2009-03-17
■[漫画]若木民喜インタビューを読んだ感想・雑感

ほぼ同時期に漫画家・若木民喜さんへのインタビュー記事が三つ出揃ったことになった。
papyrus (パピルス) 2009年 04月号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2009/02/28
- メディア: 雑誌
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二つ目は週刊誌「SPA!」の2009年3月10号(2009/03/02発売)。
三つ目は約一年周期で刊行されているムック、「現代視覚文化研究 Vol.3」になります。
- 出版社/メーカー: 三才ブックス
- 発売日: 2009/03/17
- メディア: ムック
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各誌共通
ボクが好きなのはゲーム女子だけさ!!
現実(リアル)なんてクソゲーだ!!
1巻17ページ(ISBN:9784091214300)、主人公である「桂馬」というキャラクターの考え方、というか生き方さえも一言で表現している台詞。
面白いことに、インタビューをした各三誌が必ずこのコマを取り上げています。まさに『神のみぞ知るセカイ』という作品の中でも、代表的な名台詞だからなのでしょう。
各誌特色
(多分)ほぼ同時期ぐらいに、同じ作者にインタビューしているのだと思われます。だがしかし、その割にはうまい具合に各誌で、聞くべき内容がバラけた感じになっています。
パピルスのインタビューでは「若木民喜」という作家そのものに注目した内容で、『神のみぞ知るセカイ』ができるまで若木民喜さんが、どのようなものに影響を受け、どのように過ごしてきたのか、そして『神のみぞ知るセカイ』はどんなことを意識して描いているのかを聞いています。一番インタビュー記事らしい記事ですね。
SPA!は週刊誌での一コーナーでのインタビューということもあってか、文字量的には他の二誌に比べて格段に落ちる内容ですが、その分うまく聞くべきことを絞ってある感じで、『神のみぞ知るセカイ』の今後を意識したような切り口の質問に若木民喜さんが答えています。*2
現代視覚文化研究でのインタビューでは若木民喜のゲーム好きな面がフォーカスされた形でのインタビューになっているかと思います。
それぞれで特色があり、余り他誌と内容がカブっていないので、各誌インタビューそれぞれが面白く読めると思います。
気になったところ
パピルスから
一見さんでも入りやすいように、これからもヒロイン一人につき四話ペースぐらいで、テンポよくバッタバッタと攻略していきたいですね。それから、ベースの部分は少年漫画でありたいし、できるだけユニバーサルな、誰にでも当てはまるようなことを取り上げていきたいんです。出方がオタク的になっているだけで、僕は自分が読んできた『サンデー』の、少年漫画の面白さを受け継いで描いているつもりなんですよ
パピルスでのインタビュー記事の前半にありましたが、子供の時代に影響を受けた少年サンデーへの想いを感じる言葉でインタビュー記事が締められています。
現代視覚文化研究から
――単行本の表紙が桂馬だと知ったときは驚きました。見栄えのする可愛いヒロインではなく、男の子が表紙なのはなぜですか?
担当さん 意図としては、差別化をしたかったんです。サンデーには『ハヤテのごとく!』がありますし、世の中に可愛いヒロインの漫画はいっぱいある。その中で、『神のみ』が他の漫画と違う点といえば主人公なんです。だから第1巻では桂馬を押し出してみよう、と。
パピルスのインタビュー記事の方では別途、担当さんのお話も載っていますが、そちらでも表紙に桂馬を採用した経緯のようなものが載っています。
問題点?
ただ問題は、読みたいと思ったとしても現在は簡単には入手し辛い点があることでしょうか。
パピルスは結構売り切れている本屋さんが多いようで、雑誌系のバックナンバーを比較的確保している都内の某大型書店では見つかりませんでした。それとAmazonで一旦は品切後に再入荷があったのですが、現在*3はまた在庫なしになっているようです。あと書店で探す場合、サブカル系か音楽雑誌系の扱いになっていることが多いので、見て探す場合はその辺りに注意した方がいいかもしれません。
そしてSPA!は週刊誌ということもあり、既に書店からは消えていることでしょう。ただしSPA!のバックナンバーのページ*4を読むと、書店経由で注文はできるようなので、在庫があれば入手はできるのかもしれません。
現代視覚文化研究は今週発売ということもあって、今なら入手自体は比較的容易かと思います。
興味のある方は実際に揃えて読み比べてみると良いでしょう。*5
関連リンク
コミックス
*1:http://www.g-papyrus.jp/backnumber23.html
*2:過去ログ参照:http://d.hatena.ne.jp/CAX/20090303/kaminomi
*3:2009/03/17時点
*4: http://spa.fusosha.co.jp/backnumber/
*5:まぁ、雑誌・本の入荷が充実している図書館なら、全誌揃えて読めるところもあるかと思うので、入手が難しくても読む方法はそれなりにあるかと思います。
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