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Chikirinの日記 RSSフィード

2012-01-29 TPOに合わせた服装 実践クイズ

日本ではよく「TPOに合わせた服装」と言います。これは和製英語ですが、「Time = 時間、Place = 場所、Occasion or Opportunity = 機会」に合わせた恰好(服装)をしましょう、という意味ですね。


服装に関しては世の中に2種類の人がいて、

「いつでもどこでも同じ恰好の人」と、

「TPOに合わせていろんな恰好をする人」に分かれます。

前者は「デニムにTシャツ」など自分が気に入った恰好でどこにでも出かけて行く人で、スティーブ・ジョブズ氏はその典型です。まあ彼だけではなく、カリフォルニアには気温にさえ左右されず、一年中、同じような恰好をしている人が山ほどいます。

昔、カリフォルニアで日本語を教えるアルバイトをしていた時、教科書に「衣替え」という言葉がでてきて、そのコンセプトを説明するのに難儀しました。(カリフォルニア生まれの人に加え、インド人も理解できない・・)


ちきりんに関しては季節に合わせて服装を変えることはもちろん、いろんなタイプの服を着るのが好きです。会社を辞めてから着られる服のバリエーションが増え、(かつウエストゴム比率も増え、)楽ちんな上に楽しくてなによりです。


さて今日は、みなさんと私のTPOセンスがどれほど一致するかを試すクイズをやってみましょう。これまでちきりんは、ビジネスメディア誠サイトにおいて、下記の6名の方と対談しました。

(1) 上杉隆さん (ジャーナリスト)

(2) phaさん (日本一のニート)

(3) 赤木智弘さん (フリーライター)

(4) 磯崎哲也さん (公認会計士)

(5) 城繁幸さん(人事コンサルタント)

(6) 中田宏さん(前横浜市長) 


そして下記は、それらの対談の写真です。それぞれの写真をみて、「この時の対談相手は誰だったのか?」当ててみて下さい。


写真A

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写真B

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写真C

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写真D

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写真E

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写真F

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“マークシート受験テク”を駆使し、まずは「これは間違いないだろ!?」という二組くらいから確定させるのがいいかもですね。なお全部当った方は「ちきりん2級」に認定させていただきます。ナンの役にも立ちませんけど。


そんじゃーねー!

2012-01-26 紛争地域のその先 (電子書籍市場)

電子書籍については、前向き、後ろ向き含め、すったもんだしてて楽しい限りです。ところで、本ができるところから最後までは(必ずしも一直線ではありませんが)こんな感じでしょうか?


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「運搬」=持ち運ばれることが多い本は教科書だし、「保存」「活用」については、資料としての本を大量保有している研究者やジャーナリストの方が想定されます。


このうち最初の2プロセスは既にデジタル化しています。もちろん今でも「原稿用紙に万年筆」で書いてる作家さんもいるんでしょうが、大半の著者はタイピングによってデジタル文章を作っているはず。

さらに編集プロセスも、原稿のやりとりや文章修正、装幀やデザインの制作、印刷行程など、電子メールや電子ファイル、デジタル加工が当然のように主流になっています。


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「当たり前」すぎて話題になることもない「最初の2プロセスのデジタル化」ですが、それが進んだ理由は「誰も損をしないから」です。下図にあるように、関係者はみんなハッピーで、それ以外の人には関係がありません。読者も書店も、原稿が万年筆で書かれようがパソコンで打たれようが、どうでもいいのです。


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ところがこの先は大変です。販売プロセスに関しては「大紛争」とでもいうべき状態・・・

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時代の方向性としてデジタル化は止められないけれど、「それじゃあ食べられなくなる!」書籍供給側を無理に動かすことは誰にもできない上、そもそも端末を持っている人の数も、電子書籍を読んでる人の数も少なすぎます。加えてアップル様やアマゾン様など青い目の御仁からのご無体な要求もビシバシ飛んできて、この地帯はぐちゃぐちゃ状態。


でも実は、この紛争地帯の先には広大な「誰もソンしない」エリアが存在しています。紛争地帯ではガチで戦ってる出版社や著者、その他の組織も、今の紙の本の「販売」が維持される限り(影響を受けない限り)、その後のプロセスがデジタル化したってなんの関係もありません。


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そして「紛争の先」のプロセスがデジタル化されれば、読者にとってのメリットは、計りしれません。読書好きの人で本の保管に悩みがない人は存在しないし、重い教科書を毎日毎日、学校に運ぶことには何の付加価値もありません。

研究者やジャーナリストの「本の活用」だって、天井までぎっしり積まれた本の中から必要な情報を探すのは至難の業。デジタル化され、検索やデジタル切り抜き保存ができたらどんだけラクなことか!

