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2017-08-13

「日本人が「英語をモノにする」一番確実な勉強法」 藤沢晃治 (著)

こんにちは、T-Dogです。

本日は「日本人が「英語をモノにする」一番確実な勉強法」 藤沢晃治 (著) という本をご紹介します。

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本書は、タイトルどおり、英語をモノにする為の確実な・・・というか堅実な勉強法について書かれた本です。

個人的には、英語中級者、及び、伸び悩んでいる上級者に適した勉強法が数多く紹介されていると感じました。

実際のところ、本書に書かれている英語勉強法は、初心者にとっても役に立つものではあるのですが、勉強法の説明が細かく、若干難しいので、ある程度英語学習を続けてきた中級者以上の方が、書かれている内容を理解しやすく、また、紹介されている勉強法にも納得がいくのではないかと思います。


【本書の目次】

・ 1章 たった2年半で、夢をかなえる「勉強計画」 ― 「英検1級、TOEIC900点」も夢ではない!

・ 2章 英語が「ある日突然分かる」ようになる法則 ― 目からウロコの体験をして下さい

・ 3章 聞こえなかった単語が、はっきり聞こえる! ― リスニング力は「発音」で決まる!

・ 4章 「ネイティブとの会話」が聞き取れる快感 ― 「書く力」を鍛えると、会話力が伸びる!

・ 5章 「英語が反射的に出てくる」勉強法! ― 「理屈で覚えて、反復」、これが決め手!

・ 6章 「本物の会話力」を身につけるために! ― 「苦手分野」を完全に克服する!

・ 7章 「英検・TOEIC」で実力を発揮するために! ― 確実に「高得点をあげるコツ」を伝授!



【1章 たった2年半で、夢をかなえる「勉強計画」 ― 「英検1級、TOEIC900点」も夢ではない!】

英語学習の心構え的なことや学習計画の立て方などが書かれています。非常に正しいことが書かれていると思います。

僕自身は綿密な勉強計画を立てては失敗し続けている過去があり、非常に大まかな計画に沿ってやるタイプなので、個人的には本章からは、正直あまり得るものが無かったのですが、計画的に学習することを好む人にとっては有益な情報が得られるでしょう。


【2章 英語が「ある日突然分かる」ようになる法則 ― 目からウロコの体験をして下さい】
【3章 聞こえなかった単語が、はっきり聞こえる! ― リスニング力は「発音」で決まる!】


主に語彙力と発音について書かれていて、個人的には一番役に立つ情報が得られました。

2章の最初の見出しが、【英語は「語彙力」! これで成功した私の方法】となっていて、ここに記載されている語彙力増強の方法も有益ですが、それ以上に、やはり語学学習の要は語彙力であることを再認識させてくれた点が、僕にとっては一番の収穫でした。英語中級者・上級者で伸び悩んでいる人は大変共感できる内容だと思います。


【4章 「ネイティブとの会話」が聞き取れる快感 ― 「書く力」を鍛えると、会話力が伸びる!】
【5章 「英語が反射的に出てくる」勉強法! ― 「理屈で覚えて、反復」、これが決め手!】
【6章 「本物の会話力」を身につけるために! ― 「苦手分野」を完全に克服する!】


会話力を伸ばす為の勉強法について書かれていますが、結果的に、文法、発音、英作文、語彙力を含めた総合的な英語力を伸ばす学習方法になっています。

そもそも英語力(というか語学)というものは、各スキルが密接に関係し合っているので、一つのスキルを伸ばす為の学習をすれば、他のスキルも伸びるもので、4章から6章までの英会話力を伸ばす学習についての著者の説明には説得力があります。


【7章 「英検・TOEIC」で実力を発揮するために! ― 確実に「高得点をあげるコツ」を伝授!】

TOEICに関する記載は、本書の出版が2007年なので、情報が古く、また、現在ではTOEICの学習方法に関する良書は多数あり、インターネット上でも役立つ情報が沢山得られるので、その点が少し残念なところです。


