2010-06-30
■[漫画]自分がONE PIECEを好きな理由

一体みんなは、このマンガのどこを面白いと思っているのか。逆にそれを聞いてみたい。
自分がなぜ『ONE PIECE』が好きなのかのを理由を言葉にすると、意外と難しい気がしました。それは『ONE PIECE』に段階的にハマっていったからなのかもしれない……。
「偉大なる航路(グランドライン)」に入るまでの『ONE PIECE』も面白いですが、それは冒険アクション漫画の比較的スタンダード的な面白さで、自分をグッと惹きつけるまでの圧倒的な面白さにはやや欠けるところはありました(それでも充分面白いですが……)。
それが圧倒される程にまで面白いと感じたのは、チョッパー編のラストの「ヒルルクの桜」、そしてアラバスタ編のラストの「仲間のしるし」で魅せてくれた、素晴らしい伏線によるクライマックスの演出にやられたからだと思う。
特に「ヒルルクの桜」は、あのシーンをカラーでも観たいので、アニメで放送されるのをワクワクして待っていましたしね。そういう人も多分、多かったのではないでしょうか?
そして中編的に『ONE PIECE』のエピソードを分類した場合、個人的に最も高く評価したいのは、空島編の「黄金の鐘」です。ネット上の反応を見ていると、『ONE PIECE』の各エピソードの中でも読者人気的には低い方になっているようですが、個人的にはエピソード全体の構成力、そして伏線が花咲くラストシーンの演出力を高く評価しています。その理由は書くと長くなるので、昔書いたエントリーを参照して下さい。
『ONE PIECE』がそれぞれの各エピソードで魅せるラストシーンの演出力は、悲劇に陥っていた仲間を救い上げつつ、素晴らしい形でハッピーエンドに仕上げることに成功していると思います。カタルシスの解放を少年漫画らしく、晴れやかに描いているので、グッと胸が熱くなり、素直にこみ上げる涙を流すこともあるからです。
そしてウォーターセブン編以降は、30巻も超えて、長編も長編、大長編とし化しているからか、物語的にはそれ以降はかなり「大河ドラマ」化していると思います。しかし逆に、「麦わら海賊団」レギュラーメンバーのそれぞれ活躍、そして心情を深く描きつつあって、それが作品の魅力になっていると思います。ルフィ VS ウソップの悲しい戦いや、ロビンの決断など、積み上げてきたからこそ描ける物語を魅せてくれた素晴らしさがあると思います。そしてロビンを救い出した後の「彼」との別れのシーンは、ここまで長く描いてきたからこその涙、涙のシーンでしょう。
大長編となっている漫画だからこそ、一度少しでもハマってしまうと、逆にドンドンと深く深くハマってきていますね。それにリアルタイム(コミックスではなく毎週ジャンプを読んで追っているという意味)で読んでいるからこそ、躍動的な物語を更に楽しんでいるところはあると思います。
ここまででこれだけでも面白いのに、しかし物語も中盤でしかないと言う。
ウォーターセブンを後にし、スリラーバーク編、そして新たな仲間を得て辿り着いたシャボンディ諸島編で「麦わら海賊団」に突如襲い掛かる怒涛の展開。さらに女々島&インペルダウン編と連続で続き、そこで(現在の)物語の中でも最大の戦いであり、最も盛り上がった、白ひげ海賊団 VS 海軍本部&王下七武海での敵味方入り乱れての大戦争は、『ONE PIECE』という作品が面白いと思っている人にとっては毎週がクライマックスな展開だったので、ハラハラドキドキして毎週が楽しみだったと思います。それくらいダイナミックで、凄い展開で話が進んでいきました。楽しみました。面白かった!
『ONE PIECE』の他にも50巻ほどの大長編の漫画作品は他にもありますが、長く連載が続いていくにしたがって、反比例的に休載も多くなったりしてきている作品もあるかと思います。そういう作品の場合、追い続けて読んでいる読者としては、ある意味辛いものがあったりします。読者側のわがままになるかとも思いますが、その作品に最高にハマっていた(楽しんでいた)時のテンションを維持するには、安定した連載と、定期的なコミックスの発売こそが、最大のカンフル剤だと思っています。
その点、『ONE PIECE』は(休載も少なく)ほぼ毎週読めて、しかもまだ終わりが見えない大長編になっているにも関わらず、中盤の山場においてこれほどのクオリティを保っているのは、非常に稀有な存在ではないでしょうか?
追っていて楽しい、楽しいから追っている、そして期待以上の楽しさを魅せてくれる、それが『ONE PIECE』だと思います。
これが自分がONE PIECEを好きな理由です。
■[戯言]今日の戯言

コミックスが今年中に出ると嬉しいな。
『本屋の森のあかり』の新刊も買ってきたので読もうっと。
- 作者: 磯谷友紀
- 出版社/メーカー: 講談社
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- メディア: コミック
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