彼は考えていた。
なぜ俺が?と
彼は今日バイト先で賞状をもらった。
賞状なんて前にいつもらったか忘れてしまっていたくらいだったので、彼はただぽかんとしていた。
賞状にはこう書かれていた。
「接客部門店内優勝」
どうやらこれは、ここんとこ行われていたバイトを店長が審査し、料理と接客で1位を決めるなんとかコンテストとかいうヤツの賞状らしかった。
彼は俺よりいいヤツなんていっぱいいると思っていたので、正直気にしていなかったが、この賞状によると彼が接客部門で1位になったらしい。
彼はもう1度思った。
なんで俺が?