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英語上達―継続は力なり このページをアンテナに追加 RSSフィード


2016-12-26

「人生を変える最強の英語習慣」三浦将 (著)

こんにちは、T-Dogです。

最近、英語学習についての興味深い本を読んだのでご紹介したいと思います。

「人生を変える最強の英語習慣」という本で、著者の三浦将さんはメンタルコーチとして活躍されている方とのこと。

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本業のコーチングでは、既に2冊の著書がベストセラーとなっているようです。



僕は、有名な英語講師や英語の達人といわれる方が書いた英語学習法などの本は、今までに何冊か読んでいるのですが、メンタルコーチの方による「英語学習を習慣化する方法について書かれた本」ということで興味を惹かれました。

何故なら、メンタルコーチという職業の方の視点で書かれた英語習得方法とはどういったものなのか興味がありましたし、英語講師の方々とは違った角度から英語(学習)に対するアプローチを提言しているのではないかと思ったからです。

日本ではコーチングというものは、一部の大手企業が企業内教育・企業内研修として取り入れていたり、ごく一部のトップアスリートがメンタルトレーナーを雇ったりするという話を耳にするぐらいで、まだまだ浸透していないですが、一方、アメリカでは、政治家・プロスポーツ選手・大企業のエグゼクティブなどは勿論のこと、コーチング(特にメンタルコーチング)は、多くの大企業が導入しています。

また、アメリカでは、コーチング関連書籍が数多く出版されていますし、そもそも、職業としての各分野のプロのコーチの数が日本とは比較になりません。

実際、本書は、英語講師や英語の達人といった方々とは、別の切り口で書かれているので、英語の習得方法について、新たな視点を得ることが出来ました。(但し、英語の学習方法についての記述は、世に出ている他の英語学習法の本で提言されているような、割とオーソドックスな方法が多かったです。)


まず、個人的に、本書「人生を変える最強の英語習慣」をオススメしたい人ですが、英語レベル(英語初級者・中級者・上級者)を問わず、「今、英語の壁にブチ当たっていて、もがき苦しんでいる人」、「英語を習得しようと思って英語学習を始めては、何度も途中で挫折して、継続的な英語学習が出来ない人」、「英語を教える立場にある人で、なかなか英語が伸びなくて悩んでいる生徒・受講生を抱えている人」です。

逆に、毎日、楽しく、しっかりと英語学習に取り組んでいて、且つ、順調に成果が出ているという人にとっては、本書を読んでも得るところは少ないかもしれません。(但し、本書で書かれていることは、コーチングがベースになっているので、英語以外にも応用できる為、ダイエットや禁煙、生活習慣の改善、または何らかの資格・技術習得などにも役立つと思います。)

僕自身、ここ2年間ぐらい、まさに英語の壁にぶち当たっていて、伸び悩みの状態をなかなか超えることが出来ず、何とかその高く分厚い壁を飛び越えようと奮闘している最中です。

もっとも、最近2年間のうち、前半の1年間は、長時間通勤と長時間労働による疲労や睡眠不足で、英語学習どころではない時期が続きました。(それでも通勤時間中などに、英語音声を聴いたり、ボキャビルをしたり、細々と努力は続けていましたが・・・)

今でも日々の仕事で心身の疲労からは解放されることはなく、その中での英語学習が大変なことには変わりありませんが、ここ一年ぐらいの間に、引っ越しをして、通勤時間を大幅に短縮したり、自分なりに考えて、生活習慣を変えたりと、色々と行動した結果、「生活の質の向上」と「毎日の英語学習時間の確保」に成功しました。(それでも、まだまだ自分が満足できるレベルでは無いので、来年は更にアクセルを踏み込んで加速していきたいと思っています。)

また、本書に出てくることなので、詳細は後述しますが、僕自身が英語の壁にぶち当たって、もがいているとは言え、自分なりに英語学習を「習慣化」出来ていますし、自分の中では英語力の向上が実感できているので、なかなか成果が出ないことに焦りや不安を感じてはいません。むしろ、毎日楽しく英語に触れています。


さて、本書の内容についてですが、本書は以下の構成になっています。

・ はじめに
・ プロローグ
・ 第1章 あなたの潜在力が発揮されれば、英語はマスターできる
・ 第2章 夢を実現させるための質問
・ 第3章 英語習慣の継続のために
・ 第4章 無意識を利用する学習法
・ 第5章 実践をより充実させるために
・ エピローグ



【はじめに】

冒頭で「英語に対するイメージ」について書かれています。

簡単に言えば、個々人の英語の取り組み方は、その人が英語に対して持つイメージによって決まるので、「難しい」とか「つらい」というイメージで捉えていれば、その通りになってしまうので、イメージを変えることにより、取り組み方が変わるといったことが述べられています。

また、本書の本題である「習慣化」(セミオートマチックにことが進む状態)についての概要が書かれています。


【プロローグ】

プロローグの冒頭では、20年近く前に、著者がイギリスに留学した当時、条件付き合格していたイギリスの大学院に正式合格する為には、IELTS (International English Language Testing System) で6.5以上、またはTOEFL (PBT) で600点以上とらなければならなかったにもかかわらず、留学の数十日前のTOEICスコアは440点だったということが書かれています。

その状態で、イギリスの現地英会話学校に通いながら、僅か3カ月で目標のIELTSスコア6.5を達成してしまい、6カ月後にはIELTSスコア7.5まで到達されたそうです。

本書の表紙に「3カ月でTOEICテストを400点アップさせた「潜在力」の目覚めさせ方」とありますが、恐らく、IELTSのTOEICスコア換算で400点アップと記載されているのだと思います。(どちらにしても驚異的であることには変わりありませんが。)

