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Chikirinの日記 RSSフィード

2013-02-08 仕事の超基本スキル その3  問題は解くモノです

仕事の超基本スキルとして、下記のふたつを挙げてきましたが、

その1)マルチタスク・マネジメント

その2)生産性の高い伝え方の修得

3つめは、「問題は解くモノだと理解すること」です。スキルというより態度というか、姿勢ですね。


仕事の中で、問題を「避けるものだ」とか、「あってはならないものだ」と思っている人がいます。

前者はひたすらリスクを取らず意思決定を先延ばしにするし、後者の人は問題を隠蔽したり、ごまかしたり、見えていないふりをします。時には部下をしかりつけ、「ばかやろう、問題をおこしやがって!」とか言います。


なんか間違えてますよ。


給料を貰って働く人にとっては、「問題を解決する」のが仕事です。そして当然、「問題は起こる」のが前提です。なんの問題もなかったら、会社はあなたを雇っておく必要さえありません。

なんの問題も起さない完璧な部下しかいないなら、管理職としてのあなたは不要です。問題があるから、会社は人を雇うのであり、あなたの給料は問題を解決するための対価です。新人が問題を起したら、あなたは「よしきた!」と思わなければならないんです。


仕事のことでアレコレ愚痴を言う人がいます。そういう人の周りには同じように愚痴ばかり言う人が集まっているので、みんな「世の中は全員が愚痴ってるに違いない」と思い込んでいます。

でもね、ちきりんの周りには愚痴を言う人はほとんどいません。そんな友達、一人もいない。

愚痴を言わない人は、目の前に問題が出て来たら「おっ、問題がある。じゃあ解決しないと」と考えるんです。そういう時に「うげー! 問題がある。なんだよこれ。勘弁してくれよ」とか言ってる人とは根本的に考え方が違います。


ゲームしてる時を考えてみて下さい。次々と障害が現われるでしょ。妙な生き物がでてきて、それを倒すと、ごにょっとした敵が出て来て、それを倒すと落とし穴に落ちて真っ暗になっちゃう。苦労してやっとこさ登ってきたら、巨大な化けモンが出てきてビームを浴びせられたりしますよね。

でもみんな愚痴ったりしないでしょ。目の前に敵が現われたら倒せばいいし、次のステージへの扉が開かないなど、問題があれば解決方法を探せばいいんです。そのゲームが嫌いなら、辞めて別のゲームで遊んでもいいです。

「なんでこんな次々と敵が現われるんだよ」とか言って、愚痴ってなにもしないとか。どーすか?


自分の給与が何に対して払われてるのか、間違えないほうがいいです。給料は「なんの問題も起こらない状況で、あなたが粛々と作業をすることの対価」として支払われているのではありません。

それは「問題を解決することへの対価」として払われているんです。


「課長と部長の指示が違う」とか愚痴ってる人がいますが、意味不明です。「課長と部長の意見が違いますよ」って言えばいいだけじゃん。

机のコップが倒れて床に落ちて割れたら、片付けるでしょ? 破片とジュースの飛び散った床を見ながら、「なんだよ、このコップ、面倒かけやがって」とか言って、何もせず愚痴ってたりしないでしょ?


月曜日に会社にいけば、ごっちゃり問題があなたを待っています。あなたの仕事は、その問題を解くことです。火曜日もまた問題が起こっています。だったら、それを解きましょう。水曜日も問題が・・・よかったですね。問題がある限り、あなたの仕事は存在しつづけます。

誰かが新システムを開発したり、それらの問題のモトを全部まとめて海外に持って行ってしまったりしたら、今起こっている問題はなくなります。そして、あなたの仕事もなくなるでしょう。

その後に新たに雇われるのは、新システムによって起こる問題を解決できる人であり、海外に移管された仕事の問題を解決できる人です。


有能で物わかりのよい上司が、すべての仕事の手順を揃えてあなたの机に置いてくれて、

物わかりも金払いもすこぶる良い顧客が、何も言わなくても完璧な注文書を定期的に送ってくれて

あなたの仕事を完璧に理解している他部署のスタッフが、周辺業務を完璧に支援してくれる。


そんな状況だったら、仕事がしやすいから愚痴も言わないって?


なんか勘違いしてますよ。だってそんな状況だったら、会社はあなたを雇っておく必要がありません。



そんじゃーね