本書は、各章末に各章の攻略ポイントが簡潔に纏められていて、更に最後のページにそれらが、「英語をモノにする」ための18カ条 として一覧になっているので、一度読んだ後は、いつでも簡単に勉強法の大事なポイントを再確認できます。

全体を通して、奇を衒うようなものはなく、「学問に王道なし」的な正統派の勉強法が書かれているので、真摯に英語を学び続けてきた人であれば、本書に記載されている内容は共感が出来ることが多く、納得した上で自分の英語学習に取り入れることができることでしょう。

日本人が「英語をモノにする」一番確実な勉強法 (知的生きかた文庫)

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2017-07-05

洋書が読める英語レベルかどうかの試金石になり得るペーパーバック − 「Holes」Louis Sachar (著)

こんにちは、T-Dogです。

本日は、「Holes」というジュブナイル小説の洋書をご紹介します。

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さて、「Holes」をご紹介する前に、まずは前置きを。

僕が英語の発音トレーニング教材として愛用し続けている「英語耳[改訂・新CD版] 発音ができるとリスニングができる」(松澤喜好 (著))という本の「第7章 英文読書のすすめ」に、「『Holes』がペーパーバックのリトマス試験紙」という項があり、その中で、自分の英語力がペーパーバックを読めるレベルにあるかどうかをすぐに知る方法として、「Holes」が最後まで読めるかどうか、もし読めれば、さして苦もなく、さまざまなペーパーバックを読破していけるでしょう、といった記載があります。

その根拠として、著者が昔、計600人に多読を続けてもらい、読書記録と感想を書いてもらった際に、実際に、洋書を読めるレベルかどうか決める基準になった本で、実際にこの基準は非常に有効に機能した、とのことです。

英語耳[改訂・新CD版] 発音ができるとリスニングができる

英語耳[改訂・新CD版] 発音ができるとリスニングができる


Holes

Holes



「Holes」が読めれば、ペーパーバックを次々読んでいって構わない、もし「Holes」が難しくて読めないようであれば、「グレーデッド・リーダー (Graded Readers)」「ラダー・シリーズ (Ladder Series)」などから読み始めることを勧められています。

(因みに、「グレーデッド・リーダー (Graded Readers)」「ラダー・シリーズ (Ladder Series)」とは、簡単に言えば、レベル別に語彙数や文法レベルを制限して書かれている英語学習者向けの洋書のシリーズのことで、僕の以前のブログ記事<TOEIC900点までの道程—その1>の後半部分でも触れているので、そちらをご参照下さい。)

ただ、松澤氏の「この『Holes』が最後まで読めるかどうか、もし読めれば、さして苦もなく、さまざまなペーパーバックを読破していけるでしょう」という見解には、正直、僕は、同意できません。

何故なら、「Holes」は、児童文学で、対象年齢はネイティブ・イングリッシュ・スピーカーの9歳 - 12歳となっていて、この本は洋書としては、僕が読んだことのある洋書の中では、かなり読みやすい部類に入る本だったからです。

つまり、「Holes」が読めれば、児童文学や大人向けの小説でもあまり難しい語彙が使われていないものは読破できるかと思いますが、実際、僕自身が今まで読んできた洋書の多くは「Holes」より語彙レベルが高く、「Holes」を読破できても、必ずしも他の様々なペーパーバックが苦もなく読めるとは到底思えない、ということです。

ただ、松澤氏が書かれているとおり、「『Holes』は、洋書が読めるかどうかのリトマス試験紙になる」という点には全く同感です。

「Holes」が読めたら、洋書が読める最低限のレベルには達していると言えると思います。

因みに、オンライン書店の「楽天ブックス」の商品ページでは、「Holes」は目安として「TOEIC600点以上」と表記されています。

HOLES(A) [ LOUIS SACHAR ]

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感想(16件)