ところが紛争地帯があるために、この「誰もソンしない!」エリアのデジタル化も全く進まないのが、今の現状です。


だから当然の要請として、「自炊」という行為(自分の保有物である紙の本を裁断、スキャンして電子化する行為)や、それを代行する業者が現れたのです。「メリットのない供給側がデジタル化しないなら、メリットのある読者側が自分でやる」というのは、ごくごく自然な流れです↓


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ちなみに今はこれにも横やりが入りつつあるのは皆さん、ご存じのとおり。それは、無関係なはずの「紛争後のデジタル化」が「販売」部分に影響を与え始めているからですよね。紛争地帯である「販売」にコトが及ぶと、話は進まなくなるのです。


★★★


だけど、「紛争地帯」を避けた「その後」の電子書籍市場が(or だけでも)超有望なのは皆わかっています。

ちきりんは中学生の頃、星新一さんが大好きで彼の本を読みあさりました。それらの本も、今は一冊も手元にはありません。けれど、すべてのショートショートを含む「星新一デジタル全集」なら、紙の本と同じ値段でも買う可能性は十分にあるのです。(今すこしずつ電子化されつつあります。)


しかもそれって全員がハッピー、でしょ!?

・ちきりんにとって「星新一デジタル全集」を買うのは、新作の本を買う消費行動の代わりではないので、書籍業界に「真水の追加収入」が入ってきます。

・ちきりんは「星新一(紙の本の)全集」を買う気には全くなれないので、星新一本の著作権や出版権を持ってる人にとって、これらは完全に「新たな収入源」です。


他にも「昔読んだ漫画の全集」や「好きな作家のデジタル全集」を“大人買い”したい中高年はたくさんいるでしょう。「ベストビジネス書100選デジタル大全」や「2012年ビジネス書30選・電子書籍パッケージ」みたいなのも売れそうです。

保管場所をとらず、検索が可能で、いつでも「あの話!」を簡単に探しだせる。これは、メリットが大きいというレベルを越えて“わくわく”さえする、久しぶりの「超有望新市場」ですよね。


加えて読書のプロセスにも「ソーシャルリーディング」で新たな市場ができそうだし、教科書も持ち運びが不要になるだけでなく、いろんな工夫で付加価値がつけられそう。遠隔塾や学習指導(e-learning)とのコラボもありえます。

家中が本で溢れかえっている人だって、大量の蔵書のうち、一部のどうしても紙で保存したい本を除いた大半をデジタル化し、物理的に本棚がすっきりすれば、更に多くの本を買う人も多いでしょう。


・・・だけど「紛争地帯」が・・・


というわけで、お勧めとしてはとりあえず紛争地域を回避して、その後の部分だけでも先にデジタル化を進めたらしたらいーんじゃなかな。こういう感じで↓


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(注:もちろん書店も、ネット販売書店はニコニコマーク)



だってそうしないと、こう(↓)なっちゃうよ!? これはさすがに最悪でしょう。

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新技術が利用可能になっているのに、新しい仕組みが作れなくてそのメリットが享受できないなんて超もったいない。揉めてるのは一カ所だけなんだから、そこはとりあえず置いといて、どんどん先に進みましょう!


そんじゃーね!

2012-01-24 書店へ行こう!

じゃじゃーん!

下記は、現在、紀伊国屋書店、新宿本店で展開されている「藤沢数希さん&ちきりんが選ぶお勧め本」のコーナーの写真です。

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こういったコーナーを作って頂けるとは聞いていたのですが、予想以上に立派な棚でびっくり! 感激です。(新宿本店の3階だそうです。他のコーナーにもちきりんお勧め本が置いてあるみたい。わからなかったら店員さんに聞いてみてね!)



というわけで、今日は書店巡りについて。

ちきりんブログの読者の方にも「昔はよく本屋に行っていたけど最近は・・・」、「ここんとこ本を買うのはネット経由ばかり・・・」という方も多いかもしれません。ちきりん自身もブログでよく本を紹介しているし、自分で買う時もネットが多くなりました。

でも実際には「書店に行く機会」自体は減っていません。昔から「本屋さん」は大好きな場所だし、今も友人との待ち合わせの大半に書店を使います。待ち合わせで相手が遅れることがあっても、ほとんどアタマにこないのが「書店待ち合わせ」のいいところ。むしろ「えっ、もう来たの?」って時もあるほど。


ちきりんの場合、今回、紀伊国屋書店さんが並べて下さってるような「超お勧め本」の大半とは、ネット上ではなく書店で出会っています。ジャンル問わずいろんな売り場を歩き回り、たとえ自分が買わなくても世の中にどんな本があるのか、どんな人がどんなことについて書いているのか、見て廻るのはホントに楽しい。

そうやってチラチラ見ていると、時々「あっ、なんかイイ感じ!」と思える本に出会い、それが「すばらしい!」ひとときを与えてくれる。それはみなさんよくご存じのはず。著名人の話題の本を手に取っては「へー、こういう本を書く人なんだ!」等、あれこれ(脳内で)ブツブツいいながら本を見て歩くのは至福の時だよね。

特に最近はどこの書店も売り方に趣向を凝らしていて、書店ごとに並べ方や雰囲気も違う。客層に合わせて棚作りや注目の集め方にも書店員さんの努力が透けて見え、ビジネス好きのちきりんにはそういうのを比べるのも楽しい限りです。




・・・そろそろ本屋さんに行きたくなりました?・・・




写真で見る限り、ちきりんお勧め本には、主に小説が並べられてるみたい。どれも作者の才能を感じられる超一級の小説ばかりです。ぜひ書店で手にとって「ちきりんってどんな小説が好きなの?」って見てみてください。本を実際に手にとって選ぶという、あの“贅沢”をもう一度。

実は“書き手”として書店に行くのはあまり好きじゃないのですが(こんなにたくさん本があるのに、私までがワザワザ書く必要があるの?という気分になる・・)、読み手としては本屋さんはホントにすばらしい場所。「世界は自分が思ってるよりずっと広い」そういう、当たり前のことを思い出させてもらえます。


そんじゃーね!

