sgt.「stylus Fantasticus」についての私見

stylus Fantasticus

stylus Fantasticus

ステンドグラス風のジャケットが美しいですね。
昨年DCPRGが解散したこともあり、バンドのインストゥルメンタルを聴くというのはなかなかなかったのですが、当たりに出会ってしまいました。
流麗なヴァイオリンの旋律が音の洪水の上を走っていく。それに言葉はなく、ヒントとして意味深なタイトルが与えられています。「囚人達のジレンマゲーム」がリードトラックのようですが、5拍子です(苦笑)。「再生と密室」の7拍子もかっこいいですけど。
しかしヴァイオリンの成井幹子女史の音色とタイトルのセンスは感服しました。「もしもあなたが私のことを理解したいのならば、私の音楽を聴いてください」と言わんばかりの佇まい。きっと磨き上げられた(そしてまだ磨いている)魂の持ち主なのでしょうね。