モデリング未経験の人間がメタセコイアで音符モデルを作ってUnity上で降らせる話

主婦ゆにでntnyさんがMetasequoiaの使い方を主婦に教えていたのでそれを盗み見てやってみました。
結果としては大体1時間でタイトルに書いたことができるようになりました。

流れとしては、
1.Metasequoia3.1ダウンロードとインストール
2.シェア版に登録
3.音符モデルを作る。(True Typeフォントからモデルを生成する機能を使います。)
4.プラグインを2つ導入(音符に厚みを持たせるプラグインとFBXファイルで出力するためのプラグインです)
5.Unityにインポートする
6.物理演算コンポーネントを音符モデルにくっつける
です。順を追って、以下で説明していきます。


1.Metasequoia3.1のダウンロードとインストール
メタセコイア3.1な理由は?で導入するプラグインがVer4.xxに対応してなかったのとntnyさんが主婦に見せてたのが3.1版だったという理由です。
おそらく4.xxでもできるような気がするけど、とりあえず3.1でやっていきます。
ダウンロードはこちらの下のほうにダウンロードリンクがあります。

2.シェア版に登録
シェア版に登録するのは、登録しないと?で音符モデルを作る機能が使えないからです。ずっと使い続けないなら体験版ライセンスで十分だと思います。
シェア版に登録するのは、こちらから。
フォームを埋めてメールアドレスを登録するとメールアドレス宛にライセンスが降ってきます。

3.音符モデルを作る
オブジェクト→作成→CreateTextをクリック

でてくるメニューに画像のように入力

すると♪の形をしたモデルができました。
ですが、平面なのでこれに厚みを持たせる作業を次でしていきたいと思います。

4.プラグインを2つ導入
プラグインの1つはモデルに厚みを持たせるプラグインです。
プラグインは、http://tumbling-earth.sakura.ne.jp/mqo/TAK_Solidify/index.htmlのTAK_Solidify.dllをダウンロードしました。
これをメタセコイアをインストールしたフォルダのPluginsフォルダ→Selectフォルダ内にいれてください。そのあとメタセコイアを再起動してください。
(あるいは、メタセコイアのメニューバーのヘルプ(H)→プラグインについて で、「インストール」ボタンを押してDLLファイルを指定するのでも構いません。その場合もインストール後にメタセコイアを再起動してください。)
そして再起動するとメニューバーの選択部処理の下の方に「厚みをつけます。(Z)」というのが出現してると思います。
使い方は、先ほどのDlページにも書いてありますが、厚みを付けたい面を選択してから「厚みをつけます。」を実行するだけです。

するとこんな感じで厚みのついた♪ができてると思います。

もう1つのプラグインはFBXでモデルを出力するプラグインです。
Unityにインポートするのに、.mqoファイルは対応していなかったので、FBXに変換します。そのためのプラグインを導入します。
プラグインhttp://horsetail.sakura.ne.jp/mqplugin/mqfbxe.htmlからFBXエクスポーターをダウンロードしました。
例によってプラグインメタセコイアにインストールして再起動した後、
メタセコイアのメニューバーのファイル(F)→名前をつけて保存でファイルの種類を選択するときにFBX(*.fbx)ができてると思います。それを選択して出力してください。

5.Unityにインポートする
説明するまでもないですが、さっき出力したFBXファイルをUnity上のProjectのAssetフォルダにドラッグアンドドロップするだけです。簡単です!
インポートした後は、そのFBXをScene上で置いてみてください。

こんな感じで配置できると思います。

6.物理演算コンポーネントを音符モデルにくっつける
このままだとUnity上で再生しても何もおこらない(動かない)ので、衝突判定と物理演算(上から降ってくるようにする)をくっつけたいと思います。
Unityでは、コードをかかずともこれができちゃうのが良さだと思います。

衝突判定について
まずはScene上の♪をクリックしてInspectorでAddComponentをクリックしてください。
そこでColliderと入力すると「Box Collider」が出てくると思います。それを選択してください。

Inspectorは画像のような感じになっていたらおkです。
ただ、これだと衝突判定がずれているので音符に近い形にBoxColliderを修正して下さい。

画像のようになってればいいと思います。

物理演算(上から降ってくるようにする)
先ほどと同様にAddComponentでRigidbodyと入力して検索結果の「Rigidbody」を選択してください。
ここまでやって最終的にInspectorが画像のようになっていればOKです。あとは上から音符が降ってきます!


以上になります。
地面に衝突判定(Inspector上でRigidBodyのUseGravityのチェックを外してIsKinematicのチェックをつけたもの)をつけるとこんな感じで重なります。楽しいです。

もちろん音符以外にも、今回の手法を用いて文字(あいうえお、とか・。・とか)を降らせることができるし地面に落として重ねられるようになったので
できることの幅が広がったと思います。
成し遂げたぜ。