2012-01-19 “クビパターン”一覧

“クビ”(解雇)には、いろんなパターンがあります。

下記は、横に本人の「能力の有無」、縦にその会社や部門が「儲かっているか?」という基準をおき、それぞれの場合に「クビになるかどうか」を考えたものです。


最初の図にあるように、儲かっている時に、能力のある人がクビになることは、外資だろうと日系だろうと、大企業だろうと零細企業だろうと、ほとんどありません。

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なお、儲かっている日本の大企業では、能力のある人はもちろん、能力の無い人もクビにできません。

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さらに日本の大企業は「解雇規制」と呼ばれる判例法のため、倒産寸前になり、かつ非正規社員や新卒学生を全面的に切り捨てた上でさえ指名解雇が困難です。(=能力のない人だけを選んで解雇することができません。)

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まとめると、能力があろうがなかろうが、儲かっていようがいまいが、全面的にお花畑なのが日本の大企業のクビパターンであり、公務員にいたっては、その、ごく一部の解雇ゾーンさえ存在しません。(全面ピンク!です。)

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★★★


一方外資系金融などでは、たとえ会社や部門が儲かっていても、能力のない人は当然のごとくクビになります。

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そして儲からなくなれば、できる人も含めてクビを切られます。時には部門の解散もあるし、日本支社撤退(シンガポールに統合など)もありえます。

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ふたつを統合すると外資系金融のクビパターンは下図のようになり、あら怖い! 日本の大企業との差は一目瞭然です。

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★★★


なのですが、外資系といってもメーカーやサービス業の企業の中には、儲かっているかどうかではなく、能力の有無だけでクビパターンを決めている会社もあります。

そういった企業では、儲からない時にも少数精鋭の能力のある人だけは(部門や仕事を変えてでも)組織内に確保しようとします。ただし、儲かっている時でも能力のない人は“きちんと”クビになります。

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上記は左右で色分けされましたが、下記のように上下で色分けされるパターンもあります。

家族経営の中小・零細企業では、儲かっている間はできる人もできない人も同じように雇用を守ってくれることが多いです。けれど、彼らは利益がでなくなると誰であれいきなり雇用を維持できなくなります。

すぐにキャッシュが廻らなくなり、「コア人材だけは維持しておく」などの余裕がないからです。

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ここまでいろんなパターンを見てきましたが、上記以外にコレ(↓)もあります。日本で「解雇規制を撤廃してほしい」と経営者がいう場合、たいていは「下記のようにしたい」ということだと思います。

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★★★


というわけで今日は「様々なクビパターン」について書いてみました。

人生いろいろ・クビもいろいろ



最後に自分のアタマで考えよう」のコーナーです!


質問1)あなたの会社のクビパターンはどれ?

質問2)あなたが経営者なら、どんなクビパターンを採用したい?


日本の大企業に関して「解雇規制の撤廃が必要」という意見もよく聞くのですが、「解雇規制撤廃」に関しては合意できる人も、じゃあ目指してる図はどれ?という点では、意見が違ったりしそうです。


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そんじゃーね!


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2012-01-17 中途半端に変わる必要はないです。そのままどうぞ!

一つ前のエントリで、今年のキーワードは「見限る」だと書きました。今日はその続きです。

何かの問題を解決する方法には、状況を「改善する」アプローチと、状況を「見限る」アプローチがあります。ちきりんは、後者の方が、圧倒的に早くよい結果につながると考えています。


たとえばグローバル化の進展を見越し、海外大学への進学を目指す高校生が出始めています。この状況において東大など日本の一流大学がチマチマと改善を進めるよりは、「改革が全く進まず、結局何も変わらない」状況に陥ったほうが、日本のためになります。

なぜならその方が、より多くの高校生が「こりゃアカン!」と理解して、海外の大学を目指すようになるからです。東大が9月入学を始めたり、ほんのちょっと英語の授業を増やしても、そこで得られるものは、MITやスタンフォード大学への進学で得られるものにはほど遠いです。

だったらしょうもない改善が行われるより、「東大は全然ダメ」なままの方が圧倒的にいいです。


同じように、官僚組織もトコトン“だめだめ”のままのほうがいいです。原発事故の真っ只中に経済産業省の役人の省内不倫が報じられたり、「官僚たちの夏」再来を思わせた半導体行政の担当者がたかだか数百万円のためにインサイダー取引で捕まったりするのは、非常にヨイことです。