個人的な感想としては、TOEIC600点レベルだと、結構読むのが難しいと思います。TOEIC600点台でも、リスニング・セクションよりリーディング・セクションの方が得意な人であれば、何とか読破出来るかな?、というレベルの洋書だと思います。

さて、前置きが大変長くなってしまいましたが、僕が「Holes」を読んだキッカケは、上述のとおり、「英語耳[改訂・新CD版] 発音ができるとリスニングができる」の中で「Holes」について書かれていて、しかも、松澤氏によれば、「Holes」を最後まで読んだ人全員が「面白かった」とコメントしていて、内容も保証付きとあり、興味を持ったこと、そして、「Amazon(アマゾン)」の洋書全体の売れ筋ランキングでも常に上位に入っているベストセラー&ロングセラー本だったからです。

洋書の売れ筋ランキング

実際、今まで児童文学の洋書も何冊か読んできて、感動する本はありましたが、「Holes」は、児童文学というカテゴリーの中だけにとどまらず、僕が今まで読んだ洋書の中で、最もストーリーが面白い本の1冊です。

今まで洋書を何冊も読んで、洋書に読み慣れている人でも、もし「Holes」を読んだことがなければ、是非とも、お読みになられることをお勧めします。

ストーリーがよく練られていて、話の展開がメッチャ面白いです。

平易な英文と語彙で書かれていますが、それでも英検1級レベルやそれ以上のレベルの単語も(数はそれ程多くないですが)所々で出てきますので、ある程度の英語レベルの人にとっても、英語学習の用途で読んでも役に立つでしょう。

「Holes」については、Wikipedia(ウィキペディア)に、あらすじ等の情報が記載されています。
↓↓↓↓↓
https://ja.wikipedia.org/wiki/穴_(ルイス・サッカー)

児童文学と侮るなかれ。

本当に良く練られたストーリー構成 & 展開で、僕は毎日の通勤電車の中という限られた時間の中で読んだのですが、夢中で次々とページをめくり、話の面白さに、電車を降りてからも、駅の構内で突っ立ったまま暫くの間、読み続けるぐらいハマりました。

この本が洋書の中でも大変人気があり、ずっと売れ続けているワケも、読み終えてみて、「なるほどね、納得」、という感じです。

因みに「Holes」は、本国アメリカで数々の賞を受賞しているようです。

また、本書はウォルト・ディズニー・ピクチャーズによって、2003年に映画化もされていて、僕は、本書を読み終えたあと、映画のDVDを英語音声・英語字幕で観ました。(本を読み終えた後でないと、ネタバレになってしまうので、もし、このDVDを観たいと思うのであれば、本を読み終えた後に観ることを強くオススメします。)

何と、本作品には、映画「エイリアン」で有名な、女優のシガニー・ウィーバーさんも出演しています。

穴 / HOLES [DVD]

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因みに、映画の中で使われている楽曲も映画の光景、情景にマッチしていて良かったです。

Holes

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それから、本書は邦訳本もあります。

穴  HOLES (講談社文庫)

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更に「Holes」には、2冊の続編があります。

Stanley Yelnats Survival Guide to Camp Green Lake

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Small Steps (Readers Circle)

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「Holes」は、(昔の話(主人公の先祖の時代の話)と今の話が交錯しながら進んでいく)ストーリーがとても面白く、途中も全く退屈することなく物語が展開していき、最後には、昔と今の全ての話が繋がり、最後には大ドンデン返しが待っています。

洋書を初めて読んでみようと思っている人にとっては、自分が現在、洋書(原書)を読める英語レベルにあるかどうかを測る試金石になる本であり、既に洋書を読める英語レベルの人にとっても「これは面白い!」と思ってもらえる本だと思いますので、まだ読んだことがなければ、是非、読んでみて下さい♪


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2017-03-26

「Unlimited Power」Anthony Robbins (著)

こんにちは、T-Dogです。

最近読み終わった洋書「Unlimited Power」をご紹介します。

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著者のアンソニー・ロビンズ (Anthony Robbins) は、ライフコーチ / セルフヘルプコーチとして有名な、アメリカの実業家、自己啓発作家です。

