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週刊コラム 時事問題をネオ・ディベートでひも解く
あまちゃんの鬼・ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話 第23回
今日のお題は「あまちゃんが流行ったワケ」
こんばんわ
最近、「あまロス」という言葉があるそう。
あまロス症候群、
これはNHKの連続テレビ小説
大人気だった『あまちゃん』が9月に終わってしまい、
その喪失感に襲われることをいう。
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それは無いのね。
やっぱりあまちゃんは、毎日やってるドラマだから
その愛好家(マニア)たちの反動は大きいみたいね。
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松田龍平さんが演じる水口琢磨、いわゆる「ミズタク」が大好き!!
だから、朝は遅いからお昼のあまちゃん「昼あま」を、毎日観てたのよ。
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なんとなく気持ちを明るくしてくれるし、
甲子園の応援ソングとして、準優勝の延岡学園はずっと使っていたから
甲子園高校野球ファンにもおなじみ。
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「ロックンロールじゃなくても、
ひとのこころを打つミューズィックってのはあるんだよね。
魂込めて、耳にのこる音楽つくれば、這い上がってこれるわけよ。」
と述べている。
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「なにがよかった?」と聞かれるとなかなか説明が難しいのよね。
何かの作品を観たり聴いたりして
単純に、「いや〜よかったよ!!」というのは、
おべんちゃらにすぎないし、言葉が軽いと言われてしまう。
そこで使えるのがキャストライトアップ。
良かったのは、
この作品の原作(作者)なのか俳優女優なのか、
それとも脚本家なのか。
また、作品の内容(ジャンル)なのか。
ちょっと分析するのに使えると思うのよ。
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演じる俳優さんが下手だったり魅了できなかったら
せっかくの作品が台無しになるのよね。
でも、単純に俳優の良し悪しと、この問題は関係ないみたい。
震災の問題や、世代を超えた共感を
主演の俳優さんだけでなく、周りのベテラン俳優がうまく表現した。
それが、連ドラ視聴者層にうまくマッチしたのだけど
この分析は結構ネットにもたくさん載ってるからほかに譲るとして、
ひとつの興味深い記事を見つけたのよ。
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天野春子役を演じた小泉今日子さん本人の寄稿文が
多くのひとの感動を呼んだそう。
そのなかで、小泉さんは、
「役者はあくまでも台本通りに演じただけ。
一番の功労者は、脚本家だ。」
といっている。
原作でもなく役者でもない。
脚本家が功労者というのが興味深いところ。
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宮藤官九郎さん(愛称「クドカン」)の脚本について、
「その役者さんにあった、ほかのだれにも言えないセリフをつくる。」
と語っている。
役者さんの個性を知り尽くし、それを最大限の引き出すセリフをつくる。
そしてそれが名シーンになってしまう。
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論の分析をしたあとに立論という脚本をつくるが、
その表現の仕方はそれぞれのディベーターに委ねられる。
ディベーターは脚本家でもあるのだ。
つまり、
おなじことをいうのでも、
言葉の使いかたや並べかたによって、
伝わり方がまったく違うのだ。
太田龍樹の著書『話し方にもっと自信がつく100の法則』(中経出版)
法則66に、「言い方と受け止め方が会話を改善する」とある。
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そして、相手にしっかり伝えて理解してもらわないとコミュニケーションは成り立たない。
ディベートだけじゃなくて、会社の会議のプレゼンでも日常の会話でも
伝わる言葉を考えなくてはいけないのね。
ただし、自分には脚本家はいないのだから、自分で考えるのよ。
そう、音楽でなくでも
「相手の耳に残る表現方法」を常に考えることが必要。
相手が何を求めているのか?
自分のオリジナルの言葉で、わかりやすく。
もちろん、小泉今日子さんがいってる脚本家論は、
役者さんたちが超プロ級の演技力、表現力をもっているからこそだから、
ディベートを学ぶ人たちは、
それに加えて、情熱をこめたプレゼンテーションを十分きたえていかないとね!!
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BY ひろ☆たかさわ