だってもし、原発事故の後にエネルギー庁(経済産業省)の役人がリーダーシップを発揮し、断固&毅然とこの大危機に対応して頼もしい姿を見せていたら、「これからも官僚が国を率いるのだ!」という妄想が再燃し、優秀な学生が「オレも官僚になってお国のために働こう!」などと時代錯誤な考えに陥る危険がありました。

それよりは優秀な学生らが「今の時代、官僚になるなんてありえんわ」と理解できた方が、よほど将来は明るいです。


オリンパスや東電の経営者達も、今やっているように、とことん自分の地位にしがみつき、しっかりと退職金も年金ももらって悠々自適な老後をおくればいいと思います。

そうすれば、「日本のモノ作りに携わりたい!」とか「社会のインフラを支える会社ででかい仕事をしたい!」などという幻想を抱いていた学生(の中で、まともな学生)も、「こういう人達の下で何十年も働くってどうなの?」と理解し始めます。


さらに効用が高いのが、悪名高い日本の「解雇規制」です。ちきりんは「解雇規制が残っているほうが、日本企業も日本社会もずっと早くよくなる」と思ってます。

この解雇規制のために、大企業にとって「日本で日本人を正社員として雇う」ことのリスク(コスト)は非常に高くなっています。

だから彼らは「これからは海外現地採用を増やす」「(60歳までしがみついたりしないであろう)留学生などを雇う」、「日本人を日本で雇うなら、その多くを非正規社員として雇う」という方法に逃げ始めています。

これにより、いつまでも日本の大企業が「日本で日本人を正社員として雇う」ことにこだわりつづけるより、結果としては圧倒的にいい方向に向かいます


外人が組織内に増えれば、否応なくグローバルな視点や組織管理が求められます。海外で優秀な人を雇うには、給与体系など人事体系を海外市場にあわせることも必要になるでしょう。

日本人で非正規社員が増えれば、「正社員の仕事の質」がより厳しく問われるようになります。非正規雇用の人でもこなせる仕事をしている正社員への風当たりが強くなり、仕事ごとの“妥当な報酬”が浮き彫りにされるでしょう。


また解雇規制のせいで、日本の大企業には何もしないのに一千万円以上もらっているおじさんがたくさんいます。でもだからこそ、入ったばかりの若い社員が「あほらしい。こんな会社に居続けるなんてありえない!」と早々に理解でき、転職に踏み切ることができるのです。

このように、解雇規制には実に多くのメリットがあることを忘れてはなりません。


大企業同様に公務員組織も解雇ができません。今はどこも財政状態が厳しく、人件費は増やせません。でも高齢化や経済格差拡大により、仕事量は増えています。

そのため彼らは、給与の高い正規の公務員数の採用を抑え、代わりに格安な臨時雇用や契約社員を多く雇って乗り切ろうとしています。これもイイコトですね。だってこのために、日本の(正規の)公務員数がもう増えないのですから!


もしも解雇規制がなくて、働きの悪い(しかし人件費の高い)中高年の公務員のクビを切ることができたら、彼らは浮いた人件費で、倍の数の若手公務員を雇ってしまうことでしょう。しかもその時に公務員になる若い人は(就職戦線を勝ち抜ける)とても優秀な人だったりするわけです。

最悪ですよね!?「将来的に公務員が増える」という意味でも、「優秀な若者が公務員になってしまう」という意味でも最悪。解雇規制がなくなると、こんな時代逆行まで起こってしまいかねないのです。


というわけで、解雇規制はずっと維持してればいいです。働きの悪い、それなのに給料の高い中高年社員を山ほど抱えているからこそ日本企業は、それ以外のところを「大胆かつ急速」に変えなくてはならない状況に追い込まれているのです。

一カ所だけとてつもなくアホみたいな制度に固執し、その一点を守るために他のすべてを大きく変えなくてはならない・・・こういうのって、実質的にはけっこう有効な変革の手段だとちきりんは思ってます。

世の中はパラドックスに満ちてるんです。だからそれを利用しなくっちゃ!


今日の結論:日本は変わらなくていいです。政府も官僚組織も大企業も、ずうっと、ぜんぜん変わらなくていいです。変わる必要があるのは個人だけなんです。個人が変わればいいだけなんす。


そんじゃーね!

2012-01-14 今年のキーワードは「見限る」

年末に取材を受けたプレジデント誌 2012年 1/2号 で「今年のキーワード」を教えてくださいと言われ、ちきりんは「見限る」と答えました。

昨年来、多くの人がいろんなものを“見限り始めた”と感じたからです。


日本人は世界で稀なほど“お上”や“権威あるメディア”への信頼度が高い国民ですが、昨年起こった福島の原発事故を経て、いよいよそれらを「見限った」人も多いでしょう。

将来、他の原発で何か起こった時、政府やNHKが「爆発はしません!」「メルトダウンなんてありえません!」、「直ちに健康に影響はありません!」と連呼しても、それを素直に信じる人は相当少なくなりそうです。


原発事故は、霞ヶ関、永田町、そして経団連を含めた既存の政治体制、日本の権力当事者に対する不信感も大きく増幅させました。

それにしても、原発事故が起こった時、リーダーシップの“リの字”も見せなかった監督官庁、経済産業省にはあきれました。(誰かひとりでもリーダーシップを発揮したと思える人っていましたっけ??)


