4/13 山内 桂 SalmoRise vol.3 ゲスト:神田晋一郎(piano)

ご好評いただいております「山内桂 SalmoRise」。第3弾は、気鋭のピアニスト神田晋一郎氏を迎えてお送りします。音色と間合いに気を配り情念や手癖を極力排した独自のピアノとSalmo Saxは、どんな化学反応を巻き起こすか。初共演です!皆様どうぞお運びください!


ここでだけ、廃盤状態の『Salmo Sax』と、イタリア・トリノでのライブを収録した CD-R を特別販売いたします!


山内 桂 SalmoRise vol.3
ゲスト:神田晋一郎(piano)

Date 4月13日(日曜日) 開場 18:30 開演 19:00
Fee 予約\1,800.- 当日\2,000.-
Performer 山内 桂(sax) 神田晋一郎 (piano)

Place 門仲天井ホール
東京都江東区門前仲町1-20-3 東京建設自労会館ビル8F 
営団地下鉄東西線 「門前仲町」駅 3番出口から徒歩3分
都営地下鉄大江戸線門前仲町」駅 6番出口から徒歩1分
http://www5f.biglobe.ne.jp/~monten/

予約・お問い合わせ 
矢野: bushdog.yanoアットマークgmail.com
門天ホール: acn94264アットマークpar.odn.ne.jp
mixiアカウントをお持ちの方は、私宛てmixiメッセージでもけっこうです:
http://mixi.jp/show_profile.pl?id=545565

山内 桂 (やまうち かつら)

1954年大分県別府市生まれ。大分市在住。
90年代中頃、西野流と呼ばれる呼吸法を学ぶと、「音そのものの響き」を強調した独自奏法の探求へとコペルニクス的転換を遂げ、注目される。2004年、初のソロアルバム『Salmo Sax』を発表。折からの新しい即興演奏の動向の渦中で『Salmo Sax』は英国の先鋭的音楽雑誌WIREで高い評価を受ける。昨年には、2枚目となるソロ『Patiruma〜波照間』を発表した。その他の録音作品には、ミッシェル・ドネダとのデュオ・アルバム『ラ・ドラーシュ白雨』(IMJ、2006)や山口情報芸術センターにおけるギュンター・ミュラー、ノルベルト・メス ラングらとのライブを収めた「Signal To Noise(vol.2&4)」(For4Ears, 2007)がある。大分を拠点に活動しながら、欧米においても精力的にライブを展開している。

Salmo Sax
http://salmosax.com/
mixi 山内桂コミュ
http://mixi.jp/view_community.pl?id=69226

神田晋一郎 (かんだ しんいちろう)

1976年生まれ。ピアニスト、作曲家。
2000年より音楽ユニット「音樂美學」を主宰。即興演奏とそれを制御するための作曲を試みている。2001年よりEIAS-J に参加、国内外で即興演奏のコンサートを行なっている。CD作品に『音樂美學』(Bishop Records, EXJP008)、『神田晋一郎 音樂美學 / 皮膚のトポロジー』(同EXJP013) など。
音樂美學 - 神田晋一郎
http://www007.upp.so-net.ne.jp/ongaku-BIGAKU/

彼のサックス演奏は複数音を同時に発するブレス奏法にその特徴がある。現在、その奏法はフリージャズ・シーンで決して珍しくはないが、彼の演奏は自然環境のように変化自在で聴いていて厭きない。月並な表現だが、サックスは息による演奏とう言葉が頭に浮かぶ。このアルバムは自宅スタジオだけでなく宮崎の小川のほとりでの演奏も収められている。息詰まるようなフリーのソロ演奏を倦厭する者にとってこのアルバムは朗報である。楽器がサックスであることすら忘れてしまうような豊かな響きがある。息が風となって演奏家を通して聴こえてくる。短いフレーズを繰り返すことで、あるいは管を通過する息の強弱に身を任せることで、演奏家の姿は残像のように消えていくようである。
(ブログ「寡黙で繊細な音盤たち」: アルバム「Patiruma」 (SALMO SAX 2/SFA002) レビュー)
http://d.hatena.ne.jp/omay_yad/20070504

即興音楽家集団EXIAS-Jのメンバーでもある神田のピアノは、音色と間合いに気を配り情念と手癖を極力排除した、「自由即興音楽らしい」もの。調性的な要素を用いても抒情に流れない、minamoの音楽とも共通する後期フェルドマンを思わせる浮遊感は、70年代後半生まれの世代が初めて獲得した特質と言えるだろう。内部奏法を用いてもこの基本線は些かもブレない。則包の打楽器も、音色と空間性に配慮してパワープレイを避け、神田の美学に呼応している。
(野々村禎彦: アルバム「音樂美學」 (Bishop EXJP008) レビュー)

作曲と即興の間に立って、既成の音楽ジャンルに囲い込まれることのない新たな関係性や、音楽の全体性を回復しようとする神田晋一郎(pf)の「音樂美學」。第二弾となる「皮膚のトポロジー」では、前作に引き続きフラジャイルな演奏で影のように寄り添う則包桜(perc)や、Exias-Jの最強コンビ河崎純(wb)の参加を得て、徹底した音響的アプローチを試みている。あたり一面に満ちて、潮騒のようにひたひたと押し寄せる胎生感覚あふれる低音弦のうなり、プリペアドや内部奏法を多用した音色的アプローチ、そしてロマン派の影を残した繊細なピアニズムが、ざわめきだけを残しながら皮膚の表面をあちこちに移動していくミクロな情緒をすくいあげて、次々に形を与えていく。
(北里義之: アルバム「皮膚のトポロジー』(Bishop EXJP013) レビュー)

門仲天井ホール

地下鉄6番出口から見た風景。この鉛筆みたいなビルの最上階・8階です。

夜になるとこんな感じ。