希少なヴィンテージですが 個人的にも経験上の'77では 最上のものだったような やや状態の悪かったロマネ・コンティよりも。
その後も何時ものパターンで紫煙もソファーで上がられ 祗園町の査察まで。
何時もながらの高額なご利用になってしまいましたが これに懲りずの またまたです。空きボトルはしばしお待ちください!
同時の進行でもありましたが、ひょんなことからの ご予約忘れのお姉さんのお陰で 僕的には結果有りがたい限りで。ただただ、時間の関係でも お料理が問題でも。
'86のお姉さんですが、今回はブルゴーニュをお勧めに。ただただ、ボルドー・カリフォルニアを 経験されたあとですから 今回は?どうかなでしたが やはり 急過ぎたかも・・・・。繊細なタイプと言い切ってはいけないかもしれませんが まま それでも大代の乗られる お姉さんにも こう言ったブルゴーニュにも理解を していっていただければ!のエゴかもしれませんが。
その後の流れの、先日のドクターですが 今宵は大人数で。結果、マグナムを2本に 比較のチリのプレミアム・ワインをでしたが。終わりがなあ・・・・・。
お利口な ボルドー・ブランのマグナムの ラ・ルビエール ですが この'00も 最後のボトルになったな・・・・。やや、ほのかな甘みが綺麗に出るスタイルが 使い勝手を一段と。特に女性陣が半数おられると ご理解が 多々安易に。
ブルゴーニュと チリは流石にマグナムの手持ちがないな・・・・。で、どちらが?の比較でしたが ままアルマヴィーヴァの'99は贅沢すぎる もので 意地悪かもしれませんが お好みは賛否が。
フォレのブルゴーニュ・ルージュは それは綺麗な酸に 甘酸っぱさを。幾分カジュアルながらも 熟成したブルゴーニュの入門編としては これは またお利口かと。
そして、これもまた 大分飲み頃に近づいてきたなあ!の'99の好色漢は 流石のスムースなタンニンに変化してきており。ミントの香りも優雅に振りまきながらの また 別のスタイルに 興味は尽きませんが。
ただただ、珠にあるんだよな 他の方々では もうこんな形は一切ないのですが つけに してくれだから・・・・。
次回は必ずにてで お願いいたします!
Sommelier R.Imamura