アンソニー・ロビンズのセミナーは非常に高額(数十万円とか100万円〜200万円とか)であるにもかかわらず、非常に人気があるようです。

所謂、自己啓発セミナーやビジネス系セミナーというものに対して、世間の反応は賛否両論あり、確かに、詐欺まがいのセミナーや、洗脳に近いことをやっている危険なセミナーも世の中には存在すると、僕個人も思っています。(以前、或るビジネス系セミナーの無料動画が公開されていて視聴したことがあるのですが、それは詐欺とか洗脳系のセミナーではありませんでしたが、セミナー講師の話している内容のレベルが低すぎ、且つ、ビジネスの成功とは反対方向にセミナー参加者を導いているような内容で、失笑ものでした。)

しかし、このアンソニー・ロビンズは30年以上も世界中でセミナーを行っている実績があります。

相当な効果が得られる、または、参加者が参加して本当に良かったと思えるような内容でなければ、これだけ高額セミナーを開催し、これだけ長い間活動し、年間二桁億円もの大金を稼ぎ続けることは不可能でしょう。

アンソニー・ロビンズ(トニー・ロビンズ)については、ウィキペディア(Wikipedia)にも情報があります。(英語版の方が、情報量が多いです。)
↓↓↓↓↓
https://ja.wikipedia.org/wiki/トニー・ロビンズ

https://en.wikipedia.org/wiki/Tony_Robbins

本書「Unlimited Power」は、簡単に言ってしまえば、自己啓発書ということになりますが、NLP(神経言語プログラミング)に基づく内容が多く含まれています。

内容は、非常に大雑把に言ってしまえば、「自分/人生を変える」、「結果を出す」、といったことについて書かれています。

NLP(神経言語プログラミング)についても、よく纏まった情報がウィキペディアに記載されています。
↓↓↓↓↓
https://ja.wikipedia.org/wiki/神経言語プログラミング

NLPは学術的な検証が出来ておらず、批判的な意見もあるようです。

僕自身、NLPについては、本書を読んでも、それほど大きな感銘は受けませんでしたが、有益・有意義だと感じる点も少なからずあったので、自分が良いと信じられる部分を取り込んで、実践していけばよいのかなと思っています。

さて、ここからは、洋書のリーディングの観点から、本書について書きたいと思います。

NLPについて書かれた本を読んだのは本書が初めてで、日本人著者によるNLP関連書籍や、海外著者の翻訳書も読んだことがなかったので、NLPや心理療法などの専門用語の理解で難しい部分はありましたが、本書の最後にGlossary(用語集)として纏められているので、まず、それに目を通してから本文を読み始めると理解し易くなるでしょう。

本書は400ページ強あり、難しめの単語も多く出てくるので、TOEIC800点以上、英検準1級以上ぐらいのレベルでないと、途中で読むのに挫折してしまうかもしれません。

書かれている内容はそれ程難しくはありませんが、上述のとおり、NLPや心理療療法などの専門用語や、それに関連する語彙が、自分には難しく感じられました。

ただ、そうした専門用語や関連語は本書の中で繰り返し出て来るので、一回覚えてしまった後では、徐々に読み進めやすくなります。

NLP関連の書籍を読んだことがある人であれば、割とスムーズに読めるのではないでしょうか。

本書は邦訳版も2冊出ていますが、どちらも完訳版ではないようです。



僕が今まで読んだ洋書の中で、読み終わるまで一番時間が掛かった本でしたが、それだけに読み終えた時は、とても達成感がありました。
(^_^)v

セミナーの参加費用が何十万円とか100万円とか、そういうレベルのカリスマ・コーチなので、そういう人の考えの一部を、僅か1,000円程度で知ることができ、英語の勉強にもなるので、本書は、そういった意味で大変オススメな一冊です。

Unlimited Power: The New Science of Personal Achievement

Unlimited Power: The New Science of Personal Achievement

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2016-12-26

「人生を変える最強の英語習慣」三浦将 (著)

