Enabler or Disruptor: フィンテック企業の分類の仕方

通常、フィンテック企業を分類するときは業務・機能分野で分けることが多い。例えば、コアバンキング、モバイル、支払い・決済、保険、などなど。

ところが、昨日こちらのリストを見ていて、ふーん、こういった大分類法もあるのだなあ、と思いました。

ズバリ、

Enabler、と
Disruptor

まあ、言ってしまうと既存の金融業界中心の立場からの見方で、前者は「うーん、これ、ウチで使えるっちゃ」タイプ。取り込んでしまって使えば有利になるぞ、というものですね。

Disruptor の方は、最近シリコンバレーで実によく耳にする言葉なのだが(”Disrupt"っていう名前のカンファレンスもあります)、既存の業界の利益を脅かす存在。

例えばタクシー業界にとってUberは明らかにDisruptor。逆に、タクシー会社の配車を便利にするだけのツール、っていうのはEnablerとなりますね。

ここの分け方は金融機関に取っては死活問題でもあるので、今後、このスタートアップはどっちかいな〜、と考えながら色々読んでいこうと思います。