また、大阪や名古屋における首長選の結果は、中央の政党政治、中央集権制度への見限りとも見えますし、ここに来てもまだ原発推進にこだわる経団連や、多額の投資損失の隠蔽を続けた上に責任逃れの嘘をつきまくるオリンパス経営者の姿を見て、「日本のモノ作り企業の実態」に失望した人も多いでしょう。

東大の9月入学検討は「日本の18歳人口」を見限り、「アジアの優秀な学生を集めたい!」という意思表明に聞こえるし、既に多くの企業は日本市場を見限って、本格的にアジア市場での成長を求め始めています。

個人のレベルでも日本や日本企業を見限って、最初から海外や外資系で働こうと考える人が増えるだろうし、高校生ですら日本の大学を見限り、海外の大学に進もうと考える人がでてきています。

日本航空も東電もオリンパスも超のつく一流企業であり、22歳でこういう会社に入って、65歳まで40年間働くことを目指すのが“日本の就活”なわけですが、その制度そのものを見限る人も(まともな学生から順に)今後は増えていくでしょう。

というわけで、ちきりんは「今年は見限る一年だよね!」と考えています。


念のため書いておくと、ちきりんは「見限る」という言葉にも、さらには「捨てる」という言葉にも、全く悪いイメージは持っていません。

むしろ「捨てずにずっとグズグズしている」方がよほど後ろ向きです。要らないもの、使えないもの、どうでもいいモノを抱え込んでいると、本体が腐ってしまうから。

今年は要らないものをどんどん捨てて、新しいものを手に入れましょう。「捨てる勇気」「見限る判断力」がないと、要らんものをたくさん抱えて大変になるだけです。

そんな人やそんな組織はさっさと見限って、新しい世界へレッツラゴー!


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そんじゃーねー!


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2012-01-10 日本の温泉旅館も連泊を前提に!

ご存知のようにちきりんはここ一年“働かない生活”を謳歌して(いることになって)おり、勤めていたらできなかったことをアレコレ試してるんですが、中でも一番好きなのが「滞在型の国内ひとり旅」です。

海外旅行も好きなのですが、日本も本当に美しい&おいしい国で大好きです。そして(出張を思い出すような)ホテルを転々とする旅行ではなく、少なくとも3泊以上は同じホテルか旅館に泊まる滞在型の旅行をしたいと考えています。


昨年は初夏に京都、夏に八ヶ岳で、それぞれひとつのホテルに4-5泊し、のんびりすごしました。どんな感じの旅行かというイメージについては、下記をご覧ください。

・「のんびり一人旅

・「一人旅のごはん

・「ちきりん鉄子おばさん!?


これからも年に数回以上はこういう旅行をしたくて今も2月の予定を立てているのですが、その際に強く思うのが、「日本の旅館は、食事と宿泊を切り離すべき!」ということです。

滞在型宿泊、つまり4泊とか5泊の「連泊」をしようとすると、温泉旅館のあの夕食を毎日食べるなんてありえません。量も多すぎるし、同じようなタイプの料理だし、値段も高すぎ。なので連泊する場合、必然的に温泉旅館は選択肢からはずれてしまいます。

そして「温泉地のホテルで(食事なしの滞在が選べて)、かつ、大浴場や露天温泉があるところ」を探します。最近はネットのホテル予約サイトがよくできているので探すのは可能なのですが、温泉地の宿泊施設では、まだまだホテルタイプより旅館タイプのほうがはるかに多いです。

で、「なんで旅館は食事と宿泊を切り離したプランをもっと積極的に設定しないのかな?」と思うわけです。(実際そういうプランを提供している旅館も星野リゾートなど、一部に存在しています。)


これ、「お前みたいに、平日に何泊も続けて旅行できる奴はいない。だからそんなニーズはないよ!」と思われるかもですが、ちきりんは「そんなことないでしょ」と思ってます。だって今年から人数がメチャ多い団塊世代が65歳になり、本格的に定年生活に入ってるんですよ。

高齢者は格差が大きいから、裕福な人はほんと裕福です。借金ゼロで、ローンの終わった持ち家があり、退職金を含め数千万円の貯金があり、加えて年金が月40万円だったりする人が結構な数、いるんです。

だから旅行会社のパンフレットには、彼らをターゲットにした豪華クルーズ旅行(一人200万円など)やビジネスクラスでいく欧州旅行(一人80万円程度)など高額商品が溢れています。もちろん夫婦で参加すれば倍の値段で、お土産代も別です。


この世代の人には「長期休暇もとらずに働いてきた夫」と「専業主婦」の組み合わせが多く、定年後の海外旅行は非常にポピュラーなわけですが、ちきりんはこれらに加えて「高級国内旅行」のニーズも大きいはず!と思ってます。