こんにちは、T-Dogです。

最近、英語学習についての興味深い本を読んだのでご紹介したいと思います。

「人生を変える最強の英語習慣」という本で、著者の三浦将さんはメンタルコーチとして活躍されている方とのこと。

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本業のコーチングでは、既に2冊の著書がベストセラーとなっているようです。



僕は、有名な英語講師や英語の達人といわれる方が書いた英語学習法などの本は、今までに何冊か読んでいるのですが、メンタルコーチの方による「英語学習を習慣化する方法について書かれた本」ということで興味を惹かれました。

何故なら、メンタルコーチという職業の方の視点で書かれた英語習得方法とはどういったものなのか興味がありましたし、英語講師の方々とは違った角度から英語(学習)に対するアプローチを提言しているのではないかと思ったからです。

日本ではコーチングというものは、一部の大手企業が企業内教育・企業内研修として取り入れていたり、ごく一部のトップアスリートがメンタルトレーナーを雇ったりするという話を耳にするぐらいで、まだまだ浸透していないですが、一方、アメリカでは、政治家・プロスポーツ選手・大企業のエグゼクティブなどは勿論のこと、コーチング(特にメンタルコーチング)は、多くの大企業が導入しています。

また、アメリカでは、コーチング関連書籍が数多く出版されていますし、そもそも、職業としての各分野のプロのコーチの数が日本とは比較になりません。

実際、本書は、英語講師や英語の達人といった方々とは、別の切り口で書かれているので、英語の習得方法について、新たな視点を得ることが出来ました。(但し、英語の学習方法についての記述は、世に出ている他の英語学習法の本で提言されているような、割とオーソドックスな方法が多かったです。)


まず、個人的に、本書「人生を変える最強の英語習慣」をオススメしたい人ですが、英語レベル(英語初級者・中級者・上級者)を問わず、「今、英語の壁にブチ当たっていて、もがき苦しんでいる人」、「英語を習得しようと思って英語学習を始めては、何度も途中で挫折して、継続的な英語学習が出来ない人」、「英語を教える立場にある人で、なかなか英語が伸びなくて悩んでいる生徒・受講生を抱えている人」です。

逆に、毎日、楽しく、しっかりと英語学習に取り組んでいて、且つ、順調に成果が出ているという人にとっては、本書を読んでも得るところは少ないかもしれません。(但し、本書で書かれていることは、コーチングがベースになっているので、英語以外にも応用できる為、ダイエットや禁煙、生活習慣の改善、または何らかの資格・技術習得などにも役立つと思います。)

僕自身、ここ2年間ぐらい、まさに英語の壁にぶち当たっていて、伸び悩みの状態をなかなか超えることが出来ず、何とかその高く分厚い壁を飛び越えようと奮闘している最中です。

もっとも、最近2年間のうち、前半の1年間は、長時間通勤と長時間労働による疲労や睡眠不足で、英語学習どころではない時期が続きました。(それでも通勤時間中などに、英語音声を聴いたり、ボキャビルをしたり、細々と努力は続けていましたが・・・)

今でも日々の仕事で心身の疲労からは解放されることはなく、その中での英語学習が大変なことには変わりありませんが、ここ一年ぐらいの間に、引っ越しをして、通勤時間を大幅に短縮したり、自分なりに考えて、生活習慣を変えたりと、色々と行動した結果、「生活の質の向上」と「毎日の英語学習時間の確保」に成功しました。(それでも、まだまだ自分が満足できるレベルでは無いので、来年は更にアクセルを踏み込んで加速していきたいと思っています。)

また、本書に出てくることなので、詳細は後述しますが、僕自身が英語の壁にぶち当たって、もがいているとは言え、自分なりに英語学習を「習慣化」出来ていますし、自分の中では英語力の向上が実感できているので、なかなか成果が出ないことに焦りや不安を感じてはいません。むしろ、毎日楽しく英語に触れています。


