PASPYの今後

広島電鉄 5104号

 広電のサイトにPASPYの導入予定が出ていて、10月ごろ(予定)に電車宮島線に導入することが発表されています。これで、広島電鉄の電車・バスへの導入が完了するとのことです。
 ICカード「PASPY」ご利用エリア拡大について 広電 最新情報 ひろでんアベニュー
その上の方には、10月31日をもって磁気カードのパセオカードと回数乗車券の発売を停止することも発表されています。宮島線への導入が「予定」と控えめな表現になっているのに比べ、パセオカードの発売停止は確定期日で書いてあるのが対照的ですが、パセオカードや回数乗車券は販売終了から1年は引き続き使えるとともに、パセオカードからPASPYへの残額移し換えも実施するそうです。
 この画像はグリーンムーバーmaxの料金箱ですが、磁気カードリーダーは明らかに外付けで、将来的に外すであろうことがよく分かります。今回、早々に磁気カードと回数乗車券が発売停止になりますが、背景にはすでに他社も含めPASPYが普及していて、早くICカードに統一したい広電の意向があるのでしょう。パセオカードは1年後に使用停止というのも早いですね。PASPYに付け替えができるからということでしょうか、回数乗車券は払い戻し措置も何もないようなので、どうなるのかちょっと気になります。
 次の話として「信用乗車制」が出てくるはずです。PASPYを持っている人に限り、自分でリーダーにタッチして入口から降りてもらっても結構とか、とりあえずやってみるのか、現金扱いを廃止して一気に全面導入なのか、今は何も明らかにされていません。前にこの件が話題になったときに何度か書きましたが、信用乗車制を本格的に導入するのであれば、それを世の中のルールとして、きちんと決めなければいけないと思っています。信用乗車導入の方針が出てからもう2年以上経っているので、検討も進んでいることでしょう。