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2017-07-05

洋書が読める英語レベルかどうかの試金石になり得るペーパーバック − 「Holes」Louis Sachar (著)

こんにちは、T-Dogです。

本日は、「Holes」というジュブナイル小説の洋書をご紹介します。

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さて、「Holes」をご紹介する前に、まずは前置きを。

僕が英語の発音トレーニング教材として愛用し続けている「英語耳[改訂・新CD版] 発音ができるとリスニングができる」(松澤喜好 (著))という本の「第7章 英文読書のすすめ」に、「『Holes』がペーパーバックのリトマス試験紙」という項があり、その中で、自分の英語力がペーパーバックを読めるレベルにあるかどうかをすぐに知る方法として、「Holes」が最後まで読めるかどうか、もし読めれば、さして苦もなく、さまざまなペーパーバックを読破していけるでしょう、といった記載があります。

その根拠として、著者が昔、計600人に多読を続けてもらい、読書記録と感想を書いてもらった際に、実際に、洋書を読めるレベルかどうか決める基準になった本で、実際にこの基準は非常に有効に機能した、とのことです。

英語耳[改訂・新CD版] 発音ができるとリスニングができる

英語耳[改訂・新CD版] 発音ができるとリスニングができる


Holes

Holes



「Holes」が読めれば、ペーパーバックを次々読んでいって構わない、もし「Holes」が難しくて読めないようであれば、「グレーデッド・リーダー (Graded Readers)」「ラダー・シリーズ (Ladder Series)」などから読み始めることを勧められています。

(因みに、「グレーデッド・リーダー (Graded Readers)」「ラダー・シリーズ (Ladder Series)」とは、簡単に言えば、レベル別に語彙数や文法レベルを制限して書かれている英語学習者向けの洋書のシリーズのことで、僕の以前のブログ記事<TOEIC900点までの道程—その1>の後半部分でも触れているので、そちらをご参照下さい。)

ただ、松澤氏の「この『Holes』が最後まで読めるかどうか、もし読めれば、さして苦もなく、さまざまなペーパーバックを読破していけるでしょう」という見解には、正直、僕は、同意できません。

何故なら、「Holes」は、児童文学で、対象年齢はネイティブ・イングリッシュ・スピーカーの9歳 - 12歳となっていて、この本は洋書としては、僕が読んだことのある洋書の中では、かなり読みやすい部類に入る本だったからです。

つまり、「Holes」が読めれば、児童文学や大人向けの小説でもあまり難しい語彙が使われていないものは読破できるかと思いますが、実際、僕自身が今まで読んできた洋書の多くは「Holes」より語彙レベルが高く、「Holes」を読破できても、必ずしも他の様々なペーパーバックが苦もなく読めるとは到底思えない、ということです。

ただ、松澤氏が書かれているとおり、「『Holes』は、洋書が読めるかどうかのリトマス試験紙になる」という点には全く同感です。

「Holes」が読めたら、洋書が読める最低限のレベルには達していると言えると思います。

因みに、オンライン書店の「楽天ブックス」の商品ページでは、「Holes」は目安として「TOEIC600点以上」と表記されています。

HOLES(A) [ LOUIS SACHAR ]

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感想(16件)




個人的な感想としては、TOEIC600点レベルだと、結構読むのが難しいと思います。TOEIC600点台でも、リスニング・セクションよりリーディング・セクションの方が得意な人であれば、何とか読破出来るかな?、というレベルの洋書だと思います。

さて、前置きが大変長くなってしまいましたが、僕が「Holes」を読んだキッカケは、上述のとおり、「英語耳[改訂・新CD版] 発音ができるとリスニングができる」の中で「Holes」について書かれていて、しかも、松澤氏によれば、「Holes」を最後まで読んだ人全員が「面白かった」とコメントしていて、内容も保証付きとあり、興味を持ったこと、そして、「Amazon(アマゾン)」の洋書全体の売れ筋ランキングでも常に上位に入っているベストセラー&ロングセラー本だったからです。

洋書の売れ筋ランキング

実際、今まで児童文学の洋書も何冊か読んできて、感動する本はありましたが、「Holes」は、児童文学というカテゴリーの中だけにとどまらず、僕が今まで読んだ洋書の中で、最もストーリーが面白い本の1冊です。

今まで洋書を何冊も読んで、洋書に読み慣れている人でも、もし「Holes」を読んだことがなければ、是非とも、お読みになられることをお勧めします。

ストーリーがよく練られていて、話の展開がメッチャ面白いです。

平易な英文と語彙で書かれていますが、それでも英検1級レベルやそれ以上のレベルの単語も(数はそれ程多くないですが)所々で出てきますので、ある程度の英語レベルの人にとっても、英語学習の用途で読んでも役に立つでしょう。

「Holes」については、Wikipedia(ウィキペディア)に、あらすじ等の情報が記載されています。
↓↓↓↓↓
https://ja.wikipedia.org/wiki/穴_(ルイス・サッカー)

児童文学と侮るなかれ。

本当に良く練られたストーリー構成 & 展開で、僕は毎日の通勤電車の中という限られた時間の中で読んだのですが、夢中で次々とページをめくり、話の面白さに、電車を降りてからも、駅の構内で突っ立ったまま暫くの間、読み続けるぐらいハマりました。

この本が洋書の中でも大変人気があり、ずっと売れ続けているワケも、読み終えてみて、「なるほどね、納得」、という感じです。

因みに「Holes」は、本国アメリカで数々の賞を受賞しているようです。

また、本書はウォルト・ディズニー・ピクチャーズによって、2003年に映画化もされていて、僕は、本書を読み終えたあと、映画のDVDを英語音声・英語字幕で観ました。(本を読み終えた後でないと、ネタバレになってしまうので、もし、このDVDを観たいと思うのであれば、本を読み終えた後に観ることを強くオススメします。)

何と、本作品には、映画「エイリアン」で有名な、女優のシガニー・ウィーバーさんも出演しています。

穴 / HOLES [DVD]

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因みに、映画の中で使われている楽曲も映画の光景、情景にマッチしていて良かったです。

Holes

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それから、本書は邦訳本もあります。

穴  HOLES (講談社文庫)

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更に「Holes」には、2冊の続編があります。

Stanley Yelnats Survival Guide to Camp Green Lake

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Small Steps (Readers Circle)

Small Steps (Readers Circle)



「Holes」は、(昔の話(主人公の先祖の時代の話)と今の話が交錯しながら進んでいく)ストーリーがとても面白く、途中も全く退屈することなく物語が展開していき、最後には、昔と今の全ての話が繋がり、最後には大ドンデン返しが待っています。

洋書を初めて読んでみようと思っている人にとっては、自分が現在、洋書(原書)を読める英語レベルにあるかどうかを測る試金石になる本であり、既に洋書を読める英語レベルの人にとっても「これは面白い!」と思ってもらえる本だと思いますので、まだ読んだことがなければ、是非、読んでみて下さい♪


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