だって、海外旅行なんて(お金と時間があっても)毎月、行く気にはならないでしょ。年令を考えても海外はせいぜい年1回か2回のはず。それなら、あと2回くらいは国内旅行にも行ってもらえるはず。

ところが、その受け皿となる宿泊施設がなかなかありません。年をとり「少量で極美味な料理が食べたい!」となり、加えてあれこれ健康にも気をつけないといけないのに、2泊3日で温泉旅行に行けば(たとえ2日、異なる旅館に泊まっても)、ほぼ同じ内容の超豪華なワンパターン夕食がもれなく付いてきちゃう。

あの食事を3,4日続けて食べるって、考えただけで「うんざり」しませんか?あれでは国内温泉旅行で3泊以上はちょっと検討できないですよね。ちきりんなんて2日連続でさえ(あの量の食事は)楽しめないです。

すると「海外旅行は8泊でイタリア」に行きながら、「国内旅行は長くて2泊の温泉旅行」しか行ってもらえなくなる。高齢者に国内でお金を使ってもらう、という意味でも、これってホントに馬鹿げてます。


旅行をするほうだって、海外旅行もしたいけど、「食事も言葉も安心な国内でいい旅行をしたい」人も多いはず。しかも彼らは、ちきりん同様、ピーク時ではなく、「オフピークの平日」に旅行ができる。旅館が最も空いている時期を埋めてくれる一番いいお客さんです。

値段的にも8日間のイタリア旅行に50万円(夫婦で100万円)以上も払う人たちなのだから、4日間の国内高級温泉旅館の旅に25万円(夫婦で50万円)は値段的には十分“アリ”です。この点、びんぼーな若者とはぜんぜん違うんです。

でも・・・話はもどりますが、「あの食事」を4泊食べるのはありえません。そんなの誰にとってもほとんど苦行です。(リッツ・カールトンが“豪華フレンチフルコース付き”の予約しかできなくなったら大変なことになるはずです。)


だからたとえば、

・月から木までの平日、もちろん夏休み、冬休み、GW、3連休などを除くオフピーク限定で、

・朝ごはんと宿泊のみ(夕食なし)

・空いている限り、一人や二人の客に4人部屋など広めのお部屋を割り当て

・連泊中は、布団は自分で部屋の隅に片付けたり敷いたりする。(シーツだけ配られる)

・1泊目に豪華食事つきで泊まれば、2泊目以降は希望者にはご飯と味噌汁とおかず2品だけの夕食を2000円で提供(←これでも十分儲かるはず)

・値段は3泊以上の部分について、2割(3泊目)、3割(4泊目)、4割(5泊目)引き

みたいなプランが、あちこちの温泉旅館で普通になればいいなーと思ってるわけです。

連泊できれば10時にチェックアウトしなくていいので朝もゆっくりできるし、1泊だと新幹線ですぐいける場所がいいけど、4泊、5泊の旅行なら時間がかかる場所に行くのも問題ありません。


温泉旅館だって、部屋を空室にしてたってしゃーないわけで、飛行機と同じように、もうちょっと「空席を埋める工夫」を積極的にやるべきでしょう!?

オフシーズンの平日、いったい日本旅館の部屋の稼働率は何%くらいなんでしょう?空いてる部屋に1万円で素泊まりさせて限界利益がマイナス(儲からない)なんて旅館はないと思うんですけどね。



というわけで、お知らせです↓


★★★お知らせ★★★

「うちの旅館、そういうプランやってます!」という方、お知らせいただければ、ちきりんの宿泊先として検討させていただきます! もしくは旅館にお知り合いのある方、是非このエントリを旅館の方にご紹介ください。

条件は以下です。

・自然が楽しめるリラックスリゾート。夏は涼しいところ、冬は暖かいところに行きたいです。(秘湯の一軒宿など特殊なところに行きたいわけではなく、普通の温泉旅行がしたいだけです。)

・温泉の露天風呂がある(露天風呂つきの個室とかいう変ちくりんなものは不要です)

・食事なし(もしくは朝食のみ設定)

・オフピークの平日限定でいいので、一人泊の価格設定がある

・部屋は全体で30平米程度 (8畳+収納、縁側、バストイレ)

・値段は1泊平均で2万円以下(×4泊 or 5泊)


もちろん規定の料金を支払います。というか、ブログの企画ではないので、「ちきりん」ではなく本名で宿泊します。(みなさんには「ちきりんが泊まってる」とはわかりません。)ちきりんのために特別プランを用意してほしいのではなく、誰でも予約できるプランとして提供していただきたい、という意味です。

宿泊し、すばらしい体験ができればブログで紹介するかもしれません。ひどい体験だった場合でも、特定の旅館やホテルを名指ししての悪口を書くことはありません。(影響が大きすぎるので、最近は大企業以外への不平不満は書かないことにしてます。)

以上です。


そんじゃーねー!