さて、本書の内容についてですが、本書は以下の構成になっています。

・ はじめに
・ プロローグ
・ 第1章 あなたの潜在力が発揮されれば、英語はマスターできる
・ 第2章 夢を実現させるための質問
・ 第3章 英語習慣の継続のために
・ 第4章 無意識を利用する学習法
・ 第5章 実践をより充実させるために
・ エピローグ



【はじめに】

冒頭で「英語に対するイメージ」について書かれています。

簡単に言えば、個々人の英語の取り組み方は、その人が英語に対して持つイメージによって決まるので、「難しい」とか「つらい」というイメージで捉えていれば、その通りになってしまうので、イメージを変えることにより、取り組み方が変わるといったことが述べられています。

また、本書の本題である「習慣化」(セミオートマチックにことが進む状態)についての概要が書かれています。


【プロローグ】

プロローグの冒頭では、20年近く前に、著者がイギリスに留学した当時、条件付き合格していたイギリスの大学院に正式合格する為には、IELTS (International English Language Testing System) で6.5以上、またはTOEFL (PBT) で600点以上とらなければならなかったにもかかわらず、留学の数十日前のTOEICスコアは440点だったということが書かれています。

その状態で、イギリスの現地英会話学校に通いながら、僅か3カ月で目標のIELTSスコア6.5を達成してしまい、6カ月後にはIELTSスコア7.5まで到達されたそうです。

本書の表紙に「3カ月でTOEICテストを400点アップさせた「潜在力」の目覚めさせ方」とありますが、恐らく、IELTSのTOEICスコア換算で400点アップと記載されているのだと思います。(どちらにしても驚異的であることには変わりありませんが。)

イギリス留学直後から大学院入学直前までの6カ月間の具体的な勉強時間や勉強方法の記述はありませんが、TOEICスコア400点台から短期間でIELTSのスコアをここまで爆上げするには、寝ても覚めても一心不乱に勉強していたとか、通っていた英会話学校が超スパルタ式だったとか、そういったことがない限り、到達は極めて困難だったと推測されますので、本書とは別に、当時の勉強方法・学習体験について、一冊の本に纏めて、出版されたら、それはそれでかなり需要があるんじゃないかと思いました。

著者は「留学の最初の3カ月間にやっていたことを分析してみたところ、当時はコーチングのコの字も知らなかったが、メンタルコーチングの観点からは、非常に理にかなったことをやっていたことが分かった」と記されています。

そして、メンタルコーチとして、クライアントの英語力を上げた経験から、英語習慣の身に付け方を伝えることに価値があると思い、英語についての本を書こう、と思われたとのことです。


【第1章 あなたの潜在力が発揮されれば、英語はマスターできる】

自分自身が自分のドリームキラーになるという落とし穴(実際、日本人はドリームキラーが多いですが)、「自分自身に対する思い込みを変える」ことにより、根本が変わるということが述べられています。

僕自身は「平均的な日本人との比較では、英語ができる部類に入るけど、本当に英語を自由に使いこなしている人からすると、自分はいつまで経ってもその域に到達出来ないのではないか?」と、時々つい弱気になってしまうことがあるのですが、この章を読んで、英語の上達が進まないのは、才能の問題ではなく、思い込みや習慣の問題であることを再認識できました。


【第2章 夢を実現させるための質問】

本章の見出しどおり、自分の夢を実現する為の質問を自分自身にするワークになっています。

英語に限らず、何かを習得したり、思い描いていることを実現するには、自分自身が、本当の目的を把握し、可視化することは、夢を実現するのには大切なことだと、今まで読んだ本にも書いてありましたが、改めてその重要性を認識しました。

また「人は驚くほど自分自身のことが分かっていません」という一文に、思わずハッとさせられました。

自分を俯瞰するということの重要性を知りました。

自分が英語を学習する本当の目的が分かっていない人にとっては、大変重要な章となっています。


【第3章 英語習慣の継続のために】

本書の肝である「英語習慣」の身に付け方について書かれています。

本章は他章に比べて特にボリュームがあるわけではありませんが、章末に設けられた「まとめ」の項目数が多いので、著者が伝えたい重要なポイントが多く記述されているということになるのでしょう。

