2006-08-01
■[小説][感想(ラ)]片山憲太郎『紅 〜ギロチン〜』(イラスト:山本ヤマト) ISBN:408630290X

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話の雰囲気は(片山憲太郎のお得意の暗くて黒い感じで)悪くないが、ストーリー展開も、バトルも、中途半端な感じ。依頼者は頭を捻って予想するまでもなく、すぐに判った人も多かっただろう。実質、次巻以降を見据えたキャラ紹介と準備という感じでしたね。「戯言シリーズ」に登場するようなバトルキャラがこれから多く登場してくるかと思うので、メインヒロインで小学生の九鳳院紫をどうやって物語に絡ませていくのかが難しいような気がします。
いや、本当にどうするんだろう?
(同じイラストレターが担当している作品の)『9S』みたいに共闘できるタイプじゃないし、知恵比べするような展開にももって行き辛くもなった気がする。キャラ小説としては面白くなりそうだけど、主軸となる(光源氏?)ストーリーはイマイチ芯がない感じなんですよね。真九郎の心に傷として残る爆破事件が、この後の核となっていくのだろうけど、紫とは直接は絡まないような気がするので、その辺りをどうやって話を膨らませていくのかがポイントになるような気がします。
個人的にはこのストーリーが、『電波的な彼女』の方と合流して最強キャラ決定戦みたいなトンデモ展開なったら(大笑いしつつも)、堕花雨を応援する次第で候。
ところで片山憲太郎って、こんなに改行が少ない作家でしたっけ?
……というか、物語を動かす主燃料が、描写や会話でなく、主人公の心の台詞的な感情の吐露に偏り過ぎているのが原因なんでしょうね。特にこの巻では、真九郎と他のメインキャラでの絡み(会話など)で話が進んでいくという展開ではなく、結局のところお悩み描写ばかりで進むから、必然的に改行が少なくなったと思われる。
その前に、先月発売の『マリア様がみてる 仮面のアクトレス』(ISBN:4086007843)を読んでいたからこそ、より際立って自分がそう感じたんでしょう(笑)。
なんだかんだ言っても、ライトノベルの場合は改行がキチンとあった方が読み易いなー。改行が多い方がページを捲るリズムが上がるので、物語を読んでいると疾走感が高まるように思えるんですよね。まぁ、こんな風に思うのは、自分だけかもしれませんが……。
紅 〜ギロチン〜 (紅シリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)
- 作者: 片山憲太郎,山本ヤマト
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2006/07/25
- メディア: 文庫
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メルマガの配信内容で、大きな違いは新刊の粗筋、バックナンバーの有無で、他は殆ど同じです。後、違うのはメディア展開情報の掲載順序位かと。
大抵、新情報は両方のメルマガに同じ文面で掲載されるのですが、今回、携帯版のみキャスト情報が抜けたのはミスの可能性が高い気がします。
携帯版掲載情報:http://www.mediaworks.co.jp/users_s/d_hp/i/acdvd03.html