2012-01-08 スポンサード・シティ(新型企業城下町)のススメ

最近、コンパクト・シティとかスマート・シティという言葉をよく聞きます。高齢化や過疎地対策として、エネルギー問題解決の手法として、さらに最近はゼロから街を設計する必要がある地域がでてきたりで注目度があがっています。

コンパクト・シティとは徒歩や自転車、バスなどで生活できる(つまり“マイカー”に依存しないでやっていける)街のこと、スマート・シティとはITや高速通信網を利用して、エネルギー、交通、生活支援システム等が最適化される街、といったイメージでしょうか。

これらは高度成長&人口増加時代の“ダム、空港、高速道路、埋め立て”などに替わる“新型公共事業”ともいえ、新法ができてモデル都市にでも指定されれば大型予算が付くかも!?なので、みんな虎視眈々と狙っているわけです。


しかも昔型の公共事業だと「儲かるのはゼネコンと重電メーカーばかりなり」だったけど、コンパクトシティやスマートシティで儲けられる業界はそれよりかなり幅広い。

たとえば自動車会社は電気自動車や自動運転システムを含んだ交通システム全体を設計したいだろうし、エネルギー関連ならスマートグリッド+分散型発電システムで街ごとのエコシステムを作りたい。

電機メーカーは、家中の機器をすべてつないで遠隔操作や安全監視に役立てようと目論み、住宅メーカーもエコ住宅や耐震住宅はもちろん、単身高齢者のケア住宅など新たなコンセプトの住居を作り出すべく必死で検討中、のはず。

言わずもがなですが、通信、モバイル、IT産業はこれら新機能都市を支えるインフラ、バックボーン産業となりうるし、セキュリティサービス、宅配をはじめとした物流産業、コンビニなど小売店も、それらの都市のネットワークポイントを構成する重要産業となります。

つまり、コンパクトシティ&スマートシティ構想は幅広い産業にとって「巨大な成長機会」となるわけで、人口減少、高齢化で市場縮小が進む日本国内においては、医療・介護と並ぶ超有望市場なわけです。


ところがコレ、なかなか話は進みません。理由のひとつは「地方公共団体が絡むことが必須だから」でしょう。企業と消費者だけなら「やってみてダメなら発売中止」もできるけど、行政が絡むとそうはいかない。予算にも細かく議会の許可が必要だし、イチイチ法律や規制が絡む。巧くいったらいったで「特定の民間企業への利益供与」とか言われちゃう。

日本郵政がかんぽの宿を民間企業に売ろうとしてボコボコにされてましたが、あんな大赤字の事業を売るにも批判を浴びるんだから、行政が民間企業と一緒に新しいことをやるなんて超煩雑。加えて我らが霞ヶ関の国土交通省様も「オラオラオラオラ、オレ様の担当領域だぜえ!」とごっつい勢いで身を乗り出してきてますからね、マジ大変。


★★★


で、ちきりん的には「いっそ発想を逆にしてみたらどうなの?」とも思ってます。

財政赤字に悩む諸都市は、今までのように“霞ヶ関詣で”をして中央に補助金を乞うのではなく、民間企業から「スポンサー」を募ればいいのでは?

具体的には、「都市再建のスポンサー」として公に協賛企業を募り、応募してきた企業(もしくは企業グループ)に構想全体のプレゼンをさせ(議会で発表した後、市民にも新聞やネットサイトで公開)、住民の意向も踏まえて最終的に何社かの民間企業(自動車会社と住宅会社とIT会社など)をスポンサー企業として選び、共同プロジェクトとして街づくりをする、というイメージです。


もちろん市の予算で一定額は払うけど、一部は「宣伝費用」として企業に払ってもらう(割り引いてもらう)。さらに「市の命名権」を5年とか10年単位で売るのもいい。たとえば世田谷区の名前を「世田谷シャープエコ特区」にしちゃうとかね。

そしてスポンサー企業のリーダーシップも利用しながら、自然エネルギー村を作ったり、電気自動車や電気コミュニティバスだけしか走らない街を作っちゃう。

もちろん、タブレットを全家庭に配って行政サービスに利用する「アップルさいたま市」とか、全戸に“光の道”を引いちゃう「ソフトバンク光の道市」、「豊田スマートモバイル市」あたりもすぐにできそう。「ワタミ・ハッピーケアシティ」もいいよね。

スポンサー企業も、実際に運営してみてのテストマーケティングで商品やサービス内容の改善ができるし、他市や他国から見学が相次げば実地ショールームとしても使える。日本はもちろんアジアのテレビなどにもどんどん取り上げてもらえれば万々歳じゃない?


どうせ今までだって“企業城下町”は多数存在し、特定企業が出て行ったら存続しえないような街もあったよね。そういう場合、進出企業にはかなりの優遇策も実施してたはず。

だったら今後は、「最初から民間企業と組んで街づくりをします!」みたいに宣言したっていいと思う。てか、国土交通省を通じて予算配分する(=確実に利権化する)より、公けに世界中からスポンサー企業を募って競わせたほうが絶対無駄が少ない。


財政の余裕はないけど高度な行政サービスを実現したい(せざるをえない)自治体、新たな成長機会を渇望しているけど日本国内にはなかなか市場が見つけられない日本企業、いっそ積極的に手を組めばいーじゃん。

どこの市や町もお金がないし、中央にももうお金はありません。消費税を上げても年金や医療費、生活保護など既定の高齢者福祉に消えていく。

だったら民間企業が入れるところはどんどん(もちろん外資系企業も海外企業も積極的に)参加してもらって、各“企業都市”が競いあってオモシロイことをやればいい。

ちきりん的には自分の街が「グーグル区」でも「バイドゥ市」でも抵抗ないです。実験的で特徴ある街が増えたら、楽しそう。ぜひあちこち見に行ってみたい。


というわけで、ちきりんは“スポンサード・シティ”、もしくは「新型企業城下町」コンセプトを強く支持します!