特に印象に残った点は、「“楽しい”、“頑張らない”ということが習慣力養成のキーワードである」との著者の考え方。別の言い方で「いかに楽しく努力するか?」とも書かれています。

また、著者は、「小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道(だと思っています。)」というメジャーリーガーのイチロー選手の名言を挙げて、「習慣力のパワーと、とてつもない可能性を感じさせてくれる言葉です」と書いています。

このイチロー選手の言葉と同様に、「どんな偉業も小さいことの積み重ねである」という意味の故事・ことわざは、洋の東西を問わず、数多く存在しているので、これは一つの真理なのでしょう。

例えば有名なところでは、「千里の道も一歩から」とか「ローマは一日にして成らず」とかですね。

それから、本章では、「習慣化のための5つの秘訣」という記述があり、これは英語学習の習慣化のみならず、習慣化したいあらゆる事に適用できる内容で、大変参考になりました。


【第4章 無意識を利用する学習法】

本章の見出しは、「無意識を利用する学習法」となっていて、それについても触れられていますが、普通に著者のお薦めする学習方法が書かれています。

著者は、特に「語彙力」「正しい発音の習得」を重要視しています。

「語彙力」と「正しい発音の習得」の重要性については、多くの英語上級者が同様のことを主張されていて、英語学習法の本でもよく記述されていることで、また僕自身も以前からこの2点は初級者から上級者まで英語力の基盤となるものと考えていることなので、自分の英語学習の方向性に、より確信を持つことが出来ました。

それから、個人的には「筆写のススメ」という項については、自分が英語学習で取り入れていなかったことなので、参考にして取り入れてみることにしました。

普段、仕事で英文メールを書くことはあっても、PCでキーボード入力しているだけで、学生の頃以来、英文を実際に手を動かして書く感覚は、日頃ほとんど体感していないので、色々な意味で英語に馴染むという点では、有効であると思いました。(実際、今は英語圏の国に住んでいても、文章を書く際は、手書きよりもPC等のデバイスで入力する機会の方が多いですからね・・・)

本章には、他にシャドーイングの方法などについての記載もあります。


【第5章 実践をより充実させるために】

本章では、英語習慣を付けるための「マインド」について記述されています。

英語学習に限らず、習慣化する為に「どのようなマインドで取り組むか」について書かれている印象を持ちました。

メンタルコーチの視点での説明が大変参考になりました。


【エピローグ】

「あとがき」ですが、最後の最後まで励まされているような、エールのような素敵な言葉を読者に向けて書かれています。


既述のとおり、僕自身の今年を振り返ると、本書を読む前から、日々の忙しい仕事中心の生活の中で、「英語学習の習慣化」には成功していて、来年は更に英語学習の時間を増やそうと思っていたところだったので、偶然の巡り合わせというか何と言うか、丁度そんなタイミングで本書を読むことになり、自分の更なる英語習慣化の拡張の為のヒントを沢山得ることが出来ました。

(・∀・)

人生を変える最強の英語習慣

人生を変える最強の英語習慣




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2016-12-10

「Sex and the City - (Abridged, Audiobook CD) 」 Candace Bushnell (著); Cynthia Nixon (監修)

こんにちは、T-Dogです。

前回のブログ記事では、僕が毎朝ラッシュ時の通勤電車で聴いている音声教材の一つとして、「経済英語はじめて学ぶ40日間トレーニングキット」という経済英語の教材を紹介しましたが、毎日同じものばかり聴いていると飽きてくるので、ローテーションで複数の英語音声をリスニング教材として利用しています。



勿論、反復して聴くことが重要なので、各教材とも何度も繰り返し聴いています。(因みに、僕が今までで一番繰り返し聴いた英語教材は、以前のブログ記事でご紹介しました「スティーブ・ジョブズ 伝説のスピーチ&プレゼン」で、再生回数を確認したところ、現在までに146回聴いていました。