イギリス留学直後から大学院入学直前までの6カ月間の具体的な勉強時間や勉強方法の記述はありませんが、TOEICスコア400点台から短期間でIELTSのスコアをここまで爆上げするには、寝ても覚めても一心不乱に勉強していたとか、通っていた英会話学校が超スパルタ式だったとか、そういったことがない限り、到達は極めて困難だったと推測されますので、本書とは別に、当時の勉強方法・学習体験について、一冊の本に纏めて、出版されたら、それはそれでかなり需要があるんじゃないかと思いました。

著者は「留学の最初の3カ月間にやっていたことを分析してみたところ、当時はコーチングのコの字も知らなかったが、メンタルコーチングの観点からは、非常に理にかなったことをやっていたことが分かった」と記されています。

そして、メンタルコーチとして、クライアントの英語力を上げた経験から、英語習慣の身に付け方を伝えることに価値があると思い、英語についての本を書こう、と思われたとのことです。


【第1章 あなたの潜在力が発揮されれば、英語はマスターできる】

自分自身が自分のドリームキラーになるという落とし穴(実際、日本人はドリームキラーが多いですが)、「自分自身に対する思い込みを変える」ことにより、根本が変わるということが述べられています。

僕自身は「平均的な日本人との比較では、英語ができる部類に入るけど、本当に英語を自由に使いこなしている人からすると、自分はいつまで経ってもその域に到達出来ないのではないか?」と、時々つい弱気になってしまうことがあるのですが、この章を読んで、英語の上達が進まないのは、才能の問題ではなく、思い込みや習慣の問題であることを再認識できました。


【第2章 夢を実現させるための質問】

本章の見出しどおり、自分の夢を実現する為の質問を自分自身にするワークになっています。

英語に限らず、何かを習得したり、思い描いていることを実現するには、自分自身が、本当の目的を把握し、可視化することは、夢を実現するのには大切なことだと、今まで読んだ本にも書いてありましたが、改めてその重要性を認識しました。

また「人は驚くほど自分自身のことが分かっていません」という一文に、思わずハッとさせられました。

自分を俯瞰するということの重要性を知りました。

自分が英語を学習する本当の目的が分かっていない人にとっては、大変重要な章となっています。


【第3章 英語習慣の継続のために】

本書の肝である「英語習慣」の身に付け方について書かれています。

本章は他章に比べて特にボリュームがあるわけではありませんが、章末に設けられた「まとめ」の項目数が多いので、著者が伝えたい重要なポイントが多く記述されているということになるのでしょう。

特に印象に残った点は、「“楽しい”、“頑張らない”ということが習慣力養成のキーワードである」との著者の考え方。別の言い方で「いかに楽しく努力するか?」とも書かれています。

また、著者は、「小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道(だと思っています。)」というメジャーリーガーのイチロー選手の名言を挙げて、「習慣力のパワーと、とてつもない可能性を感じさせてくれる言葉です」と書いています。

このイチロー選手の言葉と同様に、「どんな偉業も小さいことの積み重ねである」という意味の故事・ことわざは、洋の東西を問わず、数多く存在しているので、これは一つの真理なのでしょう。

例えば有名なところでは、「千里の道も一歩から」とか「ローマは一日にして成らず」とかですね。

それから、本章では、「習慣化のための5つの秘訣」という記述があり、これは英語学習の習慣化のみならず、習慣化したいあらゆる事に適用できる内容で、大変参考になりました。


【第4章 無意識を利用する学習法】

本章の見出しは、「無意識を利用する学習法」となっていて、それについても触れられていますが、普通に著者のお薦めする学習方法が書かれています。

著者は、特に「語彙力」「正しい発音の習得」を重要視しています。

「語彙力」と「正しい発音の習得」の重要性については、多くの英語上級者が同様のことを主張されていて、英語学習法の本でもよく記述されていることで、また僕自身も以前からこの2点は初級者から上級者まで英語力の基盤となるものと考えていることなので、自分の英語学習の方向性に、より確信を持つことが出来ました。

それから、個人的には「筆写のススメ」という項については、自分が英語学習で取り入れていなかったことなので、参考にして取り入れてみることにしました。

普段、仕事で英文メールを書くことはあっても、PCでキーボード入力しているだけで、学生の頃以来、英文を実際に手を動かして書く感覚は、日頃ほとんど体感していないので、色々な意味で英語に馴染むという点では、有効であると思いました。(実際、今は英語圏の国に住んでいても、文章を書く際は、手書きよりもPC等のデバイスで入力する機会の方が多いですからね・・・)

本章には、他にシャドーイングの方法などについての記載もあります。


【第5章 実践をより充実させるために】

本章では、英語習慣を付けるための「マインド」について記述されています。

英語学習に限らず、習慣化する為に「どのようなマインドで取り組むか」について書かれている印象を持ちました。

メンタルコーチの視点での説明が大変参考になりました。


【エピローグ】

「あとがき」ですが、最後の最後まで励まされているような、エールのような素敵な言葉を読者に向けて書かれています。


既述のとおり、僕自身の今年を振り返ると、本書を読む前から、日々の忙しい仕事中心の生活の中で、「英語学習の習慣化」には成功していて、来年は更に英語学習の時間を増やそうと思っていたところだったので、偶然の巡り合わせというか何と言うか、丁度そんなタイミングで本書を読むことになり、自分の更なる英語習慣化の拡張の為のヒントを沢山得ることが出来ました。

(・∀・)

人生を変える最強の英語習慣

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