闇の力(中編)

どうも、チーフ747Pでございます。
さぁ中編の始まりですよ♪( *・ω・)ノ
次回予告をTwitterに上げています。
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◇闇の力(前編)
http://d.hatena.ne.jp/CHIEF747P/20141114/p1

闇の力(中編)


ヴェル『それにしても、マスターってば全然起きないわね…』
ラプ『奇妙ね。普段ならもう起きてもおかしくはないのだけれど…』
ヴェル『それにアイラ達も、そろそろ帰って来ても良い頃なんだけど…』
????『オ前達ノ主人ハ目覚メナイゾ…』

ヴェル『あんたは!』
ラプ『ダークマター…』
ダークマター『今ハ自分デ心ヲ閉ジテイルノダカラナ…中ニ入ルコトナド容易イ…』
ヴェル『今すぐ、マスターをお越しなさいよ!!』
ダークマター『断ル。こいつニハマダ利用価値ガアルノデナ』
ラプ『なら、貴方を倒してでもマスターを起こします!!』

ダークマター『ククク…ソウ逸ルナ。貴様達ニハ最高ノさぷらいずヲ用意シタノダカラナ…』
ヴェル『サプライズですって!?』
ダークマター『現レロ!闇ノ力ヲ解放シ全テヲ破壊スル神姫!!』
ラプ『全てを破壊する…神姫…?』

ザッ!ザッ!ザッ!ザッ!

ヴェル『え…?』

ラプ『あれは…』

ゴゴゴゴゴゴゴ!!

ヴェル『あ、アイラ!』
ダークマター『ククク…驚イタカ。貴様達ノ仲間は我ガ野望ノ礎トナル道具トナッテイルゾ』
ラプ『貴方!アイラさんに何を!!?』
ダークマター『ククク…我ハこいつノ願イヲ叶エテヤッタダケダ…強クナリタイトナ!』
ヴェル『アイラ!しっかりしなさいよ!!』

ダークマター『無駄ダ。既ニ自我ヲ失イ、破壊ノ限リヲ尽クス戦闘ましんニナッテイルノダカラナ!』
ラプ『くぅっ…』
ダークマター『デハ、我ハ高ミノ見物トスルカ。全ク見物ダナ。仲間同士デ戦ウノダカラナ』

ラプ『来ますわよ!』
ヴェル『でも!』
ラプ『私達も本気でいかなきゃ、殺られるわ!』

ラプ『はぁーっ!!!!』
ガキィィィィィィン!!!
ラプ『ぐっ!なんてパワーなの。これが、アイラさんの本来の力?』

ダダダダダダダダダッ!!!
ラプ『!!なんてことなの。接近戦ならいざ知らず、射撃も数段に上がっているわ!』
ヴェル『あたしも!…ってあれ?武装出来ない…??』

ヴェル『しまった!!あたしの素体、まだメンテ中だった!!』

ラプ『くっ!これならどう!?』
バスンッ!バスンッ!!バスンッ!!
アイラ『・・・・・・』

ラプ『全然効いていない!!』
アイラ『破壊…破壊…破壊破壊破壊破』

ガシャァァァァァン!!
ラプ『がはっ!』
アイラ『破壊破壊破壊破壊破壊破壊破壊破壊破壊破壊…』
ガガガガガガガガガガガガッ!!!!
ラプ『ぐぁぁぁ!!!』
ヴェル『ラプティ!!ホイールK.O.をやったあとにホイールを回して、外側に内蔵されてる小型ビームガンで撃つ…』
ガガガガガガガガガガガガッ!!!!
ヴェル『でも、あれは非人道的な事だって言って封印していたはず…』
ガガガガガガガガガガガガッ!!!!

ブンッ!!ガッシャァァァァン!!
ラプ『・・・・・・』

ヴェル『ラプティ!』
ラプ『う、うぅ…。ヴ、ヴェル…さん…』

ヴェル『ごめんなさい…あたし…』
ラプ『分かっていますわ…そう自分を責めないで…』
ヴェル『でも、でもあたし…何にも出来なかった…』
ラプ『いいのよ…それに、ヴェルさんには…ヴェルさんしか出来ない事が…あるはずよ』
ヴェル『ラプティ…』
ラプ『ごほっ!ごほっ!!いい?落ち着いて…考えるのよ…。武装モードに…出来なくても…戦う方法は…あるわ』
ヴェル『…わかった』
ラプ『ごめんなさい…私はもう…戦えないけど…アイラさんを救って…』
ヴェル『ラプティ…。今は休んでて…』

ダークマター『ククク…一体逝ッタカ…』
ヴェル『勝手に殺さないでくれる!?』
ダークマター『ククク…ドノミチ同ジコトダ。貴様モそいつ同様ニ死ヌノダカラナ…。ソシテ、ソノアトニコノましんモ始末シ全テヲ破壊スル』
ヴェル『悪いけど、そんなことさせるわけいかないわアイラも助けるし、あのバカマスターも起こしてやるわよ!!』
ダークマター『無駄ダト分カッテイテモヤルトハ…。人間同様、貴様達モ愚カナ奴ダ。少シハオ前ノ主人ヲ見習ッタラドウダ?』
ヴェル『確かにウチのマスターは、バカでスケベで周りを気にし過ぎてナーバスになって、何でも一人で背負い込んじゃって、堕ちるとこまで堕ちてるどうしようもないマスターだけど…。それでもあたし達を大事にしてくれて、何度でも這い上がろうと頑張ってるのよ!!だから、あたしもマスターのために頑張るわよ!!!』
アイラ『・・・!!』


闇の力に取り込まれてしまったアイラに手も足も出なかったラプティ。
メンテ中で武装モードに出来ないヴェル。
果たして、ヴェルはアイラを救い出すことは出来るのか!?
つづく…