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Chikirinの日記 RSSフィード

2009-05-15 “日本の便利”をもっと世界に!

海外旅行をすると日本の便利さを痛感することが多いですよね。特に水回りの設備については圧倒的です。


まずは「洗浄機能付き便座」。ようやくアジアの高級ホテルで見るようになってきましたが、欧米ではまだほとんどないですよね。

マドンナが来日した時にホテルで使用し、「この便座を外してアメリカに持って帰りたい!」と言ったらしいですが、使えば気に入るのは欧米人も同じだと思います。なのになぜ全く普及しないんでしょう?TOTOとINAXの営業力の問題?ちょっと不思議です。

いずれにせよ、まずは使ってもらうのが一番と思うのですが、来日した外人客もよくわからないから(ホテルのトイレについていても)使ってないように思います。

いきなり欧米の市場で普及させるのが難しいなら、せめて来日した人には使ってもらえるよう、一流ホテルのトイレには「使い方」を英語など外国語と絵(!)で書いた説明書を目立つように置いておけばいいんじゃないでしょうか?


その説明書には、

「日本はおしりを洗う国!」とか、

「洗ってジャパン!」

「まさか、まだ紙を使ってます?」

などのキャッチコピーをつけて、派手にマーケティングすればいいのにと思います。


★★★

さらに「洗い場付きのお風呂」ももっとアピールすべきです。格安のビジネスホテルがスペースの節約のためにユニットバスを使うのはわかりますが、巨大なバスルームをもつ一流ホテルでさえ、欧米では「バスタブ+(それとは別の場所に設置した)シャワーブース」という組み合わせです。

せめて日本にある一流ホテルは、「洗い場付きのお風呂」(もちろんシャワー付き)を設置し、もっと積極的に外人宿泊客にアピールすべきじゃないでしょうか?

「バスタブで暖まる」「シャワーで洗う」という組み合わせが自在にできる「洗い場付きのお風呂」を便利と思うのは決して日本人だけではないでしょう。また、バスタブを使ったらトイレまで湿気だらけになる西洋諷のバスルームを彼らが“すごく快適”と考えているわけでもないように思います。

こういうと、「欧米人はそういうお風呂の入り方はしない。」と言う人もいますが、「あのお風呂の便利さ、気持ちよさ」が伝えられれば、変わる可能性は十分あると思います。二十年前には欧米人にはイチイチ「ナマのお魚は食べられますか?」「お箸は使えますか?」とか聞く必要がありましたが、今や寿司ほど海外で食べられている日本食はないし、お箸だってみんな上手に使います。人間は「うまい!」とか「気持ちよい!」とわかれば、慣習を変えていくものなのです。

というわけで、オークラとか帝国ホテルとか「日本の一流ホテル」には、プライドを持って「日本にはもっと便利な形式の、気持ちいいお風呂があるんですよ!」という“押し”をしてほしいです。


★★★

あと、特に欧州では未だに「固定シャワー」をよく見かけます。欧米にだって背の低い人もいるだろうし、足だけ洗いたい時などにも超不便です。レインフォール型のシャワーなら固定でもいいけど(あれはアレでとても気持ちよいので!)、洗うためのシャワーとしては可動式の普及が強く希望されます。

また「混合水栓」ではない、お湯と水を別々に操作する水栓器具もみますよね。真鍮の水栓金具にタイルがついていたり、見た目はおしゃれで素敵なのですが、今時「湯」と「水」を別々に出して適温を調整するなんて面倒くさすぎます。


★★★


水回りではありませんが、「おしぼり」も世界に広まってくれたらいいなーと思うもののひとつです。飛行機内では、最近は日系以外の航空会社でも出てきますが、(アジアの一部を除き)海外のレストランでおしぼりが出てくることはほとんどないですよね。

食事前に手を拭くというのは極めて合理的だし、しかもパンを手でちぎって食べる国におしぼりがないのはすごく気になります。

「おしぼり屋」という、飲食店に毎日おしぼりを洗浄消毒して配布し、翌日には回収するという専門業者が日本ではどこの街にも存在してるわけですが、こういうビジネス自体が海外にはありません。おしぼりの普及に必要なのはおしぼりという“モノ”ではなく“おしぼり屋というシステム”だと考えると、あのシステムが海外に普及するのは難しいでしょう。でも最近は使い勝手のいい使い捨てオシボリもでてきました。これも是非広まって欲しいです。


★★★

それ以外にも、日本には便利でホスピタリティの高いモノがたくさんあります。

「郷に入れば郷に従え」という言葉もあるとおり、私も海外に行った時に「全く日本と同じにしてほしい!」とは思いません。けれど同様に、海外から日本に来た人には、より積極的に「日本という郷の慣習」に触れてもらい、「日本ならではの便利さ」を体験してもらいたいとも思います。

そういう意味では、日本にあるホテルがわざわざ「西洋風のバスルーム」を用意して海外からのお客様を迎える必要はないと思うのです。そういうことしてると「日本のすばらしきモノ達」が広まりません。

飛行機内のおしぼりサービスだって、「日本航空に乗った時に配られたオシボリがめっちゃ気持ちよかった!」という米国人顧客の声がユナイテッドやアメリカンに伝わって普及したのだと思いますが、私たちも「日本のコレってこんなに便利なんですけど!快適なんですけど!」と、もっと積極的にアピールすべきではないでしょうか。


そんじゃーね。