そんじゃーねー!




<過去関連エントリ>

“生活支援生産性”の高い街作り



2012-01-05 世の中はだいたい適当

去年の大晦日、平田信(まこと)容疑者(46)が出頭しようとした際の顛末がおもしろかったので、昨日、連続ツイートしました。

逮捕の経緯その1:自身が関与した事件の捜査本部がある大崎署を訪ねたが、入り口がエレベーターで2Fに上がったところにある建物のため入り口を見つけられず、出頭を断念。(続く) 2012-01-04 19:39:39

逮捕の経緯その2:しかたなく公衆電話から特別手配専用フリーダイヤルに10回ほど電話したが、つながらなかった。(続く) 2012-01-04 19:41:12

逮捕の経緯その3:しかたなく110番して「この事件の担当はどこですか?」と聞いたら「警視庁本部」と回答されたので、ひとりで警視庁本部に赴いたところ、「正月で忙しい」と追い返される。(続く) 2012-01-04 19:42:50

逮捕の経緯その4:必死で「特別手配の平田です!」と訴えたが信じてもらえず、しかたなく700メートル離れた丸の内署まで行って初めて出頭に成功!(終わり)


以下はまとめ

今までにも自首しようとして、そのあまりの難しさに途中で挫折してしまった人が結構いそうだねー。



この後フォロワーの皆さんからいただいたリプライが笑えました。


なるほど。難易度の高い行為を達成したことへのご褒美だったんですね。


↓実際にはこういうことらしいですけど。



そうか、電話予約はだめか。。。と思っていたら・・・


これならマスコミも待機できるし、指紋認証にすればイタズラも防げる。いい案だね。

サイト名も決定↓


さらに、これもいいアイデアだと思った。担当事件ごとに違う電話番号を割り当てても、コールセンターならちゃんと対応してくれるよん。↓

@stsysh問合せ窓口だけならコールセンター外注した方が安くてサービスレベルが上がるかも、でも新たな天下り先増えて結果費用がかかるか・・・。 →特別手配専用のフリーダイヤルに10回ほど電話したが、電話がつながらなかった。


今の時代なら・・

ツイッターで「僕はどこに行けばいいんでしょう?」とか聞くのもアリだよね。


さらにいろいろ気をつけた方がいいみたい


そんなにいろいろ気をつけるべき点があるなら・・・

ですね。


冗談ですよ。


警察も役所だもんね。同じ体質ってことか。



などをみながらゲラゲラ笑ってたのですが、こういうことが起こると、

「警察の情報共有体制に問題があるのではないか?」というマジメな意見や、

「110番も皇居周りの警備隊にも悪戯をしてくる人が多すぎるのだから仕方ない」みたいな「そんなん知ってるよ」的な意見とかも寄せられて、自分の不真面目さを再認識してしまったりします。


ちきりんは今回の件について笑ってはいるけど、怒っても憤ってもいなくて、「そんなもんでしょ」「しゃーないじゃん」と思ってます。17年も前の事件の犯人で、一目見て分かれ!というほうが無理すぎる。気の緩みとかではなく、世の中そんなもんです。

巨大な組織の中央からの指令が組織の隅々までいき渡らないなんて良くある話で、自分がそういう組織の長だったら完璧に浸透させられるのか、といえばまったく自信がもてません。

むしろ「世の中ってこんな感じで実は超てきとーなんだよね」くらいの感覚で受け止めておくのがいーんじゃないかと思います。


そんじゃーね!




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(Tweetの表示を希望されない方はご連絡いただければ削除いたします。)

2012-01-02 一番大事なこと

それは、「自分がどう生きていきたいか」を理解しておくこと、そして選んだ道に自信を持つこと


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「なんとなく」とか「成り行きで」ではなく、


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「事情があるから」「仕方なく」でもなく、


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こういう生き方がしたいから、

こうやって生きています!

と言えること


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世間の多数派や、現在のトレンドと違っていてもなんの問題もないです。


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なんでもいいから、「自分はこれがいい!」と確信できる道を。


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自分の選択について、他者に評価してもらう必要はありません。そんなの超無意味。


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人生は選択の連続で、「何かを選ぶこと」は、「何かを選ばないこと」だから、


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自分が選ばなかったものをいつまでも振り返らず、


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選んだ生き方を楽しみましょう。


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大事なことは「自分がどう生きていきたいか」わかっていること。自分自身がその選択に自信をもっていること


というわけで私は今年もちんたらと・・・



そんじゃーね。

2012-01-01 謹賀新年

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そんじゃーねー!