[生声CD&電子書籍版付き] スティーブ・ジョブズ 伝説のスピーチ&プレゼン

[生声CD&電子書籍版付き] スティーブ・ジョブズ 伝説のスピーチ&プレゼン



さて、前回のブログでは、上述のとおり、経済ニュースの英語教材というビジネス英語系のものをご紹介しましたが、今回は打って変わって、世界中で大ヒットしたアメリカの連続ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ(原題:Sex and the City)」の原作本のオーディオブック(CD) 版です。

セックス・アンド・ザ・シティ シーズン 1 [DVD]

セックス・アンド・ザ・シティ シーズン 1 [DVD]



オーディオブック版は下の写真のとおり、CD5枚組です。
CD5枚分の音声で、トータル・タイムが約6時間と結構なボリュームですが、これでもAbridged Edition(要約版)です。


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原作本(ペーパーバック版)は、304ページあるようです。

Sex and the City

Sex and the City



邦訳版も出版されています。



オーディオブック版のUnabridged Edition(無削除版)は、どうやら無いようなので、オーディオブックは原作本の要約版のみだと思います。

因みに、著者のキャンディス・ブシュネル (Candace Bushnell) 氏をググってみたら、綺麗な方でした。(恋愛経験も豊富なのではないかと・・・)

さて、本オーディオブックですが、ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」で主要人物の一人、ミランダ(Miranda)役を演じたシンシア・ニクソン(Cynthia Nixon)が朗読しています。

ドラマ版のメインキャストである本物のベテラン女優さんが朗読を担当しているだけあり、とても明瞭で聞きやすく、臨場感あふれる素晴らしい音声となっています。

ただ、別に英語学習者用につくられた教材ではなく、単に原作をオーディオブック化したものですから、ネイティブ・スピーカー (or 英語を普通に理解できる人)向けです。

そういった意味では、ある程度英語ができる人でも1, 2回聴いたぐらいでは大部分の内容を理解するのは難しいかと思います。

・・・とは言え、上記のとおり、明瞭で聞きやすい朗読なので、リスニング教材に適していると思います。

内容的には、社会的にある程度の地位があり、お金も持っているセレブな人たちの話ですが、非常に俗っぽい内容、且つ、性的描写もあるので、完全に成人向けのコンテンツです。

ニューヨークという所は、アメリカの代表的な大都市でありながら、他の大部分のアメリカとは異なる場所であり、非常に即物的な生き方をしている人が多いところに思えます。

特に、高学歴、高収入、しかも容姿端麗な30代・40代ぐらいのアッパークラス、アッパーミドルクラスに属するようなニューヨークの住人たちの中には、多少の誇張はあるにせよ、こういう人たちもいるのでしょう。

もっとも、ニューヨークに限らず、世界中どこの大都市でも、頭が良くて、お金を持っていて、野心的なイケメンや美女たちは、その他大多数の人たちより、あらゆる面で様々な恩恵を受けられる機会が多く、また、欲しいものやチャンスを手に入れやすいので、程度の差こそあれ、この話の登場人物たちのような、超リア充・・・というか、ちょっとばかりクレイジーで享楽的な生活を送っている人は少なからずいますわな。

英語のリスニング教材としては、個人的には「あぁ、セレブなニューヨーカーたちはこんなライフスタイルなのかー」とか、聴いていて、興味深く、面白い反面、ニューヨークのセレブな人たちに呆れ、幻滅したり、ニューヨークという大都会で暮らす独身女性たちの本音ってコワイなぁ・・・とか、考えさせられることもあり、アメリカ人(というかニューヨーカー)の心理や考え方の一面を知ることができたりと、いろいろな意味で勉強になりますし、何よりも朗読が素晴らしく、退屈させないので、手頃な大人向けリスニング教材としては、オススメです。